東日本大震災

「連載・今を生きる」アーカイブ

  • Check

今を生きる 「富剣魂」胸に飛躍誓う 精進続け全国出場を

剣道の精進を誓う(左から)古川君、佐藤君、高木さん

■富岡町少年剣道団卒団式 佐藤大希君(15) 古川崇倫君(15) 高木真由さん(15)
 富岡町少年剣道団の卒団式は17日、大玉村の大玉中武道館で行われた。佐藤大希君(15)=若松一中=、古川崇倫君(15)=小名浜二中=、高木真由さん(15)=四倉中=の3人が巣立ちのときを迎えた。東京電力福島第一原発事故により、団員は分かれたが、それぞれの避難先で修練は怠らなかった。3人は「富剣魂」を胸に、高校でも剣道を続ける。
 同剣道団は、県総体剣道競技スポ少の部で4連覇を果たすなどの実績がある。震災前は週に4回の猛稽古に励んでいた。現在は月に1回、県内各地に避難している団員が大玉村に集まり、練習している。避難後も、佐藤君は中体連県大会、古川君は中体連東北大会、高木さんは全日本選抜剣道大会に出場するなど実力を発揮してきた。佐藤君と古川君は平工高、高木さんは磐城高に進学が決まっている。
 卒団式には、団員、保護者ら約40人が出席。指導者の佐藤勉富岡町剣友会会長が「何事もやり遂げる人間、人のために役立てる人間になってほしい。自信を持って頑張れ」と激励した。3人は卒団証書と記念品を受け、それぞれ、「剣道団は、試合に勝つための技術だけでなく、礼儀作法やあいさつの大切さを教えてくれた」と感謝の言葉を述べた。
 3人の目標は全国大会出場。佐藤君と古川君は同じ高校のため、「個人でも団体でもインターハイに行きたい」と意気込む。高木さんは「まずはレギュラーを目指し、全国の舞台に立ちたい」と活躍を誓った。

カテゴリー:連載・今を生きる

「連載・今を生きる」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