東日本大震災

「連載・今を生きる」アーカイブ

  • Check

今を生きる 「希望のうた」熱唱 バイオリニストNAOTOさんら作曲 卒業式で復興願い

復興への願いを曲に乗せて歌う児童

■須賀川一小5、6年生
 カワセミのように 風よりも早く 希望へと突き進もう-♪
 県内の公立小学校で卒業式が行われた23日、須賀川市文化センターに須賀川一小の5、6年生197人の歌声が響いた。バイオリニストNAOTOさんらが作った応援ソング「希望のうた~カワセミのように~」で、東日本大震災で校舎が被災し、仮設校舎で学ぶ子どもたちが卒業式の席上、心を込めて歌った。
 NAOTOさんは震災後、都内の音楽高校に通う南相馬市と郡山市の女子生徒から依頼を受け、本県の小中学校で慰問演奏をした。その縁で今回、同校の応援ソングを作った。曲はNAOTOさんやチェロ奏者らが作曲、NAOTOさんと交流が深い歌手の大黒摩季さんと児童が詞を作った。
 市の鳥「カワセミ」の姿に加え、学校の思い出や友情などをイメージした言葉を6年生から集め、大黒さんが歌詞として書き下ろした。巣立つカワセミのように子どもたちが未来に向かって出発できるよう夢や希望、絆の大切さを伝える楽曲に仕上がった。
 LA LA LA~希望が降り注ぎますように-♪
 6年生と5年生が対面し、学びやがあることへの喜びや感謝の気持ちをメロディーに乗せた。溝井駿介君(6年)は「つらいことも多い1年だったが、信じる気持ちが湧いてきた。この歌は絶対に忘れない」と話した。NAOTOさんは「子どもたちの力を感じた」と、涙を流しながら客席で演奏を聴いた。復興の願いによって紡がれた曲は子どもたちの心に深く刻まれた。

カテゴリー:連載・今を生きる

「連載・今を生きる」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