東日本大震災

2012年2月アーカイブ

【「前線基地」の苦悩4】線量データ入らず 職員自ら車で測定

 停電、電話の不通...。大熊町にある県原子力センターの所長、板垣繁幸は昨年3月11日から「まさか、まさかの連続」に追い立てられた。  東京電力福島第一原発事故に対応する政府の現地対策本部・オフサイトセンターで、板垣は放射線班副責任者を務めていた。...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

今を生きる 野菜作りで高齢者元気に 鹿島の仮設住宅 畑やハウス提供

ビニールハウスを提供した大留会長(最前列)と利用する仮設住宅避難者
■原町 原発事故から命と環境を守る会  「仮設住宅の高齢者らが、暖かいビニールハウスで野菜を栽培して少しでも元気になってくれれば」。南相馬市原町区の原発事故から命と環境を守る会(大留隆雄会長)は28日、同市鹿島区小池字小草に仮設住宅避難者用の畑、ビニ...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

双葉郡町村会、国と協議継続

 双葉郡の8町村長会議は28日、郡山市内で開かれ、除染で出る汚染廃棄物の中間貯蔵施設建設問題など郡内の課題に対し、各町村が一致して国との協議を継続することで合意した。早急に国と日程調整する。  中間貯蔵施設建設問題などをめぐって郡内の首長と関係閣僚の...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

1300人集団申し立てへ 原町の2団体

市内の損害賠償手続きの状況を説明する小松会長
 東京電力福島第一原発事故の損害賠償請求で、原子力損害賠償紛争解決センターに和解仲介を求めて集団申し立ての手続きを進めている南相馬市民は少なくとも400世帯1300人に上る。同市原町区で独自の損害賠償手続きを支援するひばり地区復旧・復興対策協議会と太...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

双葉町弁護団29日申し立て 原子力損害賠償紛争解決センターに

 避難自治体で初めて、町民に代わって独自に東京電力に損害賠償請求する弁護団を結成した双葉町の弁護団は29日、東京都港区の原子力損害賠償紛争解決センターに同町として初の集団申し立てを行う。  同弁護団の小林玲子弁護士(埼玉)によると、初回の申し立ては約...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

県漁連3月も漁自粛継続 流通ルート確立せず不安

県などが示したモニタリングの結果を厳しい表情で見つめる漁協関係者
 県漁連は28日、いわき市の県水産会館で県漁協組合長会を開き、震災後続く漁自粛を3月も継続することを決めた。  自粛するのは県機船底曳網漁業協同組合連合会、いわき市漁協、相馬双葉漁協、小名浜機船底曳網漁協。野崎哲会長は「流通ルートが確立しないなど不安...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

小高工高野球部にボール 球磨工高が贈りエール

高橋小高工高野球部主将(左端)らにボールを贈る山田球磨工高校長(右端)
 熊本県人吉市の球磨工高野球部は26日、原発事故で警戒区域に指定され県内5つのサテライト校で学ぶ小高工高野球部にボールなどを贈った。  贈呈式は南相馬市原町区のドライブイン「花園」前駐車場で行われた。贈られたのは同校からの硬式ボール2ダース、バット1...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

白鳥省吾賞で優秀賞 浪江の詩人 根本さん

白鳥省吾賞一般の部で優秀賞に輝いた根本さん
 東京電力福島第一原発事故の影響で相馬市に避難している浪江町の詩人・作詞家根本昌幸さん(65)の詩「雨」が27日までに、第13回白鳥省吾賞一般の部優秀賞に輝いた。  宮城県栗原市が郷土の民衆派詩人・白鳥省吾(1890-1973年)を顕彰するため平成1...[記事全文

ドミニカから「元気になって」 福島の鳥川保育園に手紙250通

絵などで返事の手紙を書いた園児
 日本ユニセフ協会の職員らは28日、福島市の鳥川保育園を訪れ、園児にカリブ海にあるドミニカ共和国の子どもが書いた手紙をプレゼントした。  各国の子どものメッセージを被災地に届ける「Tegami Project」の一環。「元気になってください」「無事を...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

生活支援課、復興対策課 飯舘村長に新設答申

 飯舘村の行政機構改革審議会は28日、福島市の飯舘村飯野出張所で開かれ、東日本大震災や東京電力福島第一原発事故への対応強化を目的に産業振興課を廃止して「生活支援対策課」と「復興対策課」を新設し、教育課と生涯学習課を統合再編し「教育課」とするよう菅野典...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

太陽光発電モデル発信 新システム普及へ県、実証実験

 県は平成24年度、先進的な住宅用太陽光発電システム導入を進めるため、複数の住宅で新システムの実証実験を行う。効率の良いシステムを普及モデルとして全国に発信する。民間企業や有識者と委員会を設け、事業を進める。佐藤金正議員の質問に野崎洋一企画調整部長が...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

「小水力発電」を調査 農業用ダム7カ所

 県は平成24年度、農業用ダムによる小水力発電の可能性を調査する。円谷議員の質問に鈴木義仁農林水産部長が答えた。  対象は横川(南相馬市)、高の倉(同)、松ケ房(相馬市)、滝川(富岡町)、坂下(同)、山ノ入(二本松市)、岳(同)の7カ所。建設・管理費...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

ウルイ喜びの収穫 古殿、安全対策講じ2年ぶり

薄緑色のみずみずしいウルイの収穫に追われる鈴木さん=古殿町
 古殿町で特産の山菜ウルイの収穫が始まった。昨年は東京電力福島第一原発事故の影響で出荷停止になったが、苦難に負けず栽培農家それぞれが安全対策を講じて喜びの収穫を迎えた。  このうち同町山上字戸草の鈴木基仁さん(42)方のビニールハウスでは、鈴木さんら...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

