東日本大震災

2012年3月アーカイブ

仮置き場線量問題ないが... 住民の不安大きく

 県はがれきの処分や再利用を進めるため、仮置き場の放射線量を測定している。周辺の空間線量と比較して特に高い数値は出ておらず、「空間線量に問題はない」と住民に説明しているが、放射性物質に対する住民の不安は大きく、スムーズに処分や再利用が進んでいないのが...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

3月11日生まれの田辺さん 実証試験に特別な思い

 東京電力福島第一原発事故で汚染された土の減容化と一時保管方法の実証試験に取り組んできた熊谷組の田辺大次郎さん(52)=プロジェクトエンジニアリング室事業部長=は昨年12月から2月下旬まで特別な思いで大熊町内の試験プラントに立っていた。震災が起きた日...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

住宅地、除染進まず 作業員不足 積雪が影響

 放射性物質汚染対処特措法に基づき、除染作業を国の財政負担で行う「汚染状況重点調査地域」、除染や廃棄物処理を国直轄で行う「除染特別地域」が指定され、線量低減の取り組みが進められている。  「汚染状況重点調査地域」には、年間積算線量1ミリシーベルト(毎...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

首長、難しい判断 国、県と協議開始へ 双葉郡8町村

 政府から中間貯蔵施設の設置を要請された双葉郡八町村。国との意見交換会が急きょ中止になるなど混乱が続くが、10日に国と県と、双葉郡八町村との協議の場が設けられ、話し合いが始まる見通しだ。ただ、30年の長期に及ぶ施設だけに各首長は難しい判断を迫られる。...[記事全文

271万トン手つかず 下水汚泥処分も遅れ 震災がれき

 福島県によると、県内で発生、または住宅の全壊や半壊などで今後発生すると見込まれるがれきの量は1月30日現在で、437万9千トンとなっている。このうち仮置き場に搬入されたのは166万8千トン。残る271万1千トンが手つかずの計算となる。  仮置き場に...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

中間貯蔵の場所難航 政府、双葉郡に設置方針

 東京電力福島第一原発事故に伴う放射性物質汚染対処特措法が施行され、県内各地で除染作業が行われている。しかし、汚染廃棄物を搬入する中間貯蔵施設の設置場所は決まっておらず、政府のスケジュール通りに建設が進むかは不透明だ。市町村では依然、仮置き場の確保が...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

復興への道筋探る 県立博物館でシンポジウム

 県立博物館など主催の東北復興シンポジウムは3日、会津若松市の同館で催され、講演やパネルディスカッションを通して復興への道筋を探った。  NPO法人アスクネイチャー・ジャパン(理事長・仁連孝昭滋賀県立大副学長)の共催。宗教学者の山折哲雄さん、福島原発...[記事全文

【「前線基地」の苦悩8】続く爆発 高まる緊張 屋内外の線量 急上昇

オフサイトセンター内に残っているホワイトボードのメモ。1号機から4号機のプラントの状況などが記されている=2日
 震災発生から一夜明けた昨年3月12日朝、大熊町のオフサイトセンター内で、政府や県、東京電力などの関係者は緊迫した雰囲気の中で対応に追われた。原子炉は停止したが、燃料は熱を放ち続けている。炉心溶融などの最悪の事態を招かないためには、冷却用の注水が急務...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

家族愛貫いた夫婦 「次男助けたい一心で」

■いわき市平豊間 鈴木克典さん=当時42= 久美子さん=当時42=  いわき市平豊間の鈴木克典さん=当時(42)=と妻久美子さん=当時(42)=は自宅まで1キロ足らずの薄磯地区で津波にさらわれた。「自宅に1人残した次男を助けたい一心だったのでしょう」...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

