東日本大震災

2012年6月アーカイブ

【飯舘村 役場移転から1年】帰還目標に暗雲 除染効果不透明 国の仮置き場建設に遅れ

除染実証事業で出た除去物の保管場所。周辺に仮置き場が建設される=21日、飯舘村小宮
 東京電力福島第一原発事故で全域が計画的避難区域に設定された飯舘村が福島市飯野町に役場機能を移して22日で1年。村は2年後の平成25年には一部でも村民を戻す目標を掲げたが、1年が経過しても除染は始まらず、住民の帰還は見通せない。来月17日に帰還困難な...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 復興に役立ちたい 本県での起業目指す ペレット加工、販売を計画

本県での起業を目指し担当者と相談する姫野さん
■富山・射水の整体師 姫野恒賢さん49  本県での支援物資の仕分けや、子どもたちのホームステイ受け入れに携わってきた富山県射水市の整体師、姫野恒賢さん(49)はボランティア活動でできた交流をきっかけに本県内での起業を目指す。「福島県の復興に役立ちたい...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

野菜と果実基準下回る 放射性物質検査

 県は19日、野菜と果実の放射性物質検査の結果を【表】の通り発表した。  野菜は6市町の17品目36点、果実は4市町の2品目6点を調べた結果、全ての検体で放射性セシウムは検出下限値未満か、食品衛生法の基準値(1キロ当たり100ベクレル)以下だった。 ...[記事全文

税率「上げる」「維持」が拮抗 県内首長・消費税アンケート

 消費税増税関連法案の衆院採決を前に、福島民報社は県内59市町村長と佐藤雄平知事に税率引き上げへの考えを聞くアンケートを実施した。市町村長のうち24人が「(税率を)上げるべき」、22人が「維持すべき」と回答し、ほぼ拮抗(きっこう)する結果となった。「...[記事全文

情報通信の拠点整備へ 福島復興再生基本方針修正案まとまる

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの県土再生を目指す政府の「福島復興再生基本方針」の修正案が20日、まとまった。政府は産業創出拠点整備の一環として、新たに世界最先端の情報通信技術の研究拠点を整備する。被ばくに起因する健康被害が認められた場合...[記事全文

役場機能年度内に県内へ 双葉町町議会で町長

役場機能移転について答弁する井戸川町長
 双葉町の役場機能移転問題で、井戸川克隆町長は20日、埼玉県加須市で行われた6月定例議会一般質問への答弁などで、同市に置く役場機能本体を今年度内にも本県に戻す考えを表明した。移転先は町議会の意向などを踏まえ、いわき市を中心に検討するもよう。「仮の町」...[記事全文

登記基準と現状に相違 大震災で地盤ずれ 法務局、地図修正へ

 東日本大震災による地殻変動で、県内で現状と登記基準となる地図が相違しているケースがあることが20日分かった。福島地方法務局は不動産取引や土地分筆など登記申請に不都合が生じる恐れがあるとして、7月1日から地図の修正作業に取り組む。  同局が昨年度に...[記事全文

石原都知事インタビュー 飯舘の子どもにエール

飯舘村の子どもへエールを送る石原都知事
 東京都の石原慎太郎知事は20日までに、福島民報社などのインタビューに応じ、飯舘村の子どもに向けて「今を耐えて頑張れば、きっと強い人間になれる」などと激励のメッセージを送った。  「被災地を花で笑顔に」と福島民報社、河北新報社、岩手日報社が取り組ん...[記事全文

民報出前スクール始動 相馬の和田観光苺組合長の山中さん講演

出前スクールで「負けない心」の大切さを学ぶ児童
 東日本大震災などを乗り越え、前向きに生きる県民を講師に招く福島民報社の「ふくしまは負けない」出前スクールが20日、スタートした。初回は福島市の瀬上小で開かれた。津波で大きな被害を受けた相馬市・和田観光苺(いちご)組合長の山中賢一郎さん(67)が、5...[記事全文

温泉地振興で意見交換 25、26日全国温泉サミットin高湯

源泉かけ流し全国温泉サミットをPRする後藤さん(左)と永山さん
 「第8回源泉かけ流し全国温泉サミットin高湯」は25、26の両日、福島市の高湯温泉の花月ハイランドホテルで開かれる。同温泉をはじめ「源泉かけ流し宣言」をしている全国10カ所の温泉地の関係者が一堂に会し、温泉地振興に向けて意見交換する。  日本源泉...[記事全文