問題ごとに協議の場設置を 復興相と会合の市町村長 

平野達男復興相と福島市で27日に会談した田村、川俣、飯舘、南相馬の首長ら四人は記者団の取材に応じ、国への要望内容を明らかにした。避難区域を抱える市町村には個別の課題が山積しており、それぞれの問題に対応した協議の場を設けるよう求める意見が目立った。  ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

県が12市町村と連絡協設置 ホールボディーカウンターの被ばく検査で 

ホールボディーカウンターを使った内部被ばく検査を効果的に進めるため、県は県内12市町村と「県ホールボディーカウンター検査連絡協議会」を27日までに設立した。検査結果を評価する方法の統一化などを進める。本田議員の質問に佐藤節夫保健福祉部長が答えた。  ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

福島で内部被ばく調査始まる 初日は大波小の全児童 

福島市が独自に購入した車載型ホールボディーカウンターを使った内部被ばく調査は27日、市内の大波小で始まり、全児童22人が検査を受けた。  衣類や体表面の放射線量を測定器で測った後、ホールボディーカウンターで内部被ばく量を調べた。結果は約1カ月後に通知...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

藤沼湖決壊で弔慰金1000万円

 東日本大震災で須賀川市の農業用ダム・藤沼湖が決壊した問題で、橋本克也市長は27日、ダムを管理する江花川沿岸土地改良区が主体となって死者・行方不明者に対し、1人当たり弔慰金1千万円を遺族・家族に支払うことを明らかにした。  全壊・大規模半壊家屋には築...[記事全文

励まし受け 理容店新生 心機一転笑顔の接客

苦難を乗り越え理容店を再開した新妻さん夫妻
■いわき泉で週末のみ営業 新妻 俊一さん52 みゆきさん52  「常連のお客さんの励ましがなければ諦めていました」-。新妻俊一さん(52)、みゆきさん(52)夫妻は、いわき市泉玉露にある富岡町民の仮設住宅前に理容店を構え、2月から週末のみの営業を再開...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

【原町の小中4校】自校復帰...負担続く 通学、除染に課題 「母校で卒業」実現へ

荷物を手に元の学校に登校する石神一小の児童
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴い仮設校舎などで授業をしていた南相馬市原町区の旧緊急時避難準備区域の小中学校4校は27日、自校での授業を再開し、児童や生徒に笑顔が広がった。これで警戒区域と津波で被災した鹿島区の1校以外の市内全ての学校が元...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【「全線基地」の苦悩3】電話不通 情報足りず 衛星回線にも不安

オフサイトセンターで行われた活動訓練。国や各自治体への電話連絡方法も確認した=平成22年10月
 政府の原子力災害現地対策本部長、池田元久は、東京にいる経済産業大臣の海江田万里と連絡を取ろうとした。だが、電話はなかなかつながらない。  池田は昨年3月12日午前零時前、政府の現地対策本部が置かれた大熊町のオフサイトセンターに到着した。震災発生から...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

今を生きる 奥会津の魅力発信

猪瀬都副知事(前列左から3人目)を訪問した武田会長(同4人目)ら奥会津なでしこの会一行
■「なでしこの会」会長 武田美恵子さん(柳津)  女性の視点とパワーで、奥会津の魅力を発信したい-。柳津町の河畔の宿月見亭おかみ、武田美恵子さん(62)は、はつらつとした笑顔で意気込む。会長を務める「奥会津なでしこの会」の会員と共に23、24の両日、...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【「前線基地」の苦悩2】電源復旧大幅遅れ 暗闇で手探りの作業

オフサイトセンター1階にある非常用発電機室。手探りでの復旧が続いた(県のパンフレットより)
 昨年3月11日。原子力安全・保安院の職員、横田一磨は大熊町の東京電力福島第一原発の研修棟にいた。福島第一原子力保安検査官事務所長として、四半期に1度開かれる保安検査会議に出席していた。会議の合間に休憩を取っていた時、震度6強の激しい揺れに襲われた。...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

政府と県への提言集約 伊達でICRP集会

集会で意見を述べる仁志田伊達市長(左)
 東京電力福島第一原発事故の影響を受けた国際放射線防護委員会(ICRP)の対話集会「ダイアログセミナー」の最終日は26日、伊達市保原町のスカイパレスで開かれ、政府と県への提言をまとめた。地域で行った放射能対策の内容や成果を情報発信し、住民との対話を継...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

双葉町長反発し中止 双葉郡町村長と国の意見交換会

双葉地方町村会長の井戸川双葉町長らの欠席で中止となった細野、平野両氏と双葉郡8町村長の意見交換会会場
 東京電力福島第一原発事故による中間貯蔵施設の設置などを協議する国と双葉郡内8町村長との意見交換会が26日、中止となった。双葉地方町村会長の井戸川克隆双葉町長が「政府との信頼関係に問題が生じた」と反発し、欠席したため。一方、出席した5町村長と国による...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

また一緒に暮らそう 西郷に「仮設」整備 月末完成 以前と近い間取りに

間もなく完成する施設の前に立つ(右から)高阪さん、福尾さん、久間木さん
■震災で分散避難した救護施設 浪江ひまわり荘  東日本大震災による地震と津波で浪江町にあった施設が被害を受け、西郷村の総合社会福祉施設太陽の国に避難している救護施設「浪江ひまわり荘」の仮設施設が今月末に完成する。3月1日に引っ越しを行い、太陽の国内に...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

