東日本大震災アーカイブ

仮設の「空き家」浜通りへ 中通りから600戸移築  

 県は中通り地方で入居見込みのない仮設住宅約600戸を避難者の帰還などで需要が高まっている浜通り地方に移築する。今後、仮設住宅事業は新築ではなく未入居住宅の移築を基本に対応する。土木委で示した。
 移築対象となるのは市町村の要望で建設したものの長期間入居の見込みのない仮設住宅。「空き家」状態の解消につながる上、資材を運んで再建する方が新築よりもコスト削減になると判断した。
 県によると、県内外に避難していた双葉地方の住民が、いわき市など古里近くの自治体に居住を希望するケースが増え、仮設住宅の需要が高まっている。
 仮設住宅は東日本大震災以降、市町村の要望に沿って次々と建設した。しかし、避難者が民間借り上げ住宅を選択したり、県外に避難したりするなどして「空き家」が出ている。8日現在、県内に完成した仮設住宅は1万6226戸。入居済みは1万3738戸となっている。