東日本大震災

2012年2月アーカイブ

美里で「ならは雪まつり」 震災から11カ月

かまくらに飾ったキャンドルに火をともす子どもたち=会津美里町
 東日本大震災後の発生から11カ月を迎えた11日、楢葉町民が避難生活を送る会津美里町宮里の仮設住宅敷地内で、かまくらやそり滑りを楽しむ「ならは雪まつり」が開かれた。夜には約1万個のキャンドルに点火し、「希望の光」をともした。  慣れない土地での避難生...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

高性能洗浄装置実証試験を公開 白河 

 日本原子力研究開発機構福島技術本部は10日、白河市大信第二運動公園で高性能洗浄装置を使った汚染土壌除染技術の実証試験を公開した。  除染技術は放射性セシウムが粘土に吸着しやすい性質を利用した。汚染土壌を洗浄装置に通し、比較的粒の大きな砂を除去したも...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【双葉町の双葉厚生病院】ヘリ搬送全員無事 先発の車両「迷走」

双葉高グラウンドで繰り広げられた自衛隊ヘリによる患者の搬送作業=3月12日午後5時50分ごろ(双葉厚生病院提供)
■3月13日 【午前8時すぎ、自衛隊ヘリによる避難再開】  一夜明けた午前6時ごろ、自衛隊員が双葉高に残っていた職員にヘリによる避難再開を告げる。午前8時すぎから二本松市への搬送が始まり、看護部長の西山は昼ごろ、最後の患者と一緒に3機目に乗った。避難...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・検証

【双葉町の双葉厚生病院】突然の避難指示

車両による搬送を一時中止し、病院内に退避する患者や職員。警察官や自衛隊員も一緒にとどまった =3月12日午前9時30分ごろ(双葉厚生病院提供)
■3月12日 【未明、新潟県の災害医療支援チーム(DMAT)が病院に到着】 【午前2時20分、支援チームが重症者4人を救急車で福島医大へ搬送開始】  医師、看護師が重症患者らへの懸命の治療に当たっている中、新潟の医療支援チームが病院に到着。支援チーム...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・検証

【双葉町の双葉厚生病院】緊迫の中、新たな命 情報不足、懸命の脱出

 双葉町の双葉厚生病院は東京電力福島第一原発から4キロしか離れていない状況下、事故の情報が何も届かないまま、患者の緊急避難に当たった。避難用ヘリコプターの到着は日付をまたぎ、患者を乗せた一部の車両は「迷走」を続けた。震災直後の混乱の中、産婦人科病棟で...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・検証

【復興庁業務開始】「心強い」「いまさら」 県民、思い交錯

借り上げ住宅で復興庁発足に関する新聞記事を読む今井さん=10日、福島市
 10日に業務を開始した復興庁。被災住民の間には復興対策のスピードアップに対する期待と、「いまさら何ができるのか」という不信感が交錯している。 ■募る疑念  「震災からもうすぐ1年になるというのに遅過ぎる」。福島市の借り上げ住宅に避難する南相馬市小高...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【復興庁業務開始】多難な「再生」へ一歩 併任や職員数 課題

 東日本大震災の被災地再生に向け、復興庁が10日、業務を開始した。野田佳彦首相はこれまで復興対策担当相を務めてきた平野達男氏を初代の復興相に任命。出先機関として福島、盛岡、仙台の3市に設置した復興局の他、福島、岩手、宮城3県に2カ所ずつある支所、青森...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 雪国で強める 新しい絆 いわきの小学校と交流イベント 友達と雪だるま作り

友達と一緒に雪だるまを完成させる松本君(右)
■原町から避難 裏磐梯小5年 松本安基良君  9、10の両日に北塩原村で行われた、同村といわき市の大野一、大野二両小児童が交流する「海の子山の子ツアー」。雪遊びの時間に、青い帽子を載せたかわいらしい雪だるまが完成した。南相馬市原町区から避難する裏磐梯...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【内部被ばく検査】県民調査に支障 懸念 低線量で誤差 「健康問題ない」 自治体と協議へ

