東日本大震災

2012年3月アーカイブ

可搬型の高性能線量測定ポスト 545台に大幅増 県内全市町村へ配備 文科省

 文部科学省は30日までに、高性能な可搬型モニタリングポストの県内設置台数を現在の20台から545台に大幅に増やし、県内全市町村に配備した。  同省は現在、県内に2700台あるリアルタイム線量測定システムの結果をホームページで公表している。同システム...[記事全文

7308人健康影響なし 内部被ばく検査県の2月分

 県は30日、東京電力福島第一原発事故に伴う2月分のホールボディーカウンターによる内部被ばく検査の結果を発表した。7308人を調べ、今後50年間(子どもは70歳まで)の内部被ばく量を表す預託実効線量は7307人が1ミリシーベルト未満、1人が1ミリシー...[記事全文

積算線量問題なし 未就学児と妊婦郡山市分析結果

 郡山市は30日、市内の未就学児童1万4827人と妊婦986人を対象に1月16日から2月末の45日間にわたり実施したバッジ式積算線量計の分析結果を公表した。いずれも平均は0・13ミリシーベルトだった。  自然放射線量を除いた数値で、最高値は未就学児が...[記事全文

水田の空間と土壌測定を開始 JA伊達みらい

 JA伊達みらいは30日、管内の伊達、桑折、国見各市町の水田の空間放射線量と土壌の放射性物質量の測定調査を開始した。各市町からの委託を受け、4月7日までに約二千地点を調べる。  平成23年産米で1キロ当たりの放射性物質の検出値が500ベクレル以下の地...[記事全文

放射線計測や分析、除染技術開発 福島に拠点整備 県と原研機構が協定

 県と日本原子力研究開発機構は30日付で連携協力に関する協定書を締結した。環境放射線計測や環境試料分析のため、福島市内に共同で分析所を整備し、平成24年度後半の運用を目指す。  設置場所は今後詰めるが、既存の建物を活用する。ゲルマニウム半導体検出器や...[記事全文

汚染ない粗飼料農家に無料配布 石川郡畜産農協

 石川郡畜産農協は30日、石川町の農協事務所前で、管内の希望する牛の繁殖農家らに放射性物質に汚染されていない海外産の粗飼料合計50トンを無料で配布した。  4月から牛用飼料に含まれる放射性セシウムの基準値が1キロ当たり100ベクレルになり、各農家が粗...[記事全文

川内村役場の郡山出張所閉鎖

 東京電力福島第一原発事故に伴い郡山市に役場機能の一部を置く川内村は30日、市内のビッグパレットふくしまにある郡山出張所を閉鎖し、プレハブの建物を解体した。  4月2日に市内南一丁目の仮設住宅敷地内の高齢者サポート拠点「あさかの杜ゆふね」に窓口を開設...[記事全文

日大工学部 放射能研究教育を強化 「創生支援センター」開設

 東京電力福島第一原発事故を受け、日大工学部は4月1日に学部内に「ふるさと創生支援センター」を開設し、放射能の研究と教育に取り組む。  放射性物質を測定できる高性能のゲルマニウム半導体検出器と簡易型検査器を1台ずつ購入しており、センター内に「放射能測...[記事全文

高度救命救急センターに 県指定特殊疾患に常時対応 福医大

 県は30日、福島医大付属病院を「高度救命救急センター」に指定したと発表した。全国の救命救急センターで28番目、東北では4番目。  高度救命救急センターは広範囲な熱傷や指肢切断、急性中毒などの特殊な疾患に対する医療が確保された施設。厚生労働省の救急医...[記事全文

復興支援センター設立に向け準備室 あす、会津大

 会津大は4月1日、「会津大復興支援センター(仮称)」設立のための準備室を同大企画連携課内に設置する。年内のセンター設置を目指している。  主な事業内容はセンターの基本計画策定、復興関連イベントの企画・実施など。室長は引地敬企画連携課長が務める。  ...[記事全文

新田川の土壌からセシウム2万6000ベクレル 旧避難準備区域調査

 環境省などは30日、旧緊急時避難準備区域の南相馬、田村、川内、広野、楢葉の5市町村の河川、水源地のモニタリング調査結果を発表した。最も高い放射性セシウムが検出されたのは南相馬市を流れる新田川の木戸内橋地点の土壌で、1キロ当たり2万6000ベクレルだ...[記事全文

今を生きる 復興の願い込めフラ日本一 支えられた経験を曲に

大会で優勝したフラ・オ・カプナヴァイのメンバー。手前中央はスコット・アウさん
■いわきのフラスクール 「フラ・オ・カプナヴァイ」主宰 スコット・アウさん(42)  神の愛で守られ、私たちは永遠に生きる-。フラスクール「フラ・オ・カプナヴァイ」(本部・いわき市)を主宰する米ハワイ出身のスコット・アウさん(42)は、東日本大震災と...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

帰還へ「第一歩」 3市村避難区域再編

川内村の仮作業所で区域再編を喜ぶ西山さん夫妻
 「ふるさと帰還への第一歩だ」。東京電力福島第一原発事故に伴う避難区域の再編で、避難指示解除準備区域に移行する地域の住民は30日、仕事や帰宅へ思いを新たにした。「復興にも役立ちたい」と決意もにじませた。 ■川内の西山さん 古里で畳作り再開  川内村の...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