【汚染砕石問題】被害建物 対策進まず 東電の賠償不透明 出荷業者 検査態勢を不安視

汚染されたとみられる砕石が使用された賃貸アパート。入居者は不安を抱えながら生活している=3日、福島市
 放射性物質に汚染された疑いのある砕石の出荷問題で、砕石が使われたとされる建築物の対策工事などが進んでいない。東京電力の賠償方針が示されないためで、二本松市のマンションは建設会社が鉄板で放射線を遮蔽(しゃへい)する工事を予定しているが、発覚から約1カ...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

再生可能エネで復興を 福島で国際セミナー

被災地復興に向けスマートコミュニティーの導入を提言したセミナー
 東日本大震災の被災地復興を再生可能エネルギー活用の視点から考える「国際エネルギー・セミナー」は2日、福島市のパルセいいざかで開かれた。電力消費の効率化や新たな雇用創出、防災力の強化などに優れているという「スマートコミュニティー」の概念を復興に取り入...[記事全文

温厚な棋界の裏方 天から県本因坊戦見守って

■南相馬市鹿島区 阿部友宏さん=当時56=  囲碁をたしなみ腕に覚えのあるアマチュア有段者なら誰でも出場を夢見る県本因坊戦。昨年の第59回は東日本大震災翌日の3月12、13の両日、福島市飯坂町で開催予定だった。  3年ぶり3回目の出場を翌日に控え南相...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

今を生きる 仲間と磨くアナウンス 新たな学びやで出会い

新しい仲間と共に表現技術を磨く高田君(右)
■双葉高から喜多方高へ転入 高田涼太君  「また語尾下がった」「言葉の意味を考えて!」。喜多方市の喜多方高桜壇会館で放送委員会の発声練習に熱が入る。同級生から助言を受けるのは、昨年6月に双葉高から転入した2年生の高田涼太君(17)。正しい発音ができる...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【「前線基地」の苦悩7】食料、水備蓄わずか 肉体、精神とも限界に

震災後、1年近くが過ぎてもオフサイトセンターに残されている飲みかけの飲料水=2日
 原発事故の政府現地対策本部が置かれた大熊町のオフサイトセンターにカレーのにおいが漂った。本部に詰めた政府関係者は、食欲が湧かなかった。「好みを言ってはいけない状況だったが、またカレーか、という思いが一瞬、よぎった」  センターが県庁に移るまでの5日...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

加工食品32点基準値下回る 放射性物質検査

 県は2日、乾燥野菜や漬け物など加工食品の放射性物質検査の結果を【表】の通り発表した。13市町村で加工された32点を調べ、放射性セシウムは全ての検体で検出下限値未満か食品衛生法の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)以下だった。  放射性ヨウ素は全...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

明日への提言 福島大行政政策学類教授 今井照氏 戻らない人も支援を

 自治体政策が専門の福島大行政政策学類の今井照教授に、古里への帰還をめぐる避難者の現状や避難区域見直しの在り方などについて聞いた。  −避難者の現状をどのようにみているか。  「原発災害は、自分の住んでいた地域に住めなくなることが自然災害との大きな違...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

地域分断、空洞化懸念 県警、空き巣対策に重点

 避難区域の見直しに伴い警戒区域が解除された場合の治安対策について、松本光弘県警本部長は2月22日の2月定例県議会の代表質問で、特別警ら隊によるパトロールや防犯カメラの運用などで窃盗犯罪に対応する方針を示した。  県や関係市町村と治安面から協議し、道...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

消防、警戒区域の巡回強化

 警戒区域の浪江、富岡両消防署と双葉地方広域消防本部、南相馬消防署小高分署は東京電力福島第一原発事故後、区域外の消防施設に移っているが、役場の帰還に合わせ、消防機能を戻す方針だ。  今後、避難区域の再編で人の出入りが自由になれば、火事の発生が考えられ...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

「3.11」から1年 最前線の双葉署不審者発見に全力

 避難区域の多くを管轄する双葉署は東日本大震災後、福島署川俣分庁舎に移転し、葛尾村、広野町、川内村の駐在所には署員を24時間常駐させ、不審者の発見に努めてきた。  他県警からの応援部隊も葛尾や広野、田村市に拠点を設けてパトロールしている。他県警から県...[記事全文