本宮市が導入したホールボディーカウンター。県は導入自治体などを集めた協議会を今月中に発足させる
 市町村が導入を進める「ホールボディーカウンター」の内部被ばく検査で、自治体によって低い線量のレベルで結果にばらつきが出る可能性があり、県の県民健康管理調査に活用できない懸念が出ている。健康に影響はない低い線量の範囲での誤差だが、県民の健康データを幅...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 大熊再生へ 奥会津学ぶ ―故郷を愛する姿 帰還の参考に

奥会津案内人実践コース修了認定証を手にする馬渕さん
■原発事故で若松に避難 馬渕和年さん  大熊町の機械部品設計会社代表、馬渕和年さん(66)は会津若松市の仮設住宅で生活しながら、奥会津の自然や文化を学ぶ「奥会津大」を受講した。8日には奥会津案内人実践コースを終え、修了認定証を手にした。「大熊町の今後...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

津波で損害と推定 保安院意見聴取会が第二原発初調査

1号機の使用済み燃料プールを視察する調査メンバー(東京電力撮影)
 経済産業省原子力安全・保安院が設けた意見聴取会の専門家らは9日、震災で運転が停止し冷温停止状態となっている東京電力福島第二原発で地震や津波による影響を初めて調査した。調査メンバーの西川孝夫首都大学東京名誉教授がいわき市のグランパークホテルエクセルい...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

人口減対策など重点 県総合計画見直し諮問

 県は、県復興計画に盛り込まれていない人口減少対策や震災以外の社会経済情勢の変化への対応などを重点事項に、県総合計画の見直しを進める。9日、福島市のホテルサンルートプラザ福島で開かれた県総合計画審議会で、改定の基本的な考え方を示し、見直しを審議会に諮...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

第二原発4号機の燃料を年内に取り出し 震災後初めて公開

東京電力は平成24年度前半に福島第二原発4号機の原子炉から核燃料を取り出し、原子炉内を点検する。8日、東日本大震災発生後、初めて同原発の施設内を報道陣に公開し、明らかにした。取り出した核燃料を燃料プールに移すことで安全管理をしやすくする。一方、同原発...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

農地や海の浄化に研究施設 8月までに基本構想

県は、東京電力福島第一原発事故による放射性物質で汚染された環境の回復に向けた環境創造戦略拠点の中核施設として、農地や海域の浄化などを研究する「県農林水産再生研究センター(仮称)」を県内に設ける。整備が決まっている「県環境創造センター(仮称)」とともに...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

若松への教育旅行が激減 原発事故の影響

平成23年度に教育旅行で県外から会津若松市を訪れた小中高校は合わせて100校だった。東京電力福島第一原発事故の影響で行き先を変える学校が続出し、前年度の841校の11・9%にとどまった。8日に市内のルネッサンス中の島で開かれた会津若松観光物産協会の常...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

登山地の線量測定を開始 県登山ガイド協会 

 県内の登山愛好家でつくる「県登山ガイド協会」は6日、県内登山地での放射線量のモニタリングをスタートした。今後は雪解け時期に合わせて、日本百名山など県内の名峰を中心に取り組みを進める。  協会は登山客の誘客や登山ガイドの育成を目的に発足した。現在は会...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

冷温停止の維持が先決 福島第二原発所長

東京電力福島第二原発の増田尚宏所長は調査終了後、記者団のインタビューに応じた=写真=。震災直後は冷温停止状態を確保する作業を進める一方で、危機感を募らせていたことを明かした。  -震災直後の心境は。  「上がってくる報告は『ポンプが浸水した』などで、...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

今を生きる 故郷の仲間弔いたい 慰霊塔を手作り 「遺族が訪れる場所必要」

慰霊塔を製作した今野さん(右)と本田さん
■浪江から本宮に避難 今野友秋さん 本田文雄さん  「遺族が訪れる場所が必要だ」。本宮市の小田部仮設住宅に避難している浪江町の今野友秋さん(63)と本田文雄さん(63)は、東日本大震災の津波で犠牲になった町民のために慰霊塔を作った。10日、多くの犠...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【第二原発ルポ】安全対策道半ば 津波の跡生々しく コンクリート片散乱

公開された第二原発2号機の原子炉建屋=8日午後0時20分
 8日、東日本大震災後初めて報道陣に公開された東京電力福島第二原発。震災発生から11カ月がたった構内には津波による生々しい被害の跡が残っていた。第一原発と比べて被害は小さく、震災直後に冷温停止状態となったが、東電社員からは「発生の日時が日中で運がよか...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

