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廃炉求める声続出 原子力委、事故後初の「聴く会」

原子力委員に意見を述べる発言者

 原子力委員会は24日、郡山市のホテルハマツで東京電力福島第一原発の中長期措置への意見を聴く会を開いた。警戒区域からの避難者や県内の市民団体のメンバーらが近藤駿介委員長、政府の担当者らに対し原発の廃炉などを求めた。
 複数の発言者が国内の原発の全基廃炉を求めた。二本松市の男性は「(原発を稼働しなくても)電力量は十分にある」と指摘した。
 幼い子を県外に避難させている郡山、浪江各市町の男性は、家族が離れ離れになった現状を訴えながら「なぜ原発事故は防げなかったのか」と迫った。佐藤栄佐久前知事も参加し、国民が原子力政策の決定に参加できる仕組みづくりを訴えた。
 原子力委員会が原発事故後、県内で意見を聞くのは初めて。発言は25人を予定していたが、事前の申し込みは9人で、会場には空席が目立った。近藤委員長は出席者に対し「周知の日数が足りなかった」とした上で「対話は重要と思っている」と継続する意向を示した。
 意見交換に先立ち、近藤委員長は「原子力委員会を代表して(原発事故の)被害、影響を受けた方に心からおわびしたい」と謝罪した。原子力委員会を担当する内閣府原子力政策担当室、経済産業省資源エネルギー庁と東京電力の担当者が現状や長期的な見通しなどを説明した。

カテゴリー:福島第一原発事故

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