「3.11」から1年 昨年の窃盗3倍の920件 双葉署管内

 東京電力福島第一原発事故で半径20キロ圏内に設定された警戒区域では、無人となった民家や事業所、コンビニエンスストアなどが狙われる窃盗事件が多発した。管内の多くが警戒区域に入る双葉署管内では平成23年の1年間に920件の窃盗事件が起き、前年の319件...[記事全文

みんなで帰るんだ 小高区片草行政区長今村栄三さん

 「いつ片草の地に戻れるのか不安な気持ちはある。それでもいつかはみんなで帰るんだ」。原発事故に伴う警戒区域になっている南相馬市小高区片草行政区の区長を務める今村栄三さん(68)は2月19日、震災後初めて集った住民の笑顔に胸を熱くした。  会社を定年退...[記事全文

「字」単位で3区域 線引き複雑に入り組む 国の支援策は6項目

 政府は3月末にも、東京電力福島第一原発事故の避難区域を見直し、放射線量に応じて三区域に再編する方針を打ち出している。ただ、地域が分断される恐れがあり、居住が制限される地域では空洞化が懸念される。区域見直しとセットで関係市町村と住民に提示する総合支援...[記事全文

「川内へ迎える会」会長秋元洋子さん 明かりともし続けたい

 「村役場や村民が戻ってくるまでに何ができるのかを考え、明かりをともし続けたい」。川内村の「川内へ迎える会」会長の秋元洋子さん(61)は村民の帰還を心待ちにする。  昨年6月、村内にとどまるなどしている女性35人で迎える会をつくった。温泉施設「かわう...[記事全文

「帰還困難区域」不動産買い上げ 政府検討

 政府は住民の避難生活が長期間に及ぶとみられる「帰還困難区域」(年間放射線量50ミリシーベルト超)では、不動産の買い上げを検討する。  現在、買い上げ単価などについて検討を急いでおり、方針が決定次第、県と関係町村に示すもようだ。...[記事全文

一時帰宅3巡目 6197世帯、1万4854人参加 警戒区域

 東京電力福島第一原発から半径20キロ圏内の警戒区域への一時帰宅は、1月29日の田村市都路町をトップに三巡目が始まった。2月26日までに6197世帯1万4854人が参加している。  三巡目からは新たに住宅の修理業者や引っ越し業者の同行が認められ、同日...[記事全文

避難区域再編 緊急時避難準備区域解除の5市町村 帰還へ準備本格化

 昨年9月末に緊急時避難準備区域が解除された南相馬市、田村市、広野町、楢葉町、川内村の五市町村では住民帰還に向けた取り組みが進んでいる。  緊急時避難準備区域だった南相馬市原町区は2月23日現在、約2万9千人で、震災前の約4万7千人と比べると約1万8...[記事全文

初日は猫4匹 警戒区域でペット集中保護活動開始

 環境省と県は1日、東京電力福島第一原発事故による警戒区域でペットの集中保護活動を開始した。初日は南相馬市と浪江町で捕獲用の器材を設置した。  原発事故発生から1年近く経過するが、区域内には100匹以上の犬や猫がいるとみられることから、早急に保護する...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

4日に初の県甲状腺検査講習 福島

 県は県民健康管理調査の甲状腺検査を行う医師、検査技師を育成するため4日、初の県甲状腺検査講習会を福島市で開く。  甲状腺検査で必要な超音波検査の専門的な知識と技術を持つ人材を育成し、県内各地に検査拠点を整えるのが狙い。初回の講習会は県北地域の医師、...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

落ち葉に高濃度セシウム 浪江や双葉 森林土壌を測定

 林野庁は1日、県内の森林391地点で実施した落ち葉や土壌の放射性セシウム濃度の測定結果を公表した。最も濃度が高かったのは、浪江町入北沢の1平方メートル当たり856万ベクレル。同町や双葉町など、東京電力福島第一原発から北西方向の地域で高濃度のセシウム...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