【花粉の放射性セシウム】「健康影響 心配なし」 国、吸引微量と分析 専門家 実態調査安心材料に

花粉対策コーナーでマスクを手に取る客=25日、福島市・ハシドラッグ西店
 東京電力福島第一原発事故で汚染されたスギの花粉に微量の放射性セシウムが含まれている問題で、花粉症シーズンを控え、県民の一部から不安の声が上がっている。警戒区域などのスギの雄花を調査した林野庁は「健康に影響はないレベル」と分析しており、県は今月、ホー...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【「前線基地」の苦悩1】現地到着 手間取る 混乱の中 初動対応

航空自衛隊大滝根山分屯基地に到着した池田氏(中央)=平成23年3月11日午後10時すぎ
 阿武隈山系の静けさに回転翼の音がとどろく。大型輸送ヘリコプター「CH-47」が漆黒の夜空から着陸体勢に入った。  川内村と田村市にまたがる航空自衛隊大滝根山分屯基地。頂の標高は1、192メートル。周囲は雪に覆われ、ヘリコプターから降りた数人を凍える...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

放射線 放射性物質 Q&A 原発事故以前の食品 放射性物質で影響は

 食品に含まれる放射性物質の新基準値が決められるそうです。食品には東京電力福島第一原発事故の発生前から、ある程度の放射性物質が含まれていたと聞きました。どのような物質がどのくらいあるのでしょうか。 【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー・長崎大...[記事全文

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

コメ作付け 安全対策前提 4月に森林除染の指針

 かの・みちひこ 昭和17年、山形市生まれ。学習院大卒。51年、衆院選に旧山形県1区から自民党公認で立候補し初当選。平成元年に農林水産相として初入閣。自民党副幹事長、総務庁長官などを歴任し、平成6年に自民党を離党。「新党みらい」代表、「国民の声」代表、民政党幹事長などを経て10年の民主党結党時に副代表に就く。22年9月から農水相を務める。当選11回。70歳。
■農林水産相 鹿野道彦氏  鹿野道彦農林水産相は福島民報社のインタビューに答えた。一キロ当たり100ベクレル超500ベクレル以下の放射性物質が検出された地域で平成24年産米の作付けを進めるとする県の方針を重く受け止めるとした上で、県などが安全確保対策...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

バリケードで封鎖 「帰還困難区域」への公道 政府方針

 政府は東京電力福島第一原発事故の避難区域見直しに合わせ、放射線量の極めて高い「帰還困難区域」に通じる公道をバリケードで封鎖する方針を24日までに固めた。4月の区域設定に合わせ、数千カ所で実施する予定だ。  高線量地域に人を近づけない目的のほか、帰還...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

5月の汚泥ダスト247万ベクレル 県中浄化センター、12月は4万ベクレル

 郡山市の県県中浄化センターに保管されている汚泥の溶融ダストから1キロ当たり247万ベクレルの高濃度放射性セシウムが検出されていたことが24日、分かった。  県県中浄化センターによると、県原子力センターが昨年5月に回収した溶融ダストから検出された。 ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

若者集い、福島考えよう 来月10、11日に復興イベント

復興イベントの概要が示された事業説明会
 福島大の学生を中心とする学生団体「JASP」は3月10、11の両日、福島市のまちなか広場で復興イベント「JASP in FUKUSHIMA」を開く。同団体は各都道府県でリレーし本県への応援メッセージを集めている。11日のリレーのゴールに合わせ、全国...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

今を生きる 作品は夢中の証し 二本松で展示

安達高美術部員と一緒に作品展を開いた浪江高美術部の(左から)金田さん、蕪木さん、清水さん
■浪江高美術部 清水夏美さん、金田美優姫さん、蕪木瑞希さん  「サテライト校では何もできないと思っていたのに充実した部活動ができた」-。東京電力福島第一原発の事故のため二本松市の安達高にサテライト校を置く浪江高の美術部員3人は顔を見合わせ、うなずいた...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【今シーズンの県内】スキー場入り込み明暗 中通り 風評被害6割減も 南会津 低線量理解広がる

入り込みの明暗が分かれている県内のスキー場。落ち込みが激しい地域では宿泊施設などへの影響が広がっている=磐梯町のアルツ磐梯スキー場、昨年12月
 県内スキー場の今季の入り込みは地域などで明暗が分かれている。東京電力福島第一原発事故に伴う風評被害で昨季に比べ4~6割も激減しているスキー場がある一方、昨季並みを維持する所も。落ち込みが激しい地域では宿泊施設や飲食店、土産店の売り上げにも影響が広が...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

中間貯蔵施設、分散案が浮上

 東京電力福島第一原発事故による汚染廃棄物を受け入れる中間貯蔵施設の設置に関して、施設を同原発と福島第二原発周辺の大熊、双葉、富岡、楢葉の4町に分散して設置する案が浮上していることが23日、関係者の話で分かった。  政府は昨年12月、双葉郡内の高線量...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

県、新たに特区申請を検討 医療・福祉と再生エネの2分野

 税制の優遇措置や規制緩和で被災地を支援する復興特区で、県は新たに医療・福祉分野と、再生可能エネルギー分野をテーマにした特区について、それぞれ国に対する申請の検討に入る。  医療・福祉分野の特区では被災地の早急な医療・介護の復旧に向け、施設への医療従...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

