東日本大震災

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スーパー仮設で再開 いわき南台、双葉の松本さん

真新しい陳列棚が運び込まれた店内で準備を進める松本さん

 双葉町民が避難生活を送るいわき市の南台仮設住宅に27日、町民が運営する仮設店舗「ふたばふれあい処(どころ)」がオープンする。県産農産物や生鮮食品、総菜、生活雑貨などスーパー同様の豊富な品ぞろえとなる予定。
 運営するのは双葉町新山でスーパー「ブイチェーン マルマサ店」を経営していたマルマサ食品社長で、同仮設住宅に暮らす松本正道さん(48)。「あの日」、約30年続いた店を着の身着のままで追われた。避難生活を強いられながらも店再開を諦めず、いわき市内で物件を探しているうちに「どうせやるなら、長年支えてもらった双葉町民のためになる店を」と考えるようになり、県きずなづくり直売所支援モデル事業などの補助を受けて開設にこぎ着けた。
 「ふたばふれあい処」はプレハブ平屋で売り場面積約50平方メートル。従業員とパート合わせて6人で切り盛りし、営業時間は午前9時から午後6時まで。日曜日が定休。
 南台仮設住宅近辺にはスーパーなどがなかったため入居者らは「気軽に買い物ができるので本当に助かる」と期待している。
 開店の27日は記念セレモニーを行う。松本さんは「双葉を思い出してもらえるような懐かしみのある雰囲気を出したい。町民同士のふれあいが深まる場になるよう努める」と目を輝かせている。

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