浪江・小高原発は「未定」 東北電力が24年度供給計画発表

記者会見する東北電力の海輪誠社長=30日午後、仙台市
 東北電力は30日、平成24年度の供給計画を発表し、浪江・小高原発(浪江町、南相馬市)について、これまで平成28年度着工、33年度運転開始としていた時期を「未定」に変更した。東京電力福島第一原発事故で、原発の新規立地を認めるかどうかなど国の原子力政策...[記事全文

被災者の会・富岡発足 国に4項目を要求へ

行動計画などを確認した発足会
 東京電力福島第一原発事故に伴う汚染廃棄物を受け入れる中間貯蔵施設設置をめぐり、富岡町の住民有志は30日、「原発被災者の会・富岡」を発足させた。国に対し、双葉郡の行政や住民らが納得する復興ビジョンと賠償案を示すことなど4項目を求めていく。  同日、い...[記事全文

高速道無料化31日まで

 東日本大震災の被災者支援を目的とした高速道路無料化は31日で終了する。  最終日を翌日に控えた30日の県内の高速道路は混雑した。日本道路交通情報センターによると、午後5時ごろ、東北自動車道郡山南―郡山両インターチェンジ(IC)間の下り線で約4キロ渋...[記事全文

会津、県南が県提案受け入れ 原発事故の精神的損害

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難区域外の住民の精神的損害への賠償で、県南・会津地方の各市町村は、県南の妊婦と18歳以下を20万円とした東電の賠償に県が給付金を上積みして支給する県の案を受け入れた。29日、福島市の福島グリーンパレスで開かれた県白河...[記事全文

きょう80人分10億円請求 双葉町、賠償紛争センターに

 東京電力福島第一原発事故を受け、東電に対して独自の損害賠償請求を行う弁護団を結成した双葉町は30日、原子力損害賠償紛争解決センターに町民約80人分で約10億円に上る賠償請求を申し立てる。  今回申し立てをするのは県内をはじめ、東京都、埼玉、新潟の両...[記事全文

地域単位で買い上げ 100ベクレル超500ベクレル以下の23年産米

 農林水産省は29日、平成23年の県産米で1キロ当たり100ベクレル超500ベクレル以下の放射性セシウムが検出された13市町村の62旧市町村について、地域単位で民間団体がコメを買い上げることを正式に発表した。500ベクレル超のコメが見つかり、地域単位...[記事全文

今を生きる 真心込めた一杯に 1カ月猛特訓「頑張るしかない」

菅野さん(右から3人目)や西山さん(右端)から指導を受ける左から清野さん、佐川君、松本君、小野さん、村田さんと吉荒君
■勿来高生6人、全国そば打ち選手権へ  「一杯のそばから、人のぬくもり、食の安全、そして福島県やいわきの元気を発信したい」。いわき市の勿来高の生徒6人は、4月4日に東京で開かれる「第2回全国高校生そば打ち選手権大会」に出場する。2月末に同校に出場依頼...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

牛肉は基準値以下

 県は28日、牛肉の放射性物質検査の結果を【表】の通り発表した。8市町村の農家13戸で生産された34頭を調べ、いずれも放射性セシウムは検出下限値未満か、食品衛生法の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)以下だった。放射性セシウムが検出されたのは、い...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

飯舘のヤマメ1点から1万8700ベクレル検出 放射性物質検査

 県は28日、魚介類118点の放射性物質の検査結果を【表】の通り発表した。飯舘村の新田川のヤマメ一点から1万8700ベクレルの放射性セシウムが検出され、これまで最も高かったいわき 市のコウナゴ(1万4400ベクレル)を上回った。県は「餌で放射性セシウ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

民家の線量、平均的な値 東電、住民に説明 濃縮が原因か 南会津の焼却灰高濃度セシウム問題

 南会津町伊南地域の民家のまきストーブの焼却灰から高濃度の放射性セシウムが検出された問題で、東京電力は28日、民家の放射線量を調べた結果、地域の平均的な値と同じ程度だったことを住民に説明した。  東電が3月上旬に民家で焼却灰を保管する容器の周辺などを...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

全世帯の除染3年間で完了 二本松市方針

 二本松市は28日までに、市内全世帯の住宅除染を平成24年度から3年間で完了する方針を固めた。  市内には約1万9000世帯あり、当初は5年計画で実施する予定だった。早急な対応を望む声に応えて前倒しする。今後、予算の増額補正を検討する。...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

公共用水域などモニタリング調査 全地点で未検出

 県は28日、公共用水域などの環境放射線モニタリング調査結果を発表した。2月中に調査した河川34地点と湖沼・ダム貯水池7点の全地点で放射性物質は検出されなかった。  調査地点は次の通り。  ◇河川=阿武隈川・大正橋、広瀬川・阿武隈川合流前、館ノ腰橋、...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【原発避難の死角(下)】「個人情報」の壁も 避難者受け入れ市町村 借り上げ住宅 盲点

■制度の隙間  警戒区域などから避難者を受け入れている自治体では、借り上げ住宅に暮らす高齢者の実態を把握できず、支援策を打ち出せないケースもある。  二本松市社会福祉協議会は市内11カ所の浪江町民の仮設住宅のうち、高齢者宅を浪江町社協と合同で訪問して...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【原発避難の死角(下)】住民の動き読めず 旧避難区域抱える市町村 詳細な見守り鍵

日中でも人通りが少ない川内村の中心部=28日午後3時ごろ
 東京電力福島第一原発事故に伴う旧緊急時避難準備区域の南相馬市原町区の民家から母子の遺体が見つかった問題で、同様に旧区域を抱える市町村は危機感を募らせている。帰還が始まった地域では住民の動きを読みにくいなどの課題が浮上し、行き届いた見守りや安否確認を...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 来月須賀川で全国菜の花サミット 元気、安全発信したい 準備に全力、成功誓う