3591人が1ミリシーベルト未満 県の1月分内部被ばく調査

 県は23日、ホールボディーカウンターによる内部被ばく検査の1月分の結果を発表した。3592人を調べ、今後50年間(子どもは70歳まで)の内部被ばく量を表す預託実効線量は1人が1ミリシーベルトで、3591人は1ミリシーベルト未満だった。県は「全員が健...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【24年産米 作付け】農家の協力不可欠 検査 実現性が鍵

 平成23年産米で放射性セシウムが1キロ当たり100ベクレル超500ベクレル以下の地域について、県は24年産米の作付けを進める考えを農林水産省に伝え、市町村と足並みをそろえる姿勢を示した。一方で、作付けの前提条件としたセシウム除去や全袋検査の徹底には...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 子どもの生き抜く力育む 県外林間学校に700人

都市交流セミナーをPRする進士さん(右)
■自然体験学校を運営 進士徹さん 避難先から鮫川村戻る  鮫川村で自然体験学校を運営するNPO法人あぶくまエヌエスネット理事長の進士徹さん(55)は東京電力福島第一原発事故直後の昨年3月19日、「放射能の不安にさらされている子どもたちを守らなければ」...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

福島・渡利で住宅除染開始 密集地で県内初

民家の屋根の除染に当たる作業員=福島市渡利地区
 福島市は22日、最重点除染地域に設定している渡利地区で本格的な住宅除染を始めた。市によると、住宅密集地での面的な除染は県内で初めてという。  全民家約6700戸を含む全域を12月末までに除染する。このうち放射線量が比較的高かったり、子どもがいたりす...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【「福島方式」渡利地区除染】住宅密集 試行錯誤 隣家に飛散「だめ」 仮置き場決まらぬまま

住宅除染で庭の表土を除去して容器に入れる作業員=22日、福島市渡利地区
 福島市渡利地区で22日に始まった住宅除染は、初めて住宅密集地で面的に行う作業となり、隣家に放射性物質を飛散させないなど試行錯誤の対応が続く。仮置き場は依然、確保できず、削った表土は住宅敷地内に保管してもらう「福島方式」で進めるが、道路や側溝の除染は...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

二本松など58億4000万円損失 コメ作付け100ベクレル制限

 4月から適用される一般食品の放射性物質の新基準値(1キロ当たり100ベクレル)に基づき平成24年産米の作付けが制限された場合、二本松、本宮、大玉の2市1村で計約58億4000万円の経済損失が発生するとの試算をJAみちのく安達が22日までにまとめた。...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

東電に4000万円請求 伊達市の指定管理3施設損害

 伊達市は、霊山こどもの村など市内3カ所の指定管理施設が東京電力福島第一原発事故の影響で風評被害による営業損害を受けたとして、22日までに約4000万円の損害賠償を東電に請求した。このうち同日までに約3000万円分が合意に達した。  請求したのは市内...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

賠償請求10次42億500万円 東電へJA協議会決定

 JA福島五連と農畜産業関係団体などで構成する「JAグループ東京電力原発事故農畜産物損害賠償対策県協議会」は22日、福島市のJA福島ビルで総会を開き、東電福島第一原発事故に伴う東電への農畜産物損害賠償第10次請求額を42億500万円、避難区域設定によ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

職員受け入れ300人に倍増 県、他の都道府県から24年度 

 県は、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復旧・復興で増大する業務量に対応するため、平成24年度に他の都道府県から受け入れる派遣職員を増やす。22日の2月定例県議会代表質問で自民党の太田光秋議員(南相馬市・相馬郡飯舘村)の質問に村田文雄総務...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

間伐で森林除染 復興建築資材に活用

 県は平成24年度から、間伐など森林生産活動を通じた森林除染に着手する。国の除染ガイドラインにも盛り込むよう強く働き掛ける。太田議員の質問に鈴木義仁農林水産部長が答えた。  県の計画では、伐採した木を復興建築資材に回し、残材を木質バイオマス燃料に活用...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

雪上運動会、元気いっぱい 北塩原で郡山の小原田幼稚園

そりリレーを楽しむ園児
 郡山市の小原田幼稚園児は22日、北塩原村のグランデコスノーリゾートで雪上運動会を開き、久しぶりの屋外活動を満喫した。  東京電力福島第一原発事故の影響で、屋外活動を制限されている子どもたちを支援する同市の日大工学部陸上競技部の活動の一環。園児約10...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

「豆っこ汁」振る舞う 保原町商工会女性部、飯舘の避難者に

交流を深めた飯舘村民と商工会女性部員
 伊達市の保原町商工会女性部は22日、飯舘村民が避難している市内の伊達東仮設住宅を訪れ、保原町名物の「豆っこ汁」を振る舞った。  仮設住宅に隣接する伊達東公民館を会場に女性部の15人と、飯舘村民ら約50人が参加した。大橋佐紀子部長が「何かできないかと...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

今を生きる 原発事故調査しエッセー「必ず農家になる」 JICAコンテスト 本県最高の審査員特別賞

水谷所長から賞状を受ける中山さん(右)
■あさか開成高2年 中山未来さん  郡山市のあさか開成高2年の中山未来さん(17)は国際協力機構(JICA)のエッセーコンテストで、本県出品で最高の審査員特別賞を受けた。エッセーのテーマは「放射能と農業」。東京電力福島第一原発事故で本県の農業は苦境に...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

