東日本大震災

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かーちゃんの味継承 二本松 避難農業者がシンポ

試食交流会で料理を説明する「かーちゃん」たち

 原発事故で避難している阿武隈山系の町村の女性農業者が、避難先で故郷の味や技を伝えようと取り組む「かーちゃんの力・プロジェクト」のシンポジウムが24日、二本松市の県男女共生センターで開かれた。
 飯舘村、浪江町津島、葛尾村などで加工食品作りに励んできた女性たちがプロジェクトに取り組んでいる。福島大小規模自治体研究所などが支援している。シンポジウムで、福島市松川町の「あぶくま茶屋」を拠点に行っている加工販売や、各地の仮設住宅への訪問活動を報告した。
 試食交流会を開き、自慢の漬物や特産品を使った料理を県内外から参加した支援者ら約50人に味わってもらった。「かーちゃん」たちは、放射性物質に汚染され手に入らない食材を県外から取り寄せ、昔ながらの味付けや作り方で提供していることや、放射性物質検査を徹底して結果を表示するなどの苦労を説明していた。
 プロジェクト協議会代表の渡辺とみ子さん(58)=飯舘村=は「仲間を増やし、支援の輪を広げることで福島の復興に役立ちたい」と語った。

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