福島大、放医研と連携協定へ 共同研究や人材育成

 福島大は7日までに、放射線医学総合研究所(放医研)と連携協定を締結する方針を固めた。放射線と健康に関する研究開発に取り組む国内唯一の機関である放医研が持つ技術を、福島大の人材育成や研究に生かす。  協定では福島大が持つ環境計測技術と、放医研の放射線...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

堰本小児童と 山形交響楽団共演

山形交響楽団と”共演”する堰本小児童
 伊達市梁川町の堰本小に7日、山形交響楽団が訪れ、大迫力の演奏を聞かせた。文化庁の「次代を担う子供の文化芸術体験事業」に応募。追加指定を受け実現した。  東日本大震災や東京電力福島第一原発事故による放射線に負けず、児童に楽しんでもらおうと、60人近い...[記事全文

銀座の老舗バーで「復興カレー」避難県民に無料提供

避難の県民に無料カレーの提供を始めたBAR TARU。左から3人目が秋吉さん、右側2人が赤羽さん夫婦
 東京・銀座の老舗バー「BAR TARU(樽)」で、地震や原発事故で首都圏に避難している福島県民に昼食にカレーライスを無料で提供するサービスを1月から始めた。来年2月末まで続ける。  マスター赤羽穣さんの妻真理子さん(つくし女将)が南会津町出身で、さ...[記事全文

【風評被害 ブランド直撃】県産ソバ販売苦戦 注文激減、価格低迷

 JA会津みどりの倉庫に積まれたソバ
 平成23年県産ソバの販売が苦戦している。戸別所得補償制度で交付金の対象となったため作付面積が拡大し産地間競争が激しくなる中、東京電力福島第一原発事故の風評被害が追い打ちをかけ、注文が激減している。農家からソバを集荷しているJAなどは大量の在庫を抱え...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

喜多方に希望の新工場 古里・小高から機器運び出し きょう念願の再開

操業再開が決まり、仕事への意欲を新たにする基さん(左)と誠さん
■モトイ精機経営 江井基さん(65)誠さん(41)  古里の南相馬市小高区から約110キロ。喜多方市字清水台の工場に、大事に手入れしてきた製造機器が並ぶ。光学機械器具・レンズ製造業「モトイ精機」社長の江井基さん(65)、長男で専務の誠さん(41)は互...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

先月、福島でセシウム高数値 県「原発の影響ではない」

 県の定時降下物環境放射能測定で、1月2日に通常より高い放射性セシウム濃度が検出されたことについて、県は6日、採取容器に混入した土ぼこりが要因との見方をあらためて示し、「東京電力福島第一原発からの新たな影響とは考えにくい」とする見解を公表した。  1...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

積雪で線量低下、冷温影響も 県、遮蔽効果 解明へ

 県が測定している空間線量が低下していることについて県は6日、雪が地表の放射性物質を遮蔽(しゃへい)していることに加え、可搬型放射線測定器が冷温の影響で低い数値を示している可能性があることを明らかにした。県災害対策本部会議で示した。県は、モニタリング...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

医師確保で福医大に新講座 浜通り医療復興計画素案 課題解消は不透明 

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で被害を受けた浜通りの医療復興計画を策定していた県は6日、計画の素案を県地域医療対策協議会で示した。相馬地域は医療機関の救急医療や情報共有の体制を整備し、いわき地域は病院の役割分担を促進させる。双葉地域は避難区...[記事全文

被災地にクローバー いわき勿来RC 復興願い来月種まき

クローバーを植栽する循環型復興支援の取り組みが始まるいわき市岩間町の被災地
 東日本大震災の大津波で壊滅的な被害を受けたいわき市岩間町で、更地などにシロツメグサ(クローバー)の種をまき、咲いた花から取れた蜂蜜の益金を被災地のために役立てる循環型復興支援が3月上旬にスタートする。種には「希望の支えに」との願いを込め、四つ葉のク...[記事全文