生涯学習「まなびピア」 10、11月に本県などで開催

企画内容について意見交換した企画実施委員会
 地域の抱える諸課題について研究協議する「全国生涯学習ネットワークフォーラム(まなびピア)2012」は10月から11月にかけて本県と岩手、宮城両県で開かれる。本県では11月10、11の両日、福島市のコラッセふくしまで福島分科会が開かれる。  生涯学...[記事全文

35周年記念特別号完成 福島マスコミOB文集第33集

文集完成報告のため来社した(右から)二階堂、歌川、山崎の各氏
 福島ペンクラブ5月会の「福島マスコミOB文集」第33集が完成した。  会の創立35周年記念特別号としてまとめた。会の歩みを載せたほか、東日本大震災から1年を特集した。福島民報、福島民友の震災1年に関連する紙面も掲載した。  900部作成した。希...[記事全文

国内最大メガソーラー 南相馬被災沿岸に 東芝と市協定

太陽光発電所の建設が予定されている南相馬市原町区真野地区の沿岸部
 東芝は南相馬市の東日本大震災の津波被災地を含む沿岸部に国内最大となる発電出力計10万キロワットの大規模太陽光発電所(メガソーラー)群を整備する。今年度内に着工し、平成26年度の運転開始を目指す。20日に市と整備に向けた協定を結んだ。東京電力福島第一...[記事全文

今を生きる "第二の古里"に錦を 全国Vで恩返し誓う 会津8LCから激励金

大会での活躍を願い、(右から)小林、田島、大堀、桃田の4主将に激励金を贈る阿部ZC(左)
■猪苗代に移転の... 富岡高、富岡一中 バドミントン部  東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で、猪苗代町に拠点を移し2年目を迎えた富岡高と富岡一中のバドミントン部員に20日、ライオンズクラブ国際協会332-D地区第4R・第1Z(会津地区)...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

放射性物質検査 野菜と果実基準下回る 

 県は15日、野菜と果実の放射性物質検査の結果を【表】の通り発表した。17市町の17品目、76点を調べた結果、全ての検体で放射性セシウムは検出下限値未満か、食品衛生法の基準値(一キロ当たり100ベクレル)以下だった。 ※単位は1キロ当たりのベクレル。...[記事全文

放射性物質検査 キノコは基準内

 県は15日、キノコの放射性物質の検査結果を【表】の通り発表した。2市の2品目5点を調べた結果、全ての検体で放射性セシウムは検出下限値未満か、食品衛生法の基準値(1キロ当たり100ベクレル)以下だった。 ※単位は1キロ当たりのベクレル。左の数値はセシ...[記事全文

放射性物質検査 牛肉も基準内

 県は15日、牛肉の放射性物質の検査結果を【表】の通り発表した。15市町村の28頭を調べた結果、全ての検体で放射性セシウムは検出下限値未満か、食品衛生法の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)以下だった。  4月に施行された一般食品の新基準値は1キ...[記事全文

財物賠償735件で最多 原賠機構への相談

 東京電力福島第一原発事故の賠償を支援する「原子力損害賠償支援機構」に2月末から4月末までに寄せられた相談4528件のうち、財物賠償に関する相談が735件と最も多かった。同機構は「個人に対する賠償がある程度進み、被災者の関心が財物に移っている」と分析...[記事全文

今を生きる 感謝の野菜 届けたい 市民提供の畑、日替わりで手入れ

7月の収穫を楽しみにする大山さん(後列中央)と吉川さん(前列中央)ら
■郡山の仮設住宅などに避難 川内の住民7人  郡山市富田町の若宮前仮設住宅などに避難する川内村の住民7人が同市富久山町の畑で野菜作りに汗を流す。市内の女性から耕作していない土地を借りた。まとめ役の大山礼子さん(52)は「村と全く違った景色だけど、土に...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【安全への問い掛け15】プルサーマルに慎重 県の不満、不信なお強く

国の担当者(右側)を招いた県核燃料サイクル懇話会の会合=平成10年7月
 県は平成9年7月に設けた核燃料サイクル懇話会を当初、非公開とする予定だった。県幹部職員による内部の"勉強会"と位置付けたためだ。だが、報道機関の関心は高く、初回から公開することに方針を変えた。  初会合は県庁脇の知事公館で開かれた。講師は京都大の経...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【県の企業団体向け雇用補助】避難者就農進まず 申請3件 採用数人 通年確保など「重荷」に