来月支払い着手 東電、23市町村の県民賠償

 文部科学省の原子力損害賠償紛争審査会が中間指針で示した県内23市町村を対象とする自主避難者を含む県民の賠償について、東京電力は3月中に賠償金の振り込みに着手する意向を示した。21日、東京・内幸町の東電本店で広瀬直己常務が、報道陣の質問に答えた。今月...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

県内4%、3県で最低 沿岸部の震災がれき処理 原発事故響き難航

 環境省は21日、東日本大震災で本県、岩手、宮城両県の沿岸市町村で発生した災害がれきの処理状況を初めて発表した。警戒区域を含む県内沿岸10市町の推計量208万トンのうち、焼却や再利用などによる処理が済んだ量は9万トンで、割合は4%にとどまり、3県で最...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【県内避難者】「紹介物件ない」 中通りの仮設は空き ミスマッチ課題

■賃貸も満杯  いわき市内では、仮設住宅に入れない住民の受け入れ先になるはずのアパートやマンションもほとんど空きがない。「今の住民が引っ越さない限り物件は紹介できない」。県宅地建物取引業協会の作山勝広いわき支部長は表情を曇らせる。  震災直後の昨年4...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【県内避難者】いわきへ転居 殺到 仮設500世帯順番待ち 県の用地確保が難航

県立いわき公園内の広場いっぱいに建設された仮設住宅。建設用地が不足し、新たな住宅建設が難しくなっている=18日、いわき市・高久第8仮設住宅
 厳しい寒さが続く中、会津や中通りなど現在の避難先から温暖ないわき市に転居を希望する避難者が相次いでいる。市内の仮設住宅は約500世帯が入居待ちの状態だ。県は仮設住宅の着工を急いでいるが、用地確保がままならず、半数以上の入居が4月以降にずれ込む見通し...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 東北小学インドアソフトテニス ハンディ乗り越え優勝

避難生活を乗り越え優勝カップを手にした林君(左)と根本君
■富岡の小学6年 林民生君 根本大地君 避難先別れ練習不足... 声援、2人後押し  第9回東北小学生インドアソフトテニス大会で富岡町の小学6年生、林民生君・根本大地君ペアが優勝した。東京電力福島第一原発事故による避難生活で、思うように一緒に練習がで...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【福島第一原発ルポ】高線量が作業妨害 低濃度汚染水漏れ、2号機温度計故障 問題続出に焦り

水素爆発から間もなく1年が経過する原子炉建屋(右から)4号機、3号機、2号機、1号機。4号機では損傷した外壁が取り除かれ、がれきの撤去作業が進む。一方、3号機では高い線量が作業を阻む=20日午後、東京電力福島第一原発(代表撮影)
 20日に公開された東京電力福島第一原発。4号機で燃料プールから燃料を取り出すためのがれき撤去が進む一方、3号機では高い放射線量が作業の進行を妨げている。原発事故から間もなく1年が経過するが、汚染水の配管からの水漏れ、2号機の温度計故障など新たな問題...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 電気と 元気と 勇気を 喜多方で復活ステージ力強く

勇ましい演奏を披露する「鼓響会」
■東北電力太鼓部「鼓響会」座長・小形清和さん  高まる鼓動がばちを伝い、勇壮なリズムを刻んだ。19日に喜多方市で開かれた郷土芸能フェスティバル「喜多方の四季祭」。ゲスト出演した東北電力太鼓部「鼓響会」の座長小形清和さん(47)は「気合が入ったステージ...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

住民58%が1ミリシーベルト下回る 浪江、飯舘、川俣・山木屋の外部被ばく

 東京電力福島第一原発事故を受けた県民健康管理調査で、県は20日、先行調査している浪江、飯舘両町村と川俣町山木屋地区の住民合わせて1万468人が事故後4カ月間に受けた外部被ばく線量の推計値を発表した。原発関係など放射線業務従事経験者を除く9747人の...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

第一原発「程遠い収束」 炉内把握は不完全が続く

 東京電力は20日、水素爆発を起こした福島第一原発構内を報道陣に公開した。高橋毅所長が記者団の取材に応じ、圧力容器底部に設置された温度計の一つが故障した2号機について「今後、残りの温度計が壊れないとは言い切れない。燃料の状態もよく分からない」と述べ、...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

県外避難6万2610人

 自主避難を含めた県外への避難者の総数は9日現在、6万2610人となり、前回調査の1月26日現在に比べて198人減った。県外避難者総数が減少に転じたのは昨年6月に調査を開始して以来、初めて。  減少の要因として県は、千葉県に避難していた福祉施設の入所...[記事全文

「汚染水の流出防止が最重要課題」 東電福島第一原発所長

2号機の温度計故障問題などへの見解を語る高橋所長=20日午前(代表撮影)
 福島第一原発の高橋毅所長は20日、原発の公開に合わせて記者団のインタビューに応じた。放射性物質で汚染された水の流出防止を最重要課題とし、対策に取り組む考えを強調した。  -原子炉の現状は。  「安定していると思っている。冷却を続け、原子炉から出る熱...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【復興交付金】申請準備 足止め 避難区域方針見えず 福島特措法 財政措置は不透明

 東京電力福島第一原発事故の避難区域となった双葉郡内の8町村は、集団移転や公共施設の復旧事業などへの復興交付金の活用を検討している。しかし、政府から避難区域見直しの具体的な方針が示されていないため、申請準備が手付かずの自治体もある。市町村は、復興交付...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【国の復興交付金】対象限定 申請滞る 1次18市町村のみ 解釈に開き 改善求める