復興いちご 患者に元気 被災した妻の実家で栽培 共に立ち上がる

大粒の「復興いちご」を手にする高坂さん
■白河のつつじが丘接骨院 高坂又継さん(48)美紀子さん(46)  宝石のように真っ赤に輝くイチゴに患者の顔がほころぶ。白河市北裏のつつじが丘接骨院。院長の高坂又継さん(48)と妻の美紀子さん(46)もうれしくなる。「ゼロからやり直して結んだ果実。き...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

【小中校の屋外活動】制限いつまで現場苦悩 除染で線量低減 緩和、解除は一部

屋外活動制限が続く郡山市。限られた時間の中でキャッチボールに汗を流す郡山三中の野球部員=6日
 東京電力福島第一原発事故で、中・浜通りの11市町村の小中学校で一律の屋外活動制限が続いている。校庭の表土入れ替えで放射線量が比較的低減し、平成24年度から制限の緩和や解除を検討する市町村もあるが、ごく一部だ。屋外活動が本格化する春を前に、子どもや競...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

放射線 放射性物質 Q&A 被ばくの影響 子どもと大人でどう違う

 放射線被ばくによる影響では、子どもの方が大人よりも大きいと聞いたことがあります。実際には、子どもと大人ではどのような違いがあるのでしょうか。過去の例から具体的な症状なども教えてください。 ■小児は放射線感受性高い 基準設けリスク最低限に  チェルノ...[記事全文

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

【相双地域の医療再生】医師、看護師不足深刻 派遣、採用が難航 住民帰還の障害に

■診療制限  厚生労働省が相双地域の医療再生を目指し南相馬市に設置した「相双地域等医療・福祉復興支援センター」は7日で開設から4カ月を迎える。常勤医師の確保など一部で成果は出ているが、地域全体の医師不足解消という目標達成には程遠いのが現状だ。医療関係...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【相双地域の医療再生】双葉郡救急拠点を"喪失" 他の機関代行困難 相双地域の医療再生

原発事故で常勤医師が減少した南相馬市立総合病院。相双地域では医療人材の確保が緊急課題となっている
 東京電力福島第一原発事故による避難区域の見直しが3月末に迫る中、双葉郡の中核病院の再生も大きな課題となっている。国は帰還困難区域以外の避難指示解除準備、居住制限の両区域の除染を平成25年度内に終了させる。救命の要となる病院を喪失したままでは、住民帰...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・検証

水耕栽培諦めず結実 熱意続ける決め手

作物の生育状況をチェックする鴨下助教授(右から2人目)と学生
■原発事故で一時休校 いわきの福島高専  東京電力福島第一原発事故によって一時的に中断を余儀なくされていた、いわき市の福島高専の水耕栽培が再び軌道に乗った。寒さに手をかじかませながらの作業だが、学生の表情に充実感がにじむ。「諦めずにやってきて良かった...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

南相馬市、独自賠償へ説明会

賠償請求に向けて認識を深めた説明会
 東京電力福島第一原発事故で独自の損害賠償請求を計画している南相馬市小高区の住民説明会は5日、南相馬市民文化会館で開かれ、住民から「できるだけ早く損害賠償を実現してほしい」「個人情報は守られるのか」などの意見などが出された。  県内外の避難先から住民...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

県、浸水区域図作成へ 14カ所想定、藤沼湖決壊が教訓に

 東日本大震災で須賀川市の農業用ダム・藤沼湖が決壊し、甚大な被害が出たことを受け、県は平成24年度から5カ年計画で、農業用ダムが決壊した場合などの水害の範囲を示す「浸水想定区域図」を作る。県内に47カ所ある農業用ダムのうち、県が所有または管理する全1...[記事全文

家屋損傷など国費補償 避難区域内除染で環境省方針

福島復興再生特別措置法案の内容が示された協議会
 環境省は4日までに、東京電力福島第一原発事故の避難区域内で実施する除染作業により家屋、不動産などに損傷が生じた場合、国費で補償する方針を固めた。細野豪志環境相兼原発事故担当相が同日、福島市で開かれた「原子力災害からの福島復興再生協議会」で明らかにし...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

福島特措法案、知事ら了承

 福島復興再生協議会で政府は、今国会に提出する「福島復興再生特別措置法案」を正式に示し、佐藤雄平知事はじめ出席者から了承を得た。法案は今後、与党内手続きを経て、早ければ来週中に閣議決定される。  佐藤知事は協議会終了後、記者団に対し「東日本大震災から...[記事全文