自社の廃食用油精製の設備を前にサミット成功に意欲を見せる佐藤さん
■実行委員長の佐藤博さん(59)  「福島の元気を発信したい-」。須賀川市菜の花プロジェクト代表の佐藤博さん(59)は同市をメーンに4月28、29の両日開かれる第12回全国菜の花サミットinふくしまの実行委員長を務める。菜の花栽培による地域資源循環を...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

大熊全域「帰還困難」に 田村市都路は1日「解除準備」に再編

 東京電力福島第一原発事故の避難区域見直しで、大熊町の渡辺利綱町長は28日の町議会全員協議会で、町全体を放射線量が高く5年以上帰還することが難しいとされる「帰還困難区域」への指定を政府に求めたことを明らかにした。5年以内の帰還が可能な地域の住民は全体...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

双葉町の具体案示さず 井戸川町長、応じぬ考え

富田審議官(右から2人目)と会談する井戸川町長ら
 東京電力福島第一原発事故の避難区域見直しで、政府原子力災害現地対策本部の富田健介審議官は28日、双葉町の主な役場機能がある埼玉県加須市の旧騎西高で井戸川克隆町長と面談し「調整が済んだ市町村から見直し作業を進める」と報告した。全域が警戒区域の同町の具...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

廃炉工程見直し必至 第一原発2号機 格納容器から高い線量

 東京電力福島第一原発2号機の格納容器内で最大約70シーベルトという極めて高い線量が検出されたことから、廃炉工程の見直しは避けられないとする見方が28日までに浮上してきた。破損した格納容器の修復には特殊ロボットが用いられるが、放射線が電子機器に障害を...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【原発避難の死角(上)】「孤立死」母子は凍死 周囲、異変気付かず 原町

右手前が母子の遺体が見つかった住宅。中心市街地ではシャッターの下りた店が目立つ=27日午後5時20分ごろ、南相馬市原町区
 東京電力福島第一原発事故に伴う旧緊急時避難準備区域の南相馬市原町区で母子の遺体が自宅から見つかった問題で、2人の死因は凍死だったことが27日、捜査関係者の話で分かった。死後2~3週間経過しているとみられ、周囲は2人の異変に気付かなかった。避難地域の...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

双葉地方町村会、政府と協議へ 中間貯蔵施設で 

 東京電力福島第一原発事故による汚染廃棄物を受け入れる中間貯蔵施設設置をめぐり、双葉地方町村会は26日、福島市で会議を開き、双葉郡8町村に県を加えた枠組みで政府と協議する方針を決めた。  8町村の首長の他、県がオブザーバーとして参加した。中間貯蔵施設...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【専門家集団の模索5】危機管理の不備指摘 「学会改革」自省の声

日本原子力学会の年会で意見を交わす研究者。原発事故から1年が過ぎ、検証作業は正念場に入る=19日、福井市
 原子力の専門家とされる技術者にとって聞き慣れない言葉だった。「エリート パニック」。主に災害社会学の分野で使われ、原子力と関わりの深い工学や理学などの系統とは縁の遠い考え方だった。  福井市で開かれた日本原子力学会「春の年会」最終日の21日、学会の...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

今を生きる 心を耕す土いじり 避難者と苗植え交流

南台仮設住宅で避難者や八代農高の生徒と苗を植える武田君(右)
■熊本発の高校生活動に賛同 武田雅広君(磐城農高学友会長)  26日の昼下がり、いわき市の南台仮設住宅で高校生と避難者が一緒になって、プランターに花や野菜の苗を植えた。久しぶりの「土いじり」で笑顔が広がる。いわき市の磐城農高2年で学友会会長を務める武...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【専門家集団の模索4】効果的な除染「限界」 新技術確立は長期化

JAEAは除染モデル実証事業で効果を検証している。新技術の確立には至っていないのが実情だ=昨年12月13日、伊達市
 「福島県内の汚れている場所を全て除染することはできない」「全体を年間1ミリシーベルト以下にすることは非常に困難」  日本原子力学会「春の年会」初日の19日、東京電力福島第一原発事故をテーマにした特別シンポジウムで、日本原子力研究開発機構(JAEA...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

楢葉、広野沖22キロに計画 政府の洋上風力発電実証事業

 政府が平成24年度から本県沖で実施する洋上風力発電実証研究事業の全体計画が25日までに分かった。楢葉、広野両町沖22キロ地点に、世界最大となる出力7000キロワット級の浮体式洋上風力発電施設など3基を設置する。27年度以降、周辺に発電施設を増やし、...[記事全文

広野町、31日に避難指示解除 1日から町民帰還促す

 旧緊急時避難準備区域の広野町は31日、町避難指示を解除する。山田基星町長が25日、方針を示した。町は避難指示解除を受け4月1日から段階的に町民に帰還を促し、年内の帰還完了を目指す。  町は東京電力福島第一原発事故に伴い昨年3月12日に自主避難勧告、...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

太陽光発電導入協議で合意 川内村と独企業が調印

ラウシェン社長と握手を交わす遠藤村長(右)
 川内村と、ドイツで省エネ建築などを促進する民間企業「エコセンターNRW」は25日、村内への大規模太陽光発電施設の導入協議に向けた基本合意書に調印した。遠藤雄幸村長は「設置の可能性を精査し、信頼関係を築いていきたい」と前向きな姿勢を示した。  同社に...[記事全文