命懸けで水門管理 「自分より人を思いやる」

■浪江町棚塩 鈴木謙太郎さん=当時64=  海面とほぼ同じ高さにある福島県浪江町棚塩地区。農地は度々、高潮の被害に遭ってきた。海とつながる水路には、海水が逆流しあふれるのを防ぐ水門が建設された。  自宅が海から500メートルほど離れた場所にある花木生...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

県外避難者6万2610人、前月比初の減

 福島県によると、自主避難者を含めた県外への避難者は2月20日現在、6万2610人で、46都道府県に及んでいる。1月26日現在の6万2808人と比べ198人減り、これまで増加傾向が続いていた避難者数が減少に転じた。  隣県への避難が目立ち、山形県が1...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

明日への提言 福島医大看護学部 総合科学部門教授(心理学) 志賀令明氏 心のケア注意払って

 東日本大震災や東京電力福島第一原発事故による避難生活が長期化する中で、福島医大看護学部総合科学部門の志賀令明教授(心理学)に避難住民の心の状態や今後のケアの在り方などについて聞いた。  -避難住民は現在、どのような心理的状態に置かれていると言えるの...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

安否確認に黄色い旗 大玉村の安達太良仮設住宅自治会長 鎌田光利さん

 高齢者宅の黄色い旗を確認する鎌田会長=2月24日、大玉村
 「まるで10年とも思えるほどの苦難の連続だった」。富岡町民が避難する大玉村の安達太良仮設住宅自治会長の鎌田光利さん(56)は震災後の1年を振り返る。避難当初は不慣れな場所での生活で大変なことも多かったが、現在は村での暮らしにも慣れ、「少しは落ち着い...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

仮設住宅 独居高齢者1割

 東京電力福島第一原発事故を受け、県内にある仮設住宅に身を寄せている約1万3000世帯の約3万1000人のうち、1323人が65歳以上の1人暮らしであることが県の取りまとめで分かった。  調査は各市町村による実態調査に全世帯の8割が応じ、65歳以上の...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

不安、孤独感どう防ぐ 被災者の悩み電話で「傾聴」

ホットラインには避難生活による不安などさまざまな相談が寄せられる=2月24日、福島市
 東日本大震災で被災した人の悩みや不安を電話相談で受ける「寄り添いホットライン」(本部・東京)は2月11日から本県と秋田の両県に拠点を設け、岩手、宮城を含む4県からの相談に3回線で対応している。  ホットラインは、被災者の不安や孤独感を少しでも取り除...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

大熊町行政区長会長 仲野孝男さん 「お茶会」仮設に潤い 若松 参加者の笑顔うれしい

行政とのパイプ役として活動している仲野会長=2月26日、会津若松市
 町民が何を思い、何を考えているかを最優先に考え、活動している。大熊町行政区長会長として21ある町の行政区の代表と連携し、避難住民の声を吸い上げている。  避難生活を送る会津若松市の松長近隣公園仮設住宅で自治会長を務めている。約3400人が暮らす同市...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

福島市が山形に避難者行政窓口 南相馬市は常駐 隔週木曜に職員配置

窓口で相談に応じる福島市の職員=1日、山形市
 福島市は2月16日、東京電力福島第一原発事故後に山形県に避難している福島市民のために、山形市と米沢市に行政相談窓口を開設した。市が県外に相談窓口をつくったのは初めてで、隔週木曜日に福島市の職員が相談に応じている。  福島市によると、山形市への避難者...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

2次避難所 全閉鎖

 昨年4月1日から設置されていた旅館・ホテルなどの2次避難所は2月21日、全て閉鎖された。昨年6月のピーク時には1万7900人が身を寄せ、設置施設は546カ所に上った。  体育館や公民館、集会所などの1次避難所は昨年12月28日に全て閉鎖されている。...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