除染、健康で情報共有を 国際機関が福島復興セミナー

本県の復興につなげようと海外の研究機関の専門家らが集まった福島復興セミナー
 ロシア、ウクライナにそれぞれ本部を置く国際機関2団体は、除染・環境修復技術に学ぶシンポジウム最終日の4日、福島市のウェディングエルティで「福島復興セミナー」を開いた。チェルノブイリ原発事故後の各国の経験から、住民、行政、専門家が除染や健康管理などの...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

受診者1万人超す 南相馬の内部被ばく検査

 東京電力福島第一原発事故を受けたホールボディーカウンターによる内部被ばく検査を行っている南相馬市立病院の受診者が、4日までに1万人を超えた。  検査は昨年7月11日に開始、7月末までの一次申し込み9771人の検査を終了したばかり。2日から二次申込者...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【12市町村 出荷見合わせ継続】汚染のレッテル懸念 コメ農家、募る危機感

出荷見合わせの継続が決まった福島市の旧水原村。自分の田んぼを見つめる男性=4日
 平成23年産米の県の放射性物質緊急調査で、放射性セシウムが1キロ当たり100ベクレル超500ベクレル以下となり、出荷見合わせが継続される12市町村の旧56市町村の農家に不安や困惑が広がった。風評被害は深刻さを増し、出荷できることになった地域の農家も...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

音楽への熱意 心一つに 原発事故で離散...各自練習 大舞台活躍誓う

青木教育長(左から2人目)に全国大会出場を報告した原町一小児童。右から菅原教諭、高野校長
■マーチング&バトンコンテスト全国大会出場 原町一小「H-Seeds」  ばらばらになっていた子どもたちの心が「マーチングバンドをやりたい」という願いで一つになった。南相馬市の原町一小マーチングバンド「H-Seeds(原町の種)」は、原発事故で避難中...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

喜ばれる味これからも 「自分は、これしかない」

道の駅安達の飲食コーナーで再び開店する大槻さん夫妻
■浪江から避難、二本松でスパゲティ店 大槻 政彦さん(57) ヒデ子さん(57)  二本松市の4号国道沿いにある道の駅安達の直売所飲食コーナーに8日、浪江町高瀬の6号国道沿いにあったスパゲティの店「伊太利庵(イタリアン)」がオープンする。東京電力福島...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

新基準該当は旧56市町村 23年産米の放射性物質緊急調査

 県は3日、29市町村の旧151市町村を対象とする平成23年産米の放射性物質緊急調査で放射性セシウムが1キロ当たり100ベクレルの新基準値を超えたのは12市町村の旧56市町村、545戸だったとする最終集計結果を公表した。県はこれらの旧市町村に出荷見合...[記事全文

県予算案1兆5764億円 震災、原発事故対応7255億円

県の24年度当初予算案を発表する佐藤知事
 佐藤雄平知事は2日、県庁で記者会見し、県の平成24年度当初予算案を発表した。一般会計は過去最高の1兆5764億円で、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故への対応が7255億円とほぼ半分を占めた。除染と健康管理、雇用対策、生活基盤の復旧などを中心と...[記事全文

医療費無料化、秋にも開始 18歳以下、県が実施目指す

 県が平成24年度の実施を目指している18歳以下の医療費無料化について、佐藤雄平知事は2日の記者会見で秋にも開始する方針を示した。県は10月導入を視野に制度設計を進めるとみられる。  県による助成の対象は小学4年~18歳以下とする案が有力となっており...[記事全文

医療費免除1年延長 本県避難区域、原発事故で

 厚生労働省は2日、東京電力福島第一原発事故で避難区域や特定避難勧奨地点にかかった本県民に対し、医療保険の窓口負担の免除措置を来年2月28日まで1年間延長すると発表した。免除措置は今月29日で廃止されることになっていたが、延長を求める声に応えた。  ...[記事全文

東京・立川に福島応援館

初日から地元住民でにぎわう福島応援館の店内
 県産品の販売促進と風評被害払拭(ふっしょく)を目指す情報発信拠点「福島応援館」が2日、東京都立川市にオープンした。地元の西立商店街振興組合が開設し、本県の異業種グループ「福の鳥プロジェクト」が運営に協力している。  振興組合の被災地支援事業の一環で...[記事全文

