東日本大震災

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来春から体験学習、交流の場 南相馬、太陽光発電所に加え

 太陽光発電所を建設する福島復興ソーラー(半谷栄寿社長)は29日、南相馬市原町区の道の駅「南相馬」で記者会見し、子どもの体験学習や地元と全国の交流の場となる南相馬ソーラー・アグリパークを来年4月にスタートさせるなどの事業の全容を発表した。
 東芝が震災復興の長期支援として福島復興ソーラーに1億円を出資、28日に議決権のない株式を取得する契約を締結した。農林水産省の補助金9000万円、資本金1500万円と合わせ、毎時500キロワットの太陽光発電所の建設資金約2億円を確保した。6月末に用地を決定、農地転用手続きを経て10月初旬から発電所の建設に入る。
 同市が国被災地域農業復興総合支援事業として原町区に建設するドーム型植物工場の敷地内約1・5ヘクタールのうち約1ヘクタールを賃借して建設する。植物工場に電力を送り、野菜オーナー制度などの6次産業化を支援するほか、子どもたちの料理体験なども行う。
 社団法人福島復興ソーラー・アグリ体験交流の会(半谷栄寿代表理事)が全国からの寄付で学習プログラムを運営する。これまで6社から約700万円の寄付があり、初年度は1000万円を目指す。福島復興ソーラーに出資しているキッザニアの運営会社KCJ GROUPが楽しさから学びを深化させるオリジナルプログラムを制作している。地元雇用は3~5人を予定している。
 出席したのは半谷社長、東芝の白井純CSR推進室長、KCJ教育開発部の高根沢景さん、地元出資者の伊藤博人伊藤冷機工業社長。半谷社長は「復興を担う若い世代の成長を継続して支援したい。全国との交流で風評被害の払拭(ふっしょく)、福島の信頼回復にも取り組む」と話した。

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