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福医大ネットワーク設立へ 内部被ばく検査態勢強化

 福島医大は、内部被ばくを調べる検査機器「ホールボディーカウンター」を有する県内外の検査機関などによるネットワーク組織を3月までに発足させる。25、26の両日、福島市の同大で開かれたホールボディーカウンターに関する学術会議で出た要望を踏まえて決めた。

 会議では、機器の使用や数値の算出の方法が異なっているため、検査結果に誤差が生じたり、数値の解釈や被検査者への説明内容がまちまちだったりするなどの課題が報告された。機器を使用する研究者らの学会などの組織がないため、独自に組織をつくり、課題解決に取り組む。

 福島医大を中心に、検査機関や検査実施自治体、研究機関などで構成し、国際機関との連携も目指す。使い方や測定数値の算定・解釈、検査頻度、結果の説明内容などについて統一基準を策定する。検査態勢の強化に結び付ける。

 ネットワーク構想は、学術会議の主催者代表を務めた同大医学部の大津留晶放射線健康管理学講座教授が26日、会議終了後に明らかにした。大津留教授は「ネットワークを通じて検査の精度を高め、県内で測定したデータが世界でも、信頼性が認められるように努めたい」と話した。

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