今を生きる 避難先から妻子戻る 地域守る決意新た

一家4人での駐在所暮らしを再開した菅野さん(左)と真理さん
■駐在所支える家族愛 都路の菅野浩司さん  東京電力福島第一原発から西に21キロ。警戒区域との境に近い田村市都路町古道の田村署都路駐在所主任・菅野浩司さん(38)の元に1月末、避難先から妻子が戻った。「一家で暮らすのが駐在所本来の姿」。菅野さんは家族...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【子どもの甲状腺検査】良性しこり 通知で波紋 保護者「診てもらいたい」 福医大「検査の必要なし」

子どもの健康を長期にわたって見守るために実施している甲状腺検査(福島医大提供)
 東京電力福島第一原発事故を受け、県が実施している子どもの甲状腺検査で、検査結果の通知を受けた保護者の間に波紋が広がっている。約3割の子どもに良性で問題のない5ミリ以下のしこりなどがあった。検査を担当する福島医大は「治療や再検査の必要はない」としたが...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【流通滞る23年県産米】市場敬遠 倉庫に山積み 全農県本部 販売量7割減 品質悪化 懸念の声も

JA新ふくしまの倉庫には出荷を待つ平成23年産米が山積みになっている=1日、福島市
 平成23年県産米の市場流通が滞っている。安全宣言後に、国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたことで市場から敬遠された。さらに県内全域対象の県の緊急調査による出荷見合わせの影響を受けた。セシウムが検出下限値未満...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【流通滞る23年県産米】価格下げ...背水の陣 消費者の理解課題

 平成23年産米の販売低迷を受け、全農県本部は卸業者への売り渡し価格の1割引きを決めた。現在流通しているのは放射性物質が検出下限値未満のコメだけだ。それでも「苦渋の決断」が流通促進につながる保証はない。消費者の信頼回復は課題だ。 ■打開策  売り渡し...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 「希望の灯り」と歩む 兵庫から805.5キロ 5日出発 末永い支援訴える

5日に西宮を出発する久野さん(左)と鈴木さん(右)。中央は特製のぼりを持つ橋本さん
■いわきの真言宗智山派福島第一教区青年会  いわき市の真言宗智山派福島第一教区青年会は阪神大震災「1・17希望の灯(あか)り」を分灯してもらい、兵庫県西宮市からいわき市まで徒歩で運ぶ計画を立てている。中山道を通り11都府県の全長805.5キロを30日...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

「戻れる人から戻ろう」 川内が帰村宣言

記者会見で帰村宣言する川内村の遠藤村長(右)
 東京電力福島第一原発事故で全村避難した川内村の遠藤雄幸村長は31日、県庁で記者会見し、「帰村宣言」した。県内外に避難する住民約3千人に向け「戻れる人から戻ろう」と村内での生活再開を呼び掛けた。佐藤雄平知事に支援を要請した。警戒区域などの避難区域にか...[記事全文

除染、雇用対策 新区域別に 平野「復興相」インタビュー

平野達男氏
 10日の復興庁発足を前に、初代「復興相」への就任が有力視されている平野達男復興対策担当相は31日、福島民報社のインタビューに応じた。平野氏は、東京電力福島第一原発事故の避難区域が見直される4月1日を目標に、除染計画や雇用対策などを盛り込んだ総合的な...[記事全文

自治体支援に1億円 18歳以下の医療費無料

 県は平成24年度の早い時期に18歳以下の医療費無料化をスタートさせるため、24年度当初予算案に約1億円を計上し、市町村が医療費の算定などをするシステムの早期改修を支援する。県による助成の対象は小学4年~18歳以下とする案が有力となっており、県は早急...[記事全文

県税150億円減収見込み

 県は平成24年度の県税収入について、23年度当初の約1750億円に比べて150億円規模の減収を見込んでいることが分かった。1600億円規模となる見通し。5年前の19年度と比較すると900億円規模の減収だ。  県は東日本大震災と東京電力福島第一原発事...[記事全文