集団賠償申し立てへ 飯舘の長泥地区住民

集団申し立てに向け、住民の意向を確認した説明会
 東京電力福島第一原発事故で、計画的避難区域の飯舘村長泥地区(71世帯、約280人)の住民は25日、東電の損害賠償の増額を求め、政府の原子力損害賠償紛争解決センターに集団で申し立てすることを決めた。申し立ての規模は200人以上で、時期は5月中旬ごろの...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

帰還/広野からの報告(38)バス通学に戸惑い 生徒減少...新たな一歩

 長距離通学の負担に保護者の心が揺れる。  いわき市の中央台南小と湯本二中にそれぞれ間借りしている広野小と広野中は、除染や補修が完了する今年の2学期から町内の本校舎に戻る。広野小は今春、83人の児童のうち20人が卒業し、6人の新入児童を迎える。広野中...[記事全文

カテゴリー:連載・原発大難

オープン戦で県産米PR 中畑監督らにプレゼント

始球式でライスシーホワイトから県産米を贈られた中畑監督(左から4人目)ら
 県と県米消費拡大推進連絡会議、全農県本部は25日、大阪市の京セラ大阪ドームで行われたプロ野球オープン戦のオリックス-DeNA戦で、県産米を両チーム監督や来場者に配るなどしてPRした。  この試合を「福島米で元気アップデー~ふくしまからありがとう」と...[記事全文

富岡町は郡山といわきで投票 開票は郡山

富岡町議選でいわき建設会館内に設置された投票箱を郡山市の開票所に向けて運ぶ町担当職員=いわき市、25日午後5時15分ごろ
 東京電力福島第一原発事故に伴い全町避難している富岡町の町議選は、役場機能を置いている郡山市内1カ所と、多くの避難者が暮らすいわき市内2カ所で投票を行い、郡山市の郡山総合体育館で開票した。  いわき市のいわき建設会館と泉玉露仮設住宅第2集会所では、午...[記事全文

牛肉基準下回る

 県は24日、牛肉の放射性物質検査の結果を【表】の通り発表した。十市町村の農家14戸で生産された69頭を調べ、いずれも放射性セシウムは検出下限値未満か、食品衛生法の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)以下だった。  放射性セシウムが検出されたのは...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

廃炉求める声続出 原子力委、事故後初の「聴く会」

原子力委員に意見を述べる発言者
 原子力委員会は24日、郡山市のホテルハマツで東京電力福島第一原発の中長期措置への意見を聴く会を開いた。警戒区域からの避難者や県内の市民団体のメンバーらが近藤駿介委員長、政府の担当者らに対し原発の廃炉などを求めた。  複数の発言者が国内の原発の全基廃...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

小高の数世帯「帰還困難」 南相馬、9割は解除準備区域

 東京電力福島第一原発事故の避難区域見直しで、南相馬市は警戒区域の小高区南西部の数世帯が「帰還困難区域」に再編される見通しになった。居住制限区域は小高区の一部で、警戒、計画的避難各区域の残る約9割の世帯は早期帰還を目指す避難指示解除準備区域になる見込...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

川内村役場 引っ越し 避難先の郡山から故郷へ

段ボール箱を開き、書類などを整理する村職員ら=川内村役場
 東京電力福島第一原発事故に伴い郡山市に役場機能を移していた川内村は24日、本来の村役場で再開するための引っ越し作業を行った。  村での業務再開は26日。4月からは小中学校や診療所なども再開する予定で、原発事故で役場機能を移した9町村のうち、古里に機...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

新学期から制限解除 郡山市、小中校の屋外活動

 郡山市の公立小中学校は昨年5月以降続けてきた児童、生徒の屋外活動を1日3時間以内とする制限を新学期から解除する。24日までに郡山市教委が発表した。  これまでは体育などの屋外活動は1日1時間以内、部活動は2時間以内としてきた。校庭の表土除去などによ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

喜多方ラーメン材料再利用 肥料作りで恩返し

肥料作りに取り組む岩倉さん(左から3人目)ら
 ラーメンのまち喜多方で、スープに用いた豚骨や煮干しを畑の肥料(ぼかし)にリサイクルする活動が進んでいる。24日、市内熊倉の農作業場で肥料作りが行われた。「栄養満点だぞ」。浪江町から避難している農業岩倉次郎さん(72)と喜多方の仲間たちとの会話が弾む...[記事全文

かーちゃんの味継承 二本松 避難農業者がシンポ

試食交流会で料理を説明する「かーちゃん」たち
 原発事故で避難している阿武隈山系の町村の女性農業者が、避難先で故郷の味や技を伝えようと取り組む「かーちゃんの力・プロジェクト」のシンポジウムが24日、二本松市の県男女共生センターで開かれた。  飯舘村、浪江町津島、葛尾村などで加工食品作りに励んでき...[記事全文

スーパー仮設で再開 いわき南台、双葉の松本さん

真新しい陳列棚が運び込まれた店内で準備を進める松本さん
 双葉町民が避難生活を送るいわき市の南台仮設住宅に27日、町民が運営する仮設店舗「ふたばふれあい処(どころ)」がオープンする。県産農産物や生鮮食品、総菜、生活雑貨などスーパー同様の豊富な品ぞろえとなる予定。  運営するのは双葉町新山でスーパー「ブイチ...[記事全文