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を受け、県が平成24年度から開始した避難者の就農対策事業がつまずいている。農業に新規参入し、避難者を雇用した企業・団体に初期投資の一部を補助する制度だが申請はわずか3件で、採用は合わせて数人にとどまる。避難者を...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

野菜と果実166点 全て基準下回る

 県は14日、野菜と果実の放射性物質検査の結果を【表】の通り発表した。32市町村の39品目166点を調べた結果、全ての検体で放射性セシウムは検出下限値未満か、食品衛生法の基準値(1キロ当たり100ベクレル)以下だった。 【放射性物質の検査結果】 ※単...[記事全文

牛肉も基準内

 県は14日、牛肉の放射性物質の検査結果を【表】の通り発表した。7市村の32頭を調べた結果、全ての検体で放射性セシウムは検出下限値未満か、食品衛生法の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)以下だった。  4月に施行された一般食品の新基準値は1キロ当...[記事全文

今を生きる 避難続く中、2年連続「全国」 大熊で小5からペア

渡辺町長(左)らに活躍を誓う村田さん(左から2人目)と岩渕さん(中央)
■インターハイソフトテニス出場 双葉高3年 村田美樹さん 岩渕小春さん  「全国大会では3回戦まで進みたい」。インターハイのソフトテニスに出場する双葉高の村田美樹さん(3年)と岩渕小春さん(同)が18日、会津若松市の大熊町役場を訪れ、渡辺利綱町長に誓...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【相馬沖出荷再開決定】魚介食べてほしい 漁業再生へ一歩 市場動向は見通せず

14日に相馬市の松川浦漁港に水揚げされたツブ貝。市場への出荷が決まったが、本格操業への課題は多い
 県漁連が相馬沖の試験操業で水揚げする三魚種の出荷を決めた18日、関係者に「本県漁業再生への第一歩になる」との期待が広がった。一方で、「風評被害は容易に払拭(ふっしょく)できない」と懸念の声も漏れる。市場や消費者の動向は見通せず、漁港の加工・保冷施設...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【安全への問い掛け14】県が国策の議論開始 核燃料サイクル懇発足

 核燃料サイクル懇話会の初会合。県は国策への問い掛けを本格的に始めた=平成9年7月、福島市・知事公館
 「県という、一地方自治体が、国のエネルギー政策をどこまで議論できるだろうか」。平成9年7月29日。県原子力安全対策課主幹兼課長補佐の高倉吉久(69)は会議を前に、机の上の資料を見つめた。  県庁に隣接する知事公館には、知事の佐藤栄佐久をはじめ三役、...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

7月上旬にずれ込みか 福島復興再生基本方針の閣議決定

 政府が6月中としていた「福島復興再生基本方針」の閣議決定が、7月上旬ごろにずれ込む見通しであることが18日、分かった。素案に対する県と市町村からの要望をめぐり現在も調整を進めている。今後実施するパブリックコメント(県民からの意見公募)には2週間程度...[記事全文

県外避難者6万2084人 7日現在 前月より46人増

 県は18日、7日現在の県民の都道府県別避難状況を【表】の通り発表した。県外への避難者は計6万2084人で、5月10日現在より46人増えた。 ...[記事全文

県が「フェイスブック」活用 イメージ回復に一手 第1弾 食の魅力発信

 東京電力福島第一原発事故による風評の払拭(ふっしょく)とイメージ回復を目指し、県は18日、人気雑誌「dancyu」「Hanako」両編集部の協力を得て、交流サイト最大手「フェイスブック」を活用した新たな情報発信を始めた。同日開かれた情報発信戦略会議...[記事全文

福島空港に屋内遊び場 玉川村 10月開所目指す

 玉川村は、福島空港ターミナルビル内に、子どもの屋内遊び場を開設する。東京電力福島第一原発事故の影響で外遊びを控えている子どもたちが体を動かす場を提供するとともに、福島空港の活性化につなげる目的で、10月の開所を目指す。18日開会した6月定例議会に、...[記事全文