戻らぬ町民支援など考える 大熊町復興計画検討委

復興計画検討委員会で意見を出し合う委員ら
 大熊町復興計画検討委員会は31日、会津若松市の町役場会津若松出張所で開かれ、全国に避難する町民が、帰還を望まない場合の支援策などを検討した。借り上げ住宅補助の継続や、避難した町民が転居先で町とのつながりを保つための町民支援手帳配布などの支援策が出さ...[記事全文

避難地域復興局を新設 4月から県

 県は31日までに、避難区域に指定された市町村を支援するため、4月から企画調整部内に「避難地域復興局」を新設する方針を固めた。  政府が3月末に行う予定の避難区域の見直しに合わせ、警戒、計画的避難の両区域に指定されている11市町村などを重点的に支援す...[記事全文

コメ出荷見合わせ解除 郡山旧8市町村検出なし

 平成23年産米の収穫前後の県の調査で微量の放射性セシウムが検出された地域の緊急調査で、県は31日、郡山市の7旧市町村の調査結果を発表した。1871戸の1950点を調べ、国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムは検出されなか...[記事全文

除染組織設立へ 飯舘村、振興公社を受け皿に受託

 飯舘村は31日、福島市の村役場飯野出張所で開いた会議で、4月以降に始まる村内の本格除染に向け、村振興公社(理事長・門馬伸市副村長)を受け皿に除染事業の受託を目指す方針を決めた。公社の定款などを変更し、3月までに除染事業の受け入れ態勢を整える。  公...[記事全文

東北電、東電から電力融通 1日に30万キロワット

 東北電力は1日、厳しい冷え込みによる需要増が見込まれるため東京電力から最大30万キロワットの電力融通を受ける。午前8時から午後7時までで、供給力は1419万キロワットに増える。最大需要予想は1350万キロワットで、供給余力を示す予備率は5・1%にな...[記事全文

公共工事60カ所で使用 汚染砕石で県が調査

 放射性物質に汚染された疑いのある砕石の出荷問題で、県が放射線量を調査した避難区域の砕石場など25カ所から出荷された砕石などが、県の公共工事約60カ所で使われていたとみられることが31日、分かった。県は「現在まで特に放射線量が高くなっている施設は確認...[記事全文

広島から平和のうた 南相馬で学ぶ5小学校に

西会長(右)からCDなどを受け取る門馬校長(右から2人目)
 広島市の伴東小六年生が歌った平和のうた「咲かせよう!」のCD、歌詞カード、譜面、子どもたちのメッセージが南相馬市に届き、30日に鹿島小で学ぶ五つの小学校に贈られた。  伴東小では毎年、六年生が中心になって「平和のうた」を作詞・作曲して卒業式で発表し...[記事全文

【川内・帰村宣言】「戻ろう」「今はまだ...」 店は、病院は、仕事は 住民 揺れる心

テレビで遠藤村長の会見を見る秋元さん夫妻=31日午後6時15分ごろ
 避難区域のトップを切って川内村が「帰村宣言」をした31日、避難住民の胸には、古里へ戻ることへの期待と不安が交錯した。「復興への大きな一歩」との評価の声がある一方で、「除染が終わっておらず、帰るのはまだ早い」との複雑な思いも。既に戻っている村民は宣言...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

「根っからの大工」 拍子木 手作り、町に寄贈 「被災者もできることから」

 製作した拍子木を手にする本田さん
■浪江から本宮に避難 本田 文雄さん(63)  「火の用心」。本宮市の小田部仮設住宅に、東京電力福島第一原発事故のため、浪江町から避難している本田文雄さん(63)の声が響く。町民と共に鳴らす拍子木は、本田さんの手作りだ。「何か作っていないと腕がなまっ...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

【振興への駆け引き11】繰り返された「寄付」 地域自立への道 続く

富岡町の夏の風物詩となっていた「富岡夏まつり」。協賛企業には東電も含まれていた
 東京電力福島第一原発事故から数カ月が過ぎた昨年夏。富岡町観光協会の幹部(60)は葬儀の席で、知り合いを見掛けた。富岡、楢葉両町に立地する福島第二原発に、かつて勤務していた東電社員だった。  県内の避難所で、謝罪に訪れた東電社長に土下座を要求する避難...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発