被災地支援で東京の大道芸 若松で大熊の子笑顔

迫力あるパフォーマンスが繰り広げられたショー
 東京都公認のライセンスを持つ大道芸人やパフォーマー「ヘブンアーティスト」によるステージショーは24日、会津若松市の松長コミュニティセンターで開かれた。原発事故で市内に避難する大熊町の子どもらが訪れ、ジャグリングやアクロバットショーを楽しんだ。  東...[記事全文

霊山の仮設事業場完成 飯舘の事業者支援

視察する事業者と菅野村長(右から4人目)ら
 全村避難となった飯舘村の事業者を支援するために、建設が進められていた伊達市内の仮設事業所の完成式は21日、市内霊山町の見城坂工業団地で行われた。  独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)の「仮設施設整備事業」を利用し、同村が伊達市の協力を得て...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

放射線 放射性物質 Q&A 原発事故の精神的影響は

 昭和61年に起きたチェルノブイリ原発事故の後で、周辺地域の住民の間で精神的影響が見られたと聞きました。当時はどのような状況だったのか教えてください。また、県内でも起きる可能性がありますか。 【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー・長崎大大学院...[記事全文

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

【高速道無料化期限切れ】復興にブレーキ 観光客減 必至 物流業界、燃料高と二重苦

 来訪者に新しい散策コースを説明する案内人
 東日本大震災の被災者支援を目的にした高速道路無料化の期限切れが今月末に迫り、復興への動きが停滞しかねないとの懸念が県内に広がっている。東京電力福島第一原発事故による風評被害が深刻な観光業者は、客足が一段と落ち込むことを警戒する。復興資材などを扱う物...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【高速道無料化期限切れ】家族の絆 切るのか 自主避難者 反発 避難区域住民 10月以降に不安

 3月末で東北地方の無料化措置が終了となる高速道路=24日午後2時50分ごろ、東北自動車道福島西IC
 高速道路無料化の期限切れに対し、県内の自主避難者らから反発の声が上がっている。東京電力福島第一原発事故による放射線の影響を懸念し家族が県内外に分かれて暮らし、週末などに高速道路を使って集まるケースは多く、「家族の絆を断ち切ろうというのか」と憤る。一...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【専門家集団の模索3】事故原因 進まぬ特定 判断材料 依然乏しく

東電の事故対応を報告した特別シンポジウム。参加者から疑問や指摘が相次いだ=19日、福井市
 「福島第一原発で地震による初期の損傷はなかったと考えている」  日本原子力学会「春の年会」初日の19日、東京電力福島第一原発事故をテーマにした特別シンポジウムで、東電の原子力・立地本部の幹部ら4人が報告した。地震の直後に押し寄せた津波を事故の主たる...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

帰還/広野からの報告(37)往来増え治安懸念 少ない夜間人口、目届くか

パトロールの途中、住民に防犯への心構えを求める松本さん(右)
 増える交通量が治安面の懸念を拡大させている。  東京電力福島第一原発の復旧工事などのため、広野町の6号国道には朝夕、車が連なる。町が1日に役場機能をいわき市から本庁舎に戻し、今月末に町民への避難指示を解除すれば、住民の行き来も多少増えると予想される...[記事全文

カテゴリー:連載・原発大難

【専門家集団の模索2】支援やっと緒に就く 求められる事故解明

「年会」の会場には新技術の研究成果を展示した。本県復興の前提となる除染技術の開発は発展途上だ=21日、福井市
 放射性物質で汚れた環境修復の技術指導、放射線知識の普及...。日本原子力学会は19日から福井市で開いた「春の年会」で、本県復興への支援を強化する方針を打ち出した。「福島プロジェクト」と名付けられ、その取り組みは24年度に始まる。  副会長の沢田隆は...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

今を生きる 「希望のうた」熱唱 バイオリニストNAOTOさんら作曲 卒業式で復興願い

復興への願いを曲に乗せて歌う児童
■須賀川一小5、6年生  カワセミのように 風よりも早く 希望へと突き進もう-♪  県内の公立小学校で卒業式が行われた23日、須賀川市文化センターに須賀川一小の5、6年生197人の歌声が響いた。バイオリニストNAOTOさんらが作った応援ソング「希望の...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

南相馬 来月にも3区域 政府の避難区域見直し 飯舘は5月上旬に再編見通し

 東京電力福島第一原発事故の避難区域見直しで、南相馬市の「警戒」「計画的避難」両区域は4月中にも「避難指示解除準備」「居住制限」「帰還困難」の3区域に再編される。全村が計画的避難区域に指定されている飯舘村は早ければ5月上旬に、3区域に分かれる見通し。...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

原賠審、指針追加の可能性 賠償継続期間明示へ

文科省の説明を聞く市町村や各種団体の代表ら
 東京電力福島第一原発事故の賠償指針で、文部科学省の原子力損害賠償紛争審査会が、今後も必要に応じて指針を追加する可能性があることが分かった。23日、福島市で開かれた県原子力損害対策協議会の中間指針第二次追補説明会で文科省が明らかにした。  中間指針第...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

26日、中間貯蔵施設協議 双葉町村会の8町村長

 放射性物資の除染作業で出た土壌などを保管する中間貯蔵施設の設置など双葉郡の課題について、双葉地方町村会は26日、福島市で8町村長の会議を開く。県はオブザーバー参加の見込み。  双葉郡は10日の県、政府との協議で、政府から双葉、大熊、楢葉各町に中間貯...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