 東日本大震災の被災地復興を支援する政府の復興交付金に対し、市町村から、対象事業を広げ、使い勝手の良い制度に改善を求める声が上がっている。先月末締め切りの1次募集で、事業計画を提出したのは県と18市町村にとどまった。交付対象を、震災と東京電力福島第一...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

父の遺志継ぎ祈願祭 浪江・苕野神社「安波祭」の日 「心の支え」守る

仮社殿の前で行われた復興祈願祭。父の遺志を継いだ倉坪さん(左端)が神事に臨んだ
■新宮司 三女の倉坪郁美さん  大津波で全てを流され、原発事故で警戒区域となっている浪江町の請戸地区にある苕野(くさの)神社。19日、特別に町の許可を得て、亡き父親の後を継ぎ新宮司となった倉坪郁美さん(40)=横浜市=ら神社関係者約50人が神社の跡地...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

今を生きる エステ おしゃれ後押し 桑折の仮設住宅で奉仕 体と心癒やす

避難する人たちの体と心を癒す尾形さん
■保原 尾形貴子さん  「凝っているところはありませんか」「夜は眠れていますか」  アロマオイルの香りが立ち込める室内で尾形貴子さん(伊達市保原町)は、訪れた人の肩や足、顔などをもみほぐす。1月下旬から毎週1回、桑折町の桑折駅前仮設住宅でエステボラン...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

帰還後の賠償継続示唆 川内訪問の細野原発相

村民の質問に答える細野氏
 細野豪志環境相兼原発事故担当相は18日、1月末に帰村宣言した川内村を初めて訪れ、村民と懇談した。東京電力福島第一原発事故に伴う精神的な賠償について「帰ったとしても元の生活が取り戻せているわけではない。(帰還によって)大きな差が出てはならないと政府内...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

南相馬の130人申し立て 紛争解決センターに集団で

集団申し立ての手続きを説明する弁護団
 東京電力福島第一原発事故の損害賠償請求で、南相馬市の旧緊急時避難準備区域の住民34世帯130人は18日までに、東京都の弁護士でつくる原発被災者を支援する弁護団を通じて、原子力損害賠償紛争解決センターに集団申し立てを行った。  弁護団は同日、市内で和...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

今を生きる 大熊の居酒屋、震災で閉店 夫婦の店 もう一度 お客と再会願う

来場者にお礼を言いながらラーメンの器を片付ける美和さん(右)
■喜多方のラーメンフェスタ手伝う 川上美和さん  「ありがとうございます!」。19日まで喜多方市で開かれている「全国ラーメンフェスタ」会場に、ひときわ元気な声が響く。食器返却係を仕切るのは、大熊町から会津若松市に避難する川上美和さん(35)だ。食事を...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

放射線 放射性物質 Q&A ホールボディーカウンターの仕組みは 体内の物質濃度を測定数値基

【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー・長崎大大学院教授(放射線医療科学専攻)高村昇さん  県がホールボディーカウンターで内部被ばくの測定を進めていますが、独自に導入して住民の測定をする市町村も増えています。線量計などと、どのような違いがある...[記事全文

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

飼料の放射性物質 再調査 対象作物、地域決まる

 牛用飼料の放射性セシウムの暫定許容値が1キロ当たり100ベクレル以下に厳格化されるのに伴い実施する再調査について福島県は17日、対象の作物、地域を発表した。作物は平成23年産の牧草、飼料用トウモロコシ、稲ワラ・稲発酵粗飼料。100ベクレルを超えた地...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

請戸川室原橋周辺底部土壌 セシウム8万7000ベクレル検出 河川など調査 公共用水域の放射性物質の検査結果

 政府の原子力災害現地対策本部と福島県災害対策本部は17日、県内の河川113地点と湖沼・ダム貯水池32地点(底質は31地点)、農業用ため池14地点について水質と底部土壌のモニタリング検査の結果を公表した。  底部土壌の検査結果は下記の通り。相双地区の...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

大柿ダム周辺セシウム34万ベクレル 浪江

 環境省は17日、岩手、福島両県の河川や湖など計214地点で測定した土壌などに含まれる放射性物質の濃度を公表。東京電力福島第一原発事故の警戒区域にある浪江町の大柿ダム周辺の土壌で、最大一キロ当たり34万ベクレルの放射性セシウムを検出した。  環境省が...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

避難者支援、観光重点に 過疎・中山間地域連携事業

 県は7つの地方振興局ごとに取り組む平成24年度の過疎・中山間地域連携事業で、避難者の支援、観光誘客などを重点的に行う。「地域力の育成」「働く場と収入の確保」「生活基盤づくり」を柱に、震災被害からの中山間地復興を目指す。17日、福島市の県自治会館で開...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

県、受け付けを開始 住宅二重ローン利子補給

 県は17日、東日本大震災の影響で住宅の二重ローンを抱える被災者を対象とした県住宅復興資金利子補給事業の受け付けを開始したと発表した。  利子補給事業は、被災者が新たな住宅ローンを借り入れる金融機関を通じて申し込む。申請手続きは被災者の負担軽減のため...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

浪江の生活支援拠点開所 福島、仮設の高齢者ら対象

福島市に開所した浪江町サポートセンターふくしま
 東京電力福島第一原発事故で福島市の仮設住宅に避難する浪江町の高齢者や子ども、体の不自由な人の日常生活を支える拠点施設「浪江町サポートセンターふくしま」が17日、同市笹谷に開所した。  施設の延べ床面積は約300平方メートルで、屋内には筋力トレーニン...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【サテライト校出願 大幅定員割れ】学校生活成り立つのか 部活など不安 少人数指導に望み

