東日本大震災

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津波に耐えた希望の松 地元松川浦の漁師が見守り

松川浦の一角で生き残った「希望の松」

 相馬市の松川浦にあるマツが東日本大震災の津波に耐えて生き残り、地元漁師が「希望の松」と名付けて生育を見守っている。
 大洲海岸付近にあった松林地帯「十二本松」にあり、塩害防備保安林として数々植えられていた中の1本。高さ10メートルほどで下部の枝は枯れてしまったが、先端部には新しい緑が芽吹いている。
 「十二本松」は漁業者45人でつくる「むつみ会」の共有地で、大洲海岸が決壊した震災後は、一般者は陸路で近づくことができない。
 松川浦では他にも中州などで生き残ったマツが見つかっている。むつみ会代表の菊地寛さん(66)らは「希望の松」に地域復興への思いを重ねて見守り続ける。「今年の夏を乗り切ってくれれば成長も軌道に乗るのでは」と期待している。付近の復旧整備の際には行政側に保護を要望することも考えている。

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