絆胸に巣立ち 県内公立小で卒業式

飯舘村の3校合同卒業式で恩師や友人、家族に感謝のことばを贈る卒業生=川俣町、川俣中体育館
 県内の公立小学校の卒業式は23日、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で休校している相双地区の10校と卒業生がいない、いわき市の2校を除く477校で行われ、児童が思い出の学びやを巣立った。卒業者数は1万8796人で、大震災や原発事故の影響などで前...[記事全文

キノコは基準以下

 県は23日、キノコの放射性物質検査の結果を【表】の通り発表した。3町村の2品目合わせて4点を調べ、放射性セシウムはいずれも検出下限値未満か、食品衛生法の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)以下だった。  放射性ヨウ素は全て検出下限値未満だった。...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

野菜30点も基準超なし

 県は23日、野菜の放射性物質検査の結果を【表】の通り発表した。13市町村の19品目合わせて30点を調べ、いずれも放射性セシウムは検出下限値未満か、食品衛生法の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)以下だった。放射性ヨウ素は全て検出下限値未満だった...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

加工食品58点基準値下回る 放射性物質検査

 県は23日、加工食品の放射性物質の検査結果を【表】の通り発表した。11市町村で加工された58点を調べ、全ての検体で放射性セシウムは食品衛生法の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)以下か、検出下限値未満だった。放射性ヨウ素は全て検出下限値未満だっ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

安珍の故郷、お堂再建へ 27日2年ぶりに供養祭

大破した安珍堂の再建を誓う委員会と地元自治会のメンバー
■白河根田の住民有志 東北中の生徒  能や歌舞伎の「道成寺」で有名な僧・安珍の生まれ故郷、白河市根田地区で、安珍の命日の27日午前9時から、2年ぶりに供養祭が開かれる。東日本大震災による土砂崩れで供養祭の舞台であり、安珍生誕の地のシンボル的存在だった...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

【専門家集団の模索1】「ムラ」の議論を反省 不足した情報発信力

日本原子力学会の「年会」には全国から会員が集まった。原発事故の課題が山積する中で模索は続く=19日、福井市
 「想定を超える事態への対応に考えが及んでいなかった」。日本原子力学会の会長を務める東大大学院教授の田中知は、東京電力福島第一原発事故の厳しい現実を前に、専門家集団のトップとして深い自責の念を抱く。  「学会は今まで何をしていたのか」。1年前の事故以...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

県南9市町村に賠償拡大 東電が方針 会津は対象外

 東京電力は22日、福島第1原発事故に伴う避難区域以外の賠償の対象を県南地方9市町村の妊婦と18歳以下の子どもに拡大した。1人当たり20万円を支払う方針を明らかにしたが、会津地方は賠償の対象から外した。ただ、同地方の支援を目的に県原子力被害応急対策基...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

帰還/広野からの報告(36)患者が待っている 医療の再建望む声強く

いわき市の仮設住宅集会所で往診する小鹿山さん。お年寄りの声を聞き優しく語り掛ける
 自分を待っている患者がいるとあらためて感じた。  広野町には2軒の診療所と病院が1つ、歯科医が2軒あった。そのうちの1軒がJR広野駅前にある馬場医院だ。院長の小鹿山博之さん(55)が診療を再開したのは昨年8月だった。同じ頃に20数キロ離れたいわき市...[記事全文

カテゴリー:連載・原発大難

川内村を2区域に再編 住民懇談会で了承

 東京電力福島第一原発事故の避難区域の再編で、川内村の警戒区域は4月1日付で、放射線量に応じ「避難指示解除準備」と「居住制限」の2区域に再編される。郡山、いわき両市で21日開いた住民懇談会で、政府が見直し案を示し了承を得た。再編区域が決定したのは避難...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

大熊町長らが福島第一原発を視察 

免震重要棟で東電の担当者から説明を受ける(左から)千葉議長、渡辺町長ら(大熊町提供)
 大熊町の渡辺利綱町長や同町議会は21日、東京電力福島第一原発を視察した。渡辺町長らは主に1号機から6号機の建屋周辺を海側からバスで回り、津波被害の甚大さを確認した。免震重要棟では東電の担当者から作業の現状を聞いた。  視察後、渡辺町長と千葉幸生議長...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

オフサイトセンターが県自治会館に移転 

 県庁本庁舎に設置されている政府の原子力災害現地対策本部・オフサイトセンターは、県庁に隣接する福島市の県自治会館に4月上旬にも移転する。  県は県庁本庁舎を震度6強以上の地震で倒壊の危険性がある耐震性能Dランクとしている。原子力災害対応の拠点としてセ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

富岡のスクリーニング新施設を供用開始 一時帰宅

21日に供用開始したスクリーニング場
 政府の原子力災害現地対策本部が富岡町毛萱(けがや)に整備した「毛萱・波倉スクリーニング場」は21日供用を開始した。富岡町民の一時帰宅のスクリーニングに利用された。同日、報道関係者に公開された。  富岡町民約260世帯、約580人が一時帰宅し、会場で...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

住民混乱恐れ、判断誤る 日本原子力学会で指摘が出る 

 日本原子力学会大会は、最終日の21日も福井市で各研究機関などが発表した。学会の社会・環境部会福島コアグループは東京電力福島第一原発事故に関する社会的要因の分析結果を発表。官邸や国の機関が住民のパニックを恐れて判断を誤る「エリートパニック」が発生し、...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【県内グリーン・ツーリズム】予約激減、存続の危機 街おこし遠のく 喜多方は春以降1件のみ