東電の賠償、県が税収分も請求へ 他の損害含め50~100億円

 東京電力福島第一原発事故に伴う損害賠償で、県は県税の減収分を含めた損害を月内にも東京電力に賠償請求する方針を固めた。請求額は50億~100億円規模になるもよう。税の減収分については文部科学省の原子力損害賠償紛争審査会(原賠審)の中間指針で原則対象外...[記事全文

いわきの避難者支援を一本化 連絡協が発足

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で双葉郡からいわき市に避難している被災者らを支援するNPO法人などが「3・11被災者を支援するいわき連絡協議会」を結成した。17日、いわき市社会福祉センターで結成総会が開かれた。市内には約2万3000人が避難し...[記事全文

【安全への問い掛け13】国が円卓会議を設置 県、体質的欠陥を指摘

福島市で開かれた原子力政策に関する懇談会=平成9年7月
 平成8年1月23日、県原子力安全対策課長の音高純夫(66)は首相官邸の控室にいた。福島、福井、新潟3県の知事と首相の橋本龍太郎との会談が終わるのを待った。  3県は福井県に立地する高速増殖炉原型炉「もんじゅ」の事故を受け、国の原子力政策に対する原発...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

今を生きる 特殊技術生かし奮闘 避難先 東京に営業所 次男と力合わせ切り盛り

同級生と楽しい思い出をつくった鈴木さん(中央)
■小高で管工事業経営 鈴木陽子さん67  南相馬市小高区の管工事業「あいば企業」社長の鈴木陽子さん(67)は東京電力福島第一原発事故で30年続けてきた原発のメンテナンス下請け業務が停止された。小高区が警戒区域に指定され、東京都大田区の長男宅に避難。2...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

線量が軒並み低減、南相馬で説明会

 環境省による南相馬市の旧警戒・旧計画的避難区域の除染事業説明会は16、17の両日、同市鹿島区の鹿島農村環境改善センターなどで開かれている。  環境省の大村卓福島環境再生事務所長らが小高区の金房小周辺で実施した除染モデル事業の表土剥ぎ取り、農地反転耕...[記事全文

放射線 放射性物質 Q&A 母乳、子どもにあげても大丈夫か

 福島県内で乳児を育てています。東京電力福島第一原発事故直後には母乳から放射性物質が検出されたことがあったと聞きました。今も影響が残る中、通常通りに母乳を子どもにあげても大丈夫なのか、不安があります。 【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー・長...[記事全文

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

【安全への問い掛け12】3県知事 異例の提言 政策全般の見直しに主眼

橋本首相(左から2人目)に提言する福島・佐藤(左)、福井・栗田(右から2人目)、新潟・平山の各知事=平成8年1月
 福島・佐藤栄佐久、福井・栗田幸雄、新潟・平山征夫-。3県の知事が首相官邸に出向いた。平成8年1月23日。応対したのは首相の橋本龍太郎だった。  3県に立地する原発の発電出力は全国の上位を占める。「3県の知事が直接、首相に申し入れるのは、初めてのこと...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

何度でも立ち上がる 埼玉の朝市 きょうラーメン販売 三宅島では噴火被災、避難2度目

会津美里町の仮設住宅でメンマやチャーシューの仕込みをする野崎さん
■楢葉の野崎仂さん(74)  会津美里町の仮設住宅で避難生活を送る楢葉町の野崎仂(つとむ)さん(74)は17日、さいたま市岩槻区で開かれる「岩槻安穏朝市」に出店し、東日本大震災後初めて、ラーメンを販売する。平成12年の三宅島噴火の際は同島でラーメン店...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

今を生きる 「鎮魂」「元気」伝える 会津復興の願いも

福島の元気を発信しようと石碑製作に励む善裕さん(右)と一裕さん
■「津波記憶石」製作に取り組む 塩川・古川石材店 古川善裕さん(56)一裕さん(29)親子  うなりを上げる研磨機の音。喜多方市塩川町の古川石材店は、東北地方の太平洋沿岸部に設置される「津波記憶石」の製作に取り組む。「ものづくりで福島・会津の元気と安...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【安全への問い掛け11】燃料搬出の「約束反故」 事故後の行き先定まらず

福島第一原発の敷地内に完成した使用済み燃料の共用プール=平成9年10月
 県原子力安全対策課長の小山吉弘(59)ら県職員と原発立地4町の担当者は14日、東京電力福島第一原発4号機の使用済み燃料プールの状況を確認した。使用済み燃料は今後、敷地内にある共用プールに移される見通しだ。  共用プールは各号機から出た使用済み燃料を...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