いわき 入居待ち状態 県内入居率83% 300戸の用地不足

造成が進む川内村の仮設住宅の建設現場=1日
 県は2月23日現在、1万6514戸の仮設住宅の着工を決めている。緊急時避難準備区域が解除された広野町で46戸、川内村で50戸が新たに着工したほか、南相馬市では昨年9月5日現在と比べ、531戸増えた。  いわき市への着工戸数も昨年9月5日と比べ694...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

推計人口 2月 198万814人

 県によると、県内の2月1日現在の住民基本台帳に基づく推計人口は198万814人となり、1月より2177人減少した。世帯数は71万5886世帯で、前月より2177世帯少なくなった。  東日本大震災発生前の昨年3月1日と比べると、県内の推計人口は4万3...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

広野町、元の役場再開 避難9町村で初

業務を再開した広野町の庁舎で打ち合わせをする職員
 東京電力福島第一原発事故で全域が旧緊急時避難準備区域だった広野町は1日、いわき市に移していた役場機能を約1年ぶりに本来の庁舎に戻し業務を再開した。役場ごと避難した県内9町村で行政の帰還は初めて。町は3月末にも町民に出した避難指示を解除する方針。年内...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

不備議事録の概要作成 県災対本部、職員聞き取りなどで

 東日本大震災発生直後の県災害対策本部会議の議事録に不備があった問題で、同本部は1日までに当時の職員からの聞き取りなどで、概要をまとめた「議事録」を作成した。  震災発生直後の昨年3月11日の1回目の会議で被害の詳細が把握ができていない状況、東京電力...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

県が6回目の第一原発調査 4号機燃料プールなど確認

 県と大熊、楢葉、富岡の3町は1日、東京電力福島第一原発で現地調査を行い、4号機の使用済み燃料プールなどを確認した。  事故後の調査は6回目で、8人が参加した。高所作業車を使い、4号機原子炉建屋から5メートルほどの距離から使用済み燃料プールの上部を確...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

福島市が東電に12億円余請求

新妻理事に請求書を手渡す瀬戸市長(右)
 福島市は1日、東京電力に対し福島第一原発事故に伴い支出した放射線対策費などを損害として約12億3600万円の支払いを請求した。瀬戸孝則市長が福島市の東電福島地域支援室を訪れ、新妻常正理事・福島原子力被災者支援対策本部副本部長に請求書を提出した。  ...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

県立高で卒業式 サテライト8校でも

3年間の学校生活を振り返り、涙を見せる浪江の卒業生=二本松市・安達文化ホール
 県内の県立高校のうち、全日制87校と定時制6校の計93校は1日、卒業式を行い、1万5821人が思い出の学びやを巣立った。東京電力福島第一原発事故でサテライト校を置く相双地方の9校のうち原町高を除く8校は、本校とは違う会場で卒業式を行った。  二本松...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

来月以降も申請受け付け 避難者向け借り上げ住宅

 避難者向けの民間借り上げ住宅の新規申し込みについて、県は1日、4月以降も新規の申請を受け付けることを決めた。関係市町村に通知した。  民間借り上げ住宅に新たに住み始めたり、中通りから浜通りなど別な借り上げ住宅に移り住んだりした被災者を対象にした国の...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

【広野町 元の役場再開】本格除染これから 国の実証事業遅れ 仮置き場にも課題

広野町総合グラウンドで除染のため削り取った芝生を運ぶ作業員=1日
■待てない  広野町役場に近い広野中で1日、通路の窓の汚れを拭き取る除染作業が行われた。同じころ、町総合グラウンドでは作業員がスタンドの芝生を削り取り、トラックへの積み込みに追われた。  町は昨年10月から独自の予算で町幼稚園をトップに文教施設の除染...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【広野町 元の役場再開】町民「戻りたいが...」 5300人、依然避難 「帰還の呼び水に」期待も