アスパラガスの畑を見詰め、子どもたちの笑顔に思いをはせる武藤さん
 東京電力福島第一原発事故の風評被害で、都市部から本県の農村部に人を招き交流する滞在型余暇活動「グリーン・ツーリズム」が深刻な打撃を受けている。先進地の喜多方市は平成22年度、学校関係で59校約9000人の児童・生徒を受け入れていたが、23年度はキャ...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

残ったはさみと前へ 新築完成、オープン 「自分には、この道しかない」

新たに店舗兼住宅を構え再スタートを切った立谷さん
■相馬の自宅兼理容店を流失した 立谷幸一さん(58)  東日本大震災の津波で相馬市原釜の自宅兼店舗を流失した理容業立谷幸一さん(58)は市内沖ノ内に自宅兼店舗を新たに構え、8日、オープンさせた。「前に向かって進むことしかできないのが自分の性分なんだ」...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

帰還/広野からの報告(35) 生産自粛で意欲減 未来信じ 耕地守る人も

 コメ作り再開の日のために除草作業に取り組む芳賀さん
   例年ならトラクターで田起こしの時期だ。  それなのに自分はいわき市の借り上げ住宅でこたつの中。「このままでは土地が荒れてしまう。作物を育て、食べる喜びを味わえないのが本当に悔しい」。震災前まで広野町で30アールほどコシヒカリを作ってきた男性(6...[記事全文

カテゴリー:連載・原発大難

帰還/広野からの報告(34)戻らぬ受注、人員 工業団地の早期除染期待

誰もいなくなった工場内を見詰める石田さん。にぎやかだったころの面影はない
 震災後、操業を再開したのは15社中12社だ。  広野工業団地は常磐自動車道の広野インターチェンジに隣接する利便地にあり、さまざまな業種の15社が立地して広野町の雇用を支えてきた。  大震災と原発事故で一時は全社が従業員を避難させた。しかし、緊急時...[記事全文

カテゴリー:連載・原発大難

今を生きる 93歳避難後も描く 安達太良山の大作完成 「年を取るのも忘れる」

避難先の二本松市でも絵画の創作に励む志賀さん
■浪江から二本松へ、県美術協会員 志賀ヨシさん  安達太良山は3月半ばを過ぎても中腹まで雪に覆われる。近くの山々には柔らかな日が差す。東京電力福島第一原発事故で浪江町から二本松市油井の雇用促進住宅に避難している県美術協会員の志賀ヨシさん(93)は、...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【自家消費食品の検査】測定に時間、人手不足 新基準対応に苦慮 市町村、精度の維持課題

市民が持ち込んだ食品の放射性物質を簡易測定器で検査する臨時職員=福島市
 4月から適用される放射性セシウムに関する食品の新基準値をめぐり、県内の市町村は住民から持ち込まれる食品の検査態勢づくりに苦慮している。基準が厳しくなることで、これまで以上に検査に時間がかかる上、検査依頼が大幅に増えることが予想されるためだ。簡易測定...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

帰還/広野からの報告(33) 元通りの営業遠く 「帰りたい」が、越せぬ壁

帰還に向けさまざまな思いをめぐらせながら料理店を再開させた坂本さん
 広野町は1日に役場機能を町内に戻し、4月からは町民の帰還に向けた取り組みを本格化させる。しかし、除染や生活の基盤などさまざまな条件が整うかは不透明だ。ある程度整っても、町民が町に戻る決断をする前にはさまざまな不安の壁が立ちふさがる。働く場、医療、安...[記事全文

カテゴリー:連載・原発大難

今を生きる 次からは明るい曲 苦しんだ1年、活動再開

復興への思いを乗せ、歌を披露する大場さん
■浪江のフォークバンド「くじらのなみだ」メンバー 大場永次郎さん(51)  「♪閉ざされた季節をさまよいながら-」。復興への思いを歌に乗せる。大震災から1年が過ぎ、浪江町のフォークソングバンド「くじらのなみだ」のメンバー大場永次郎さん(51)はステー...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

県外避難6万2831人8日現在 

 自主避難も含めた県外への避難者は8日現在、6万2831人で、2月23日現在に比べて157人増えた。県が19日発表した。  都道府県別の避難状況は【表】の通り。避難先は46都道府県に及ぶ。最も多いのは山形県で1万2980人(2月23日現在比7人増)。...[記事全文

今を生きる 「富剣魂」胸に飛躍誓う 精進続け全国出場を

剣道の精進を誓う(左から)古川君、佐藤君、高木さん
■富岡町少年剣道団卒団式 佐藤大希君(15) 古川崇倫君(15) 高木真由さん(15)  富岡町少年剣道団の卒団式は17日、大玉村の大玉中武道館で行われた。佐藤大希君(15)=若松一中=、古川崇倫君(15)=小名浜二中=、高木真由さん(15)=四倉中...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

今を生きる 看護に「身ささげん」 今度は私が支える番

 再会した同級生と談笑する秋元さん(左)
■双葉町出身、埼玉の学校に編入、卒業 秋元久美子さん  「わが手に託されたる人々の幸のために身をささげん」-。双葉町出身の秋元久美子さん(33)は17日、郡山市で開かれた双葉准看護学院の卒業生を祝う会で万感の思いを込めて「ナイチンゲール誓詞」を読み上...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【中間貯蔵 政府要請】住民帰還に影響も 廃棄物減容化 国の実証試験道半ば