飯舘 来月17日に区域再編

 全域が計画的避難区域の飯舘村は7月17日に帰還困難、居住制限、避難指示解除準備の3区域に再編される見通しとなった。  関係者によると、村は14日、福島市の村飯野出張所で開かれた村議会全員協議会で、国に再編時期を伝えたことを説明した。  帰還困難区...[記事全文

楢葉町議会が警戒区域の再編反対決議 意見書は政府に提出

警戒区域再編に反対する意見書と決議を全会一致で可決した楢葉町議会
 楢葉町議会は14日の6月定例議会最終本会議で、町のほぼ全域に掛かる警戒区域を避難指示解除準備区域に再編する政府案に反対する決議と意見書を全会一致で可決した。決議は町に、意見書は政府に今月中にも提出する。  決議と意見書では、警戒区域のまま除染やイ...[記事全文

県木材業界の賠償、ほとんど支払われず 団体が意見

 県木材協同組合連合会(朝田宗弘会長)の宗形芳明専務理事は14日、福島市の県林業会館で記者会見し、会員27事業所が政府の原子力損害賠償紛争解決センター(ADR)に申し立てた約6億3829万円について、これまでのところ支払いがほとんどないことを明らかに...[記事全文

【安全への問い掛け10】県、国に"一筆"求める 「燃料運び出し 約束を」

東電の菊池理事に共用プールの事前了解通知書を手渡す松井県原子力安全対策課長(右)=平成5年4月
 「国から一筆をもらうんだ」。平成5年初め、県原子力安全対策課長の松井勇(71)は上司から重大な指示を受けた。  東京電力福島第一原発で、発電を終えた使用済み燃料の保管問題が前年から懸案になっていた。  各号機の原子炉建屋には燃料を入れる貯蔵プールが...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

本県漁業守る 相馬双葉漁協 試験操業 1年3カ月ぶり水揚げ

第1陣として出漁した第8勝丸の立谷船長(右)ら=14日午後3時55分ごろ、相馬市・松川浦漁港
 試験操業で出漁した相馬双葉漁協所属の底引き網漁船6隻が14日夕、相馬市の松川浦(相馬原釜)漁港に帰港し、本県沖で捕獲したタコ、ツブ貝の3魚種を水揚げした。福島県では東京電力福島第一原発事故の影響で出漁自粛が続いており、調査出漁ながら、流通までを視野...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

今を生きる 「いつか戻る」願い込め 避難先で理容2号店 好きな仕事でき幸せ

髪鉄2号店を営む昌幸さんと聖佳さん
■浪江から夫婦で福島に 小川昌幸さん45 聖佳さん44  東京電力福島第一原発事故で浪江町から福島市の借り上げ住宅に避難している理容業、小川昌幸さん(45)・聖佳さん(44)夫妻は昨年11月から、市内の北幹線第一仮設住宅内で理容仮設店舗「髪鉄福島2号...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

阿武隈川水系のウグイなど基準超 放射性物質検査

 県は13日、魚介類148点の放射性物質の検査結果を【表】の通り発表した。阿武隈川水系の福島市の天戸川のウグイや烏川のイワナなどから、食品衛生法の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された。  今回、基準値超の魚が見つかっ...[記事全文

加工食品110点基準値下回る

 県は13日、乾燥野菜や菓子類など加工食品の放射性物質検査の結果を【表】の通り発表した。23市町村で加工された110点を調べ、放射性セシウムはいずれも食品衛生法の新基準値、暫定基準値を下回った。  食品衛生法の新基準値(1キロ当たり100ベクレル)...[記事全文

二本松の永年生牧草基準超える 牧草・飼料作物検査

 県は13日、今年産の牧草・飼料作物105点の放射性物質の検査結果を【表】の通り発表した。  単年生イネ科飼料作物(青刈利用)などを調べ、104点は放射性セシウムが検出下限値未満か、国の暫定基準値(1キロ当たり100ベクレル) 以下だった。二本松市...[記事全文

【安全への問い掛け9】独自調査、対策を主張 県、自負の陰に限界感も

専門家の意見を聞きながら進められた県の検証作業=平成2年9月
 県庁西庁舎内は夏の西日で室温が一気に上がる。県原子力安全対策課は、その8階にあった。夜になると、窓から入る風で幾分は暑さが和らぐ。それでも熱気はなかなか冷めない。  平成2年7月、課内の机に書類が山積みされた。東京電力福島第二原発3号機の再循環ポン...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

