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今を生きる 活動再開、元気与える 二本松のデイサービス 同郷の仲間励ます

踊りで同郷の人々を励ます武扇会の長岡会主(正面前列右)ら

■浪江から福島に避難 民舞踊「武扇会」会主 長岡仁子さん 70
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で浪江町から福島市に避難している民舞踊「武扇会」の会主長岡仁子さん(70)と各地に避難している25人の門下生がこのほど、二本松市の安達運動場仮設住宅にあるデイサービスセンターを訪れ、同郷の住民や利用者らを踊りで励ました。
 武扇会は昨年、震災の翌日に浪江町のサンシャイン浪江で創立30周年記念発表会を予定していた。長岡さんは「避難した仲間と連絡を取り、自分たちでできることをしようと活動を始めた。発表会の分までしっかり踊り、皆さんを元気にしたい」と語った。
 全員が踊る「北国の春」で幕を開け、数人のグループごとに「皆の衆」「相馬二遍返し」「山唄慕情」などを披露した。長岡さんはご当地ソングの「ふるさと浪江」を舞った。最後は全員で「好きになった人」を踊り、詰め掛けた避難住民やデイサービスセンターの利用者ら50人から拍手を浴びた。
 浪江にいた時、習っていたという二本松市金色に住む宮口美奈子さん(81)は「当時の仲間に会えて、また頑張る気持ちが湧いてきた」と喜んだ。同市の塩沢農村広場仮設住宅に住む佐藤ツネ子さん(83)は会主の「ふるさと浪江」の踊りに感激し「長生きして絶対に古里に帰りたい」と涙をこぼした。

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