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今を生きる 奥会津の魅力発信

猪瀬都副知事(前列左から3人目)を訪問した武田会長(同4人目)ら奥会津なでしこの会一行

■「なでしこの会」会長 武田美恵子さん(柳津)
 女性の視点とパワーで、奥会津の魅力を発信したい-。柳津町の河畔の宿月見亭おかみ、武田美恵子さん(62)は、はつらつとした笑顔で意気込む。会長を務める「奥会津なでしこの会」の会員と共に23、24の両日、都内で観光誘客を繰り広げた。

■会員と東京で誘客 猪瀬副知事らに面会
 東京電力福島第一原発事故の風評被害で奥会津地方の観光は大きな打撃を受けている。加えて昨年7月末の新潟・福島豪雨では只見川流域を中心に深刻な被害が広がった。道路や橋、只見線の鉄橋が崩落、流失し、復旧の見通しが立たない箇所もある。
 只見川沿いにある月見亭も岩風呂やボイラー室が浸水した。3週間、風呂が使えなかったが「復興の歩みを止めたくない」と、周辺施設の協力を得て、休まず営業を続けた。
 温泉旅館仲間でつくる奥会津温泉郷協議会が「奥会津の女性パワーで元気を発信しよう」と同地方で活躍する女性に呼び掛け、昨年12月に「奥会津なでしこの会」を結成した。武田さんは初代会長に就任した。都内のPRキャンペーンは本格的な活動の第一弾だ。
 会員や支援者と共に都庁を訪問し、猪瀬直樹副知事と面会した。戊辰戦争の悲劇の象徴である会津娘子(じょうし)隊の装束姿で臨んだ武田さんは「風評被害、さらに水害で観光客が8割減となっている。ぜひ奥会津に足を運んで」と直訴した。夜は新宿の居酒屋で作家の椎名誠さん、温泉ビューティー研究家の石井宏子さんら都内の応援団らと交流した。
 「大勢の方に励まされ、力を頂いた」と声を弾ませる武田さん。困難を乗り越え、魅力と元気をアピールしようと誓いを新たにしている。

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