自作と対面、画集出版 生きたい、もっと描きたい 23日まで東京で個展

画集に収録している宮本さんの「回生」
■双葉から千葉・流山に避難の洋画家 宮本豊蔵さん(59)  双葉町に住んでいた洋画家宮本豊蔵さん(59)が画集を出版した。避難先の千葉県流山市で創作意欲を失ったまま過ごしていたが、長年支えられてきた画廊から促され、奮起した。一時帰宅で少しずつ絵を持ち...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

柳津で10月「フルマラソン」 風評、豪雨被害から再生

フルマラソンが計画されている柳津町のコース。右手に只見川が流れ、奥に赤い瑞光寺橋が見える
 東京電力福島第一原発事故による風評被害や豪雨災害からの復興を目指す「フルマラソン大会」が10月、柳津町で開催される。町内の有志でつくる実行委員会が町内の名所などを巡る42.195キロのコースを設け、県内外から参加者を募る。参加賞として温泉入浴券や商...[記事全文

作業員宿舎整備を加算 知事要望に復興相が見解

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復旧・復興事業の作業員宿舎が不足し作業の遅れが懸念される問題で、政府は公共事業の入札価格に宿舎整備の費用を加算する方向で調整する。佐藤雄平知事から宿舎確保の要望を受けた平野達男復興相が13日、「復旧事業で...[記事全文

賠償38億円請求  県宅地建物取引業協会が東電に

 東京電力福島第一原発事故で、不動産売買代金の減額や契約物件のキャンセル、賃貸物件の価格値下がりなどの被害を受けたとして県宅地建物取引業協会(安部宏会長)は13日、東電に対し38億5496万6849円の損害賠償を請求した。  今回の請求は昨年9月か...[記事全文

川内村の帰村者650人に

 川内村の帰村者は約650人で、役場機能が村内に戻った3月26日時点より約350人増えた。13日開会した6月定例議会の行政報告で、遠藤雄幸村長が明らかにした。  村外への避難者を含む村の人口は7日現在、2849人。村内では住宅を対象に除染が行われて...[記事全文

風評打破へ全国キャラバン 県商工会議所連合会、実施へ

 県商工会議所連合会の総会は13日、福島市のウェディングエルティで開かれ、風評被害対策で全国キャラバンの実施を決めた。  10商工会議所の会頭ら約60人が出席した。瀬谷俊雄会長があいさつした。事業計画では、中小企業の経営基盤強化や福利厚生を推進する...[記事全文

会津漆器を海外への土産に プレゼント作戦が奏功

お土産に合った会津漆器を検討する天野室長(右)
 大手化学メーカーの昭和電工(本社・東京)が、役員の海外出張の土産品に会津漆器を採用することになった。会津若松市と会津漆器協同組合が首都圏の企業を対象に行っている「プレゼント作戦」が実を結び始めている。  震災後、会津17市町村などが企業を訪れて会...[記事全文

太陽光発電で農産物加工 三春の女性団体

太陽光パネルを設置した畑で作物を見守る会沢さん(後列左)ら
 三春町の農業女性でつくる「芹沢農産加工グループ」は5月中旬から、太陽光発電を用いた加工品生産を始めた。自然エネルギーを生かし、東京電力福島第一原発事故からの農の再生を目指す。  グループ代表を務める会沢テルさん(71)ら町内の女性農業者は農作物を...[記事全文

相馬沖で試験操業始まる

出港を待つ相馬双葉漁協所属の宝精丸=13日午後3時20分ごろ
 相馬双葉漁協の試験操業は14日、相馬沖で始まり、操業計画では午前1時ごろに相馬市の松川浦(相馬原釜)漁港を出港、同日午後4~5時ごろに帰港して水揚げする。  本県沿岸では東京電力福島第一原発事故の影響で全面出漁自粛が続いており、流通を含めた試験操...[記事全文

今を生きる 古里思い白球追う 久々の県大会へ気合十分

「双葉リトル」として出場する県大会での活躍を誓う(左から)志賀君、渡部君、佐藤君
■渡部洸樹君(大熊中1年) 佐藤汰樹君(大野小6年) 志賀俊希君(熊町小6年) 双