町役場を訪れ、畑のモニタリング調査結果の詳細や除染について職員に問い合わせる根本さん(左)=1日
 広野町の役場機能が1日、町内に戻り、全町民の「年内帰還」に向けた取り組みが動きだす。ただ、町内に居住する町民は約250人で、約5300人はいわき市をはじめ県内外に避難したまま。帰町には除染が前提条件だが、本格的な作業はこれからだ。町内には営業してい...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【「前線基地」の苦悩6】菅氏の怒鳴り声響く「総理 落ち着かせろ」

福島第一原発で、東京電力幹部(右側)らから説明を受ける菅首相(左から2人目)=昨年3月12日午前(内閣広報室提供)
 停電が続いた大熊町のオフサイトセンターに明かりが戻った。国や県の現地対策スタッフは間借りしていた隣の県原子力センターから次々に移動した。昨年3月12日午前3時17分。震災発生から半日がたっていた。  経済産業省原子力安全・保安院で原子力発電検査課長...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

東京進出 自信の味 国際ジェラート審査で入賞

福島で培った味を品川で売り込む片平さん(左)と佐藤さん
■伊達市霊山町で人気アイス店経営 片平晋作さん(34)  東京の品川プリンスホテルエプソン品川アクアスタジアムで営業するアイスクリーム店「セレーネイタリアンジェラート」。伊達市霊山町で人気のアイスクリーム店を営む片平晋作さん(34)=相馬市玉野=が1...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

漁師支え続けた妻 「31年間、ありがとな...」

■相馬市原釜 佐藤けい子さん=当時51=  「お父さん、お父さん、お父さん」  昨年3月11日、太平洋沖から押し寄せた真っ黒な波が相馬市原釜の主婦佐藤けい子さん=当時(51)=の自宅を押しつぶした。津波の様子を見に近所の三階建ての食堂に向かった夫の漁...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

避難基準の年20ミリシーベルト 政府が容認

 東京電力福島第一原発事故を受け、長期間な低線量被ばくの健康影響を検討する政府の作業部会は昨年12月、除染で年間被ばく線量を引き下げる際の中間目標値を盛り込んだ提言をまとめた。2年後に年間線量を10ミリシーベルトとし、次の段階は5ミリシーベルトと段階...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

内部被ばく検査始まる ホールボディーカウンター 長期化は必至

 県内各市町村は住民からの要望を受け、ホールボディーカウンターを導入し内部被ばく検査を実施している。  福島市は2月27日、車載型ホールボディーカウンターの運用を開始した。放射線量が高い地域の小学生から検査を始めるが、1日の検査人員は60人のみ。3月...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

問診票の回収低調 県民健康管理調査 当時の記憶薄れる

 県は東京電力福島第一原発事故による放射線の影響を踏まえ、県民の健康を長期にわたって見守る「県民健康管理調査」を実施している。  基本調査として、昨年6月から東日本大震災が発生した昨年3月11日以降の行動記録に関する問診票の配布、回収を進めているが、...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

放射線医療最高水準へ 福医大が拠点化構想 各種機能、5年以内に整備

 東京電力福島第一原発事故を受け、福島医大は放射線医療に関する拠点化構想を進めている。放射線医学県民健康管理センター(仮称)をはじめ各種機能を5年以内に整備する考えだ。  構想では、国内の専門家を医療・研究スタッフとして迎え、県内のがん医療を国内最高...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

子どもや妊婦の積算線量 「外部被ばく低い」 県アドバイザー

 県内では59市町村全てが、子どもや妊婦に積算線量計を配布し、定期的に放射線量を調べている。  郡山市が市内の小中学生2万4115人を対象に昨年11月7日から今年1月9日まで行った分析結果では、平均値は0・17ミリシーベルトで、「全員が健康に影響を与...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