浪江高仮設校舎の建設現場=17日、本宮市の本宮高
 県立高入試の2期選抜(学力検査)の一次出願が締め切られた17日、サテライト校設置を継続する相双地区の各校は大幅な定員割れが相次ぎ、在校生らから「学校生活が成り立つのか」と不安の声が上がった。学校側や県教委は少ない生徒数でも学習や学校活動に支障が出な...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 本県の元気届け世界一 ハワイの国際大会オリジナル曲披露

世界一を勝ち取ったカウア・ニシマキさん
■石川在住ウクレレ奏者 カウア・ニシマキさん(37)  石川町在住のウクレレ奏者カウア・ニシマキさん(37)=本名・西牧洋一さん=は11日、米ホノルルで開かれた第2回インターナショナル・ウクレレ・コンテスト14歳以上の部で優勝した。「福島にも元気な人...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

避難する浪江町民と一緒に... 桑折から元気発信 来月4日 復興大市 B級グルメ 全国から招く

復興大市の成功を目指す板垣委員長(中央)と和泉(右)藤倉両副委員長
 ■イベント成功に向け奔走する 板垣 泰一さん(50) 和泉 守昭さん(50) 藤倉 実さん(61)  「再起のターニングポイントになってくれれば」-。地元商業を活性化しようと桑折町商工会の実行委員会は3月4日、町内の旧福島蚕糸跡地で「"桑折宿"復興...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

【食品新基準案了承】「農家つぶす気か」 生産者 落胆 緩和の願いかなわず

多くの農産物が並ぶスーパー。新たな基準値による本県産の生鮮食品への影響が懸念される=16日、福島市
 「いきなり100ベクレルにするのは厳しすぎる」-。文部科学省の放射線審議会が食品の新基準値案を了承した16日、基準の緩和を求めていた県内の生産者らに落胆が広がった。本県産の農産物の流通への影響を懸念し、柔軟な運用を求める意見が付されたが、「生産者の...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【24年産米 作付け】迫る期限 調整難航 国「制限し信頼回復」 市町村「全域、農家のため」

 平成24年産米の作付けをめぐる国と県内市町村の意見が対立し、調整が難航している。農林水産省は「県産米の信頼回復のため」とし、放射性セシウムが一定の値を超えた地域で作付けを制限したい考えだ。一方、市町村側は「生産意欲を維持する必要がある」として、全域...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

仲間集結店 あす再開 津波 避難生活乗り越え... 川俣で仮設営業 前店舗は警戒区域 古里・小高離れ

仮設店舗オープンに向けて意気込む佐藤さん(前列中央)と妻カヨ子さん(後列右)、浜通りから避難しているスタッフら
■セブンーイレブン経営 佐藤孝一さん(51) カヨ子さん(48)  川俣町鶴沢の114号国道沿いに、セブン-イレブン「川俣町仮設店舗店」が17日、オープンする。警戒区域の南相馬市小高区と浪江町権現堂でセブン-イレブンを経営していた佐藤孝一さん(51)...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

富岡町が通信パソコン住民に 双方向で絆強く

 富岡町は平成24年度に、双方向通信機能を持つタッチパネル式パソコン7200台を導入し、県内外に避難している町民に希望に応じて世帯ごとに貸し出す。町の行政情報を提供しながら町民の生の声を聴き町政に反映する。東京電力福島第一原発事故により県内外に避難し...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

汚染砕石27カ所高線量 県が150カ所調査

 放射性物質に汚染された疑いのある砕石の出荷問題で、国と県は15日、砕石の流通状況調査の中間結果を公表した。県内の5市町27カ所で周辺より高い放射線量が測定されたことが明らかになった。3月末までに調査を終える方針。  国と県による調査・測定の進捗(し...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

相双の土地改良区が賠償実施要請 8団体、東電に

 相双地域の土地改良区8団体は15日、東京電力に対し、迅速な賠償を求めた。  渡辺一成南相馬土地改良区理事長らが東京・内幸町の東電本店を訪れた。農家からの賦課金収入がない中で、職員の人件費などが賄えない現状を訴え、団体経営に必要な経費を優先して支払う...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

避難区域住民に線量計 県補正予算案 帰還見据え15億円計上

 県は避難区域などの12市町村の住民の帰還を見据え、約5万世帯に個人線量計などを配布する。市町村に購入経費を交付するため、15日開会の2月定例県議会に追加提出する2月補正予算案に約15億円を計上した。佐藤雄平知事が14日発表した。  対象は双葉郡8町...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

「3・11復興の誓い」概要固まる 追悼式、シンポ、キャンドルナイト

 県が東日本大震災発生から1年目の3月11日に福島市のこむこむなどで開催する「3・11 ふくしま復興の誓い2012」の概要が14日、決まった。追悼式、シンポジウム、キャンドルナイトの3部構成で、県民が一丸となって復興に取り組むことを誓う。  第1部の...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【避難区域見直し・総合支援策】国「青写真」描けず 県復興計画停滞の恐れ 医療、除染...課題山積み

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの被災地再生の司令塔となる復興庁が発足し、業務を開始した。平野達男復興相は4月の避難区域再編に合わせ、住民帰還に向けた総合的な支援策を打ち出す方針を示しているが、作業は滞っている。医療、教育機関の機能回復、...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【避難区域見直し・総合支援策】市町村帰還に支障 防犯面で危機感

