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白鳥省吾賞で優秀賞 浪江の詩人 根本さん

白鳥省吾賞一般の部で優秀賞に輝いた根本さん

 東京電力福島第一原発事故の影響で相馬市に避難している浪江町の詩人・作詞家根本昌幸さん(65)の詩「雨」が27日までに、第13回白鳥省吾賞一般の部優秀賞に輝いた。
 宮城県栗原市が郷土の民衆派詩人・白鳥省吾(1890-1973年)を顕彰するため平成11年度から毎年実施している。今回は国内外から小中学生の部に784編、高校生以上の一般の部に970編の自由詩が寄せられた。最優秀賞1人に続き優秀賞は各部2人。
 根本さんの入賞は初めて。福島市内に避難していた5月下旬、孫の清水郁弥君(9つ)と食事に出掛けようとした際に雨が降り、放射能汚染を懸念して諦めた際の様子を描写した。淡々とした表現の中に原発被災者のつらい思いが静かに伝えられている点などが評価された。
 26日、栗原市で表彰式が行われ、郁弥君と根本さんの妻洋子さん(69)が代理で表彰を受けた。根本さんは「全国的な賞で入賞できてうれしい。浪江の住民ら原発事故で避難している人に元気を発信することにつながれば」と話している。

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