復興へ全面協力 川俣の線量 近大が調査

近畿大などから贈られた放射線量電光表示器=2月28日、川俣町・富田幼稚園
 近畿大は昨年4月から原発事故による風評被害の拡大防止や農作物の作付けに関する情報提供などを目的に、川俣町での放射性物質の調査に入った。計画的避難区域に指定された町内山木屋地区などで空間放射線量を測定、土壌や自生する草花を持ち帰って分析するなど研究を...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

中3理科で放射線授業 教員育成、教材確保が課題

 学習指導要領の改定で、平成23年度から中学3年生の理科で放射線が取り上げられている。4月からの本格実施を前にした移行措置で、理科で「放射線の性質と利用」の項目が復活するのは約40年ぶり。  原発事故で全村避難を余儀なくされている飯舘村は、中学3年だ...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

独自に放射線教育 明健中の佐々木教諭 1年生から指導

自ら放射線を測定したデータのグラフを使い説明する佐々木教諭=2月24日、郡山市・明健中
 郡山市の明健中で理科を担当する佐々木清教諭(55)は放射線教育に取り組んでいる。  首都圏の専門家との研修に通い、授業のプログラムをつくった。「放射線の基礎知識」「被災事実の認識」「実験観察」の3本柱で、中学3年の理科以外にも、1年生から指導してい...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

地球上の日常生活―放射線は存在 世界平均年2.4ミリシーベルト被ばく

 放射線は東京電力福島第一原発事故とは無関係に地球上に存在する。宇宙からの放射線やラドンなどで世界平均で年間2・4ミリシーベルトの被ばくをしているとされている。航空機で東京-ニューヨークを往復すると、0・2ミリシーベルトの放射線を受ける。  ブラジル...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

明日への提言 福島医大医学部 放射線健康管理学講座教授 大津留晶氏 長期的な見守り必要

 福島医大医学部の放射線健康管理学講座の大津留晶教授に原発事故から1年たつ県内の放射線量の現状や低線量被ばくとどう向き合うべきかなどについて聞いた。  ―東京電力福島第一原発事故による県内の放射線量の状況は。  「国際評価尺度(INES)の暫定評価で...[記事全文

カテゴリー:震災から1年

24年産米 10市町村作付け 100ベクレル超500ベクレル以下の地域で 

 農林水産省が平成23年産米で1キロ当たり100ベクレル超500ベクレル以下の放射性セシウムが検出された地域でも24年産米の作付けを条件付きで認める方針を示したことを受け、対象となる12市町村のうち、10市町村が作付けする意向を決めたことが29日、福...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

文化の殿堂 震災越え復活 県文化センター9月、郡山市民文化センター18日 

9月29日に再開する見通しとなった県文化センター
 東日本大震災で大きな被害を受け、復旧が待ち望まれていた県文化センター(福島市)が、9月29日に再開する見通しとなった。施設を管理・運営する指定管理者の県文化振興事業団が29日、今後の日程を確認した。約2千人を収容できる郡山市民文化センターは今月18...[記事全文

広野町役場きょう町内復帰 役場機能を移転した9町村で初

役場機能移転に向け書類などを運び出す職員=いわき市の広野町湯本支所
 昨年9月に緊急時避難準備区域が解除された広野町は1日、いわき市に移転していた役場機能を町内の庁舎に戻す。1日は午前8時半から朝礼を行い山田基星町長が訓示する。役場機能を移した9町村のうち、行政機能が戻るのは初めて。  町湯本支所は「町湯本出張所」に...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【「前線基地」の苦悩5】県の避難誘導「限界」 情報、連絡手段乏しく

避難指示に緊張が走る富岡町災害対策本部。このころオフサイトセンターは市町村との連絡が取れにくくなっていた=昨年3月12日午前6時すぎ、学びの森
 南相馬市の県合同庁舎にある県相双地方振興局に、地震や津波の甚大な被害状況が入りだした。昨年3月11日午後9時ごろ。震災発生から約6時間が過ぎていた。  「大熊町のオフサイトセンターに行って、住民安全班の責任者をやってくれないか」。県民環境部副部長の...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発