 東京電力福島第一原発事故後に「警戒」「計画的避難」両区域に指定された市町村は、避難区域の見直しに合わせて住民帰還のロードマップづくりを進めている。しかし、政府から総合支援策や区域再編についての情報がなく、作業に支障が出始めている。県警は区域見直し後...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 命の輝き「母と子」描く 本当に大切なものとは 「里山がっこう」で作品展示

「母と子」シリーズを手にする渡辺さん
■霊山の画家 渡辺智教さん  伊達市霊山町の画家渡辺智教さん(37)は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の後、「母と子」をテーマにした絵画の制作を始めた。愛くるしい子どもを抱く母親の安らかな表情...。「震災で生活が一変したが、本当に大切なものは...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

平野復興相、いわき支所視察

【写真】平野復興相に要望書を渡す草野町長(左)
平野達男復興相は12日、復興相就任後に初めて来県し、いわき市の福島復興局いわき支所を視察したほか、楢葉町いわき出張所で草野孝町長と意見交換した。  草野町長と面会した平野氏は「1日も早く帰還に向けた環境づくりをしなければならない」と述べた。草野町長は...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

広野町、米作付け自粛要請

広野町は13日、平成24年産米の作付けについて生産者に自粛を要請する、と発表した。農業関係者、町農業委員会、町議会特別委員会などと協議して決定した。町は農地の除染などに取り組み、25年産米の作付け実施を目指す。  23年に町の試験ほ場で収穫した玄米か...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

福大と放医研が協定締結

福島大と放射線医学総合研究所(放医研)の連携協力協定の締結式は13日、福島大で行われた。県民の健康を守り、安心、安全に生活できる環境の復元に向けた共同研究などを進める。  共同研究では放射性物質の計測・観測方法の開発や農耕地から作物への移行をテーマに...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

切り干しダイコンで基準値超え 健康には影響なし

県は12日、JA新ふくしまが販売した千切りの干しダイコンから食品衛生法の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える3000ベクレルの放射性セシウムが検出されたとして、自主回収と出荷自粛を要請した。同JAは自主回収を始めた。  自主回収の対象とし...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【本県加工食品の輸出】販路拡大に風評の壁 アジア出荷激減 国や県懸命に安全アピール

出荷予定だった商品のパッケージを手にする五十嵐製麺の五十嵐社長
 東京電力福島第一原発事故による風評被害は、本県が販路拡大を図っていた加工食品の海外輸出に大きな打撃を与えている。有力な輸出先である中国などアジア諸国は輸入停止措置を取ったり、検査証明書を求めたりするなど、発生から1年近くになる現在も"警戒態勢"を解...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 「学校給食」心つなぐ 笑顔で食事の写真きっかけ 約束果たし初対面

鈴木君と出会い笑顔を見せる森園さん(右)
■小高小4年 鈴木歩夢君 鹿児島聾学校栄養教諭 森園玲奈さん  鹿児島県立鹿児島聾(ろう)学校の栄養教諭森園玲奈さん(30)は10日、南相馬市鹿島区の鹿島小で授業を行う小高小を訪れ、給食の様子を紹介した写真を通じて知り合った4年生、鈴木歩夢君(10...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

第二の古里で農業を 福島の工場に就職 再開へ道模索

佐藤さん(左)の食品加工場で働く三浦さん(右)と高橋さん(中央)
■浪江から二本松に避難 三浦功二さん(63) 高橋敏正さん(63)  東京電力福島第一原発事故によって計画的避難区域となった浪江町津島地区から避難し、二本松市の仮設住宅で生活する林業三浦功二さん(63)と畜産業高橋敏正さん(63)は現在、福島市松川町...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

放射線 放射性物質 Q&A 半減期とは何か

 放射線の問題で、よく「半減期」という言葉を聞きますが、具体的には、どんな放射性物質がどのような状態になることを指すのでしょうか。そもそも、なぜ放射性物質は放射線を出すのかも教えてください。 【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー・長崎大大学院...[記事全文

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

【自治体賠償手続き】請求進まず財政危機 基準なく算定難航 放射線や風評対策 支出かさみ 税収は減

 東京電力福島第一原発事故により放射性物質検査、風評被害対策などの支出を強いられている県、市町村の東電への賠償請求が進まず、財政運営は危機に陥っている。東日本大震災、原発事故から11カ月が過ぎた11日現在、請求に踏み切ったのは川俣町のみだ。賠償を受け...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

相馬野馬追、今年は例年規模 メーン会場は雲雀ケ原

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故のため昨年、縮小開催を余儀なくされた国指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追」は7月28、29、30日の3日間、従来の規模に戻し開催されることになった。11日、南相馬市鹿島区の万葉ふれあいセンターで執行委員会を開き...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

「再臨界防止」が急務 ウクライナの団体が郡山で講演会

来場者の質問に答える専門家
 ウクライナの原子力学会長・国立科学アカデミー原子力発電所安全問題研究所長のアレクサンダー・クリュチニコフ氏は11日、郡山市のホテルハマツで開かれた講演会で、東京電力福島第一原発事故に関し、燃料の核分裂の連鎖反応が再び起きる可能性を指摘し、「再臨界」...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

15万人、福求める 白河だるま市、昨年上回る人出

15万人もの人出があり、来場減の心配を吹き飛ばした白河だるま市
 白河地方に春を告げる白河だるま市が11日、白河市の中心市街地で繰り広げられた。大震災後初の開催で人出が心配されたが、昨年の13万人を大きく上回る15万人(白河まつり振興会調べ)が足を運んだ。  会場となった294号国道の1・5キロにはだるまや食べ物...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故