 政府から中間貯蔵施設の設置や災害廃棄物の受け入れを求められた双葉郡4町では、復興計画づくりが遅れ、住民帰還や産業再生などへの施策見直しを迫られる可能性も出ている。政府は除染技術を早期に確立して住民の帰還と郡内の復興を後押しする考えだが、課題は山積し...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【中間貯蔵 政府要請】突然「3町設置」に困惑 将来の増設懸念 難しい意見集約 問題長期化か

 東京電力福島第一原発事故に伴う汚染廃棄物の中間貯蔵施設の建設問題で、政府から設置要請を受けた大熊、双葉、楢葉3町に困惑と国への不信感が広がっている。当初は「双葉郡内に1カ所」としていた方針が突然変更されたことで、関係者は「県内で除染が進めば、なし崩...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

放射線 放射性物質 Q&A 甲状腺がん以外の発症は

 チェルノブイリ原発事故の後に甲状腺がんの発症が増加したことは聞いたことがありますが、それ以外の病気が増えたりはしていないのでしょうか。現地はどのような状況になったのかを教えてください。 【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー・長崎大大学院教授...[記事全文

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

県内に役場機能を 双葉町議会が決議案提出へ

 昨年4月から埼玉県加須市の旧県立騎西高に主な役場機能を置いている双葉町の福島県内移転をめぐり、双葉町議会は16日までに、19日の3月定例町議会最終本会議に議員発議の「双葉町役場機能本体を県内に戻すことについての決議案」を提出する方針を固めた。町議会...[記事全文

いわき周辺に5年後拠点 大熊町が第1次復興計画素案

計画の素案を策定した検討委員会
 東京電力福島第一原発事故で町全域が警戒区域にある大熊町の町復興計画検討委員会は16日、「第1次大熊町復興計画」の素案を策定した。5年後を目標に役場機能と小中学校の施設を現在の会津若松市から、いわき市周辺へ移す案を盛り込んだ。同日、菅原祐樹委員長が渡...[記事全文

長期の町外居住町民を支援 富岡町復興計画策定委員会

復興計画素案に意見を交わした策定委
 第4回富岡町災害復興計画策定委員会は16日、郡山市の町郡山事務所で開かれ、災害復興計画(第1次)素案に意見を交わした。長期にわたり町外での一時居住を余儀なくされる町民への支援が基本理念に加えられた。同計画の計画期間は24年度から32年度までの9カ年...[記事全文

震災直後から半年間を記録 いわき病院が冊子

 いわき市平豊間の国立病院機構いわき病院(関晴朗院長)は16日までに、東日本大震災直後から昨年9月26日までの約半年間にわたる院内の記録を冊子「巨大地震・津波-いわき病院の記録-」にまとめた。  津波被害の現状、全ての入院患者の転院から帰院など、医療...[記事全文

19日から原発賠償説明会 県司法書士会など県内6会場

 県司法書士会と県青年司法書士協議会は19日から、県内の6会場で東京電力福島第一原発事故の賠償請求に関する説明会を開く。  今月上旬に東電が3回目の請求書類を被災者に発送したことを受けた対応。原発事故前まで避難区域内で活動していた司法書士が、書類を...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

キノコ2点基準下回る 放射性物質検査

 福島県は16日、キノコの放射性物質の検査結果を【表】の通り発表した。中島村の菌床シイタケ(施設)1点、西会津町の原木シイタケ(施設)1点を調べた結果、放射性セシウムは食品衛生法の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を大きく下回るか検出下限値未満...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

きめ細かな報道を本に 3月17日発売 ラジオ福島の300日

発売される「ラジオ福島の300日」
 東日本大震災後、県民に情報を伝え続けたラジオ福島(本社・福島市)の放送現場の様子と関係者の思いを伝える本「ラジオ福島の300日」が17日、発売される。  「ラジオでみなさんつながっています。大丈夫です」-。地震、津波、原発事故の混乱と不安の中で県民...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

今を生きる 本紙が結んだ同郷の絆 寄付通じ「共に頑張る」

「グループホームシニアガーデン富岡」が掲載された1月3日付の福島民報の紙面を見る(右から)平山さん、鈴木施設長、鈴木さん
■富岡町のホテルひさご社長 平山元吉さん(76) ■グループホームシニアガーデン富岡施設長 鈴木康弘さん(65)  「互いに苦しい今だからこそ富岡町民の絆を強く持ち続けたい」。警戒区域の富岡町にあるホテルひさご社長の平山元吉さん(76)は16日、グル...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【原賠審指針決定】生活再建 道筋を 「足りない」「個別算定して」 精神的賠償に不満

 仮設住宅の集会で住民同士で損害賠償について話し合う矢吹さん(左)ら=本宮市
 「生活再建には足りない」。原子力損害賠償紛争審査会が避難区域の見直しに伴う賠償指針をまとめた16日、長期間戻れない「帰還困難区域」になる見通しの住民からは精神的損害に対する賠償に不満が相次いだ。帰還困難区域と比べ大幅な減額となる「居住制限区域」の住...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【「前線基地」の苦悩20】「守り抜く」約束ほご 業務の対象次々拡大

オフサイトセンターの代替施設となっている県庁の正庁。住民支援班などが新設された
 県の防災対策に関わった県職員の1人は、同僚から聞かされた話に耳を疑った。「大熊町のオフサイトセンターが県庁内に移っている」  東日本大震災が発生してから2週間余りが過ぎた昨年3月下旬。東京電力福島第一原発事故はまだまだ予断を許さない段階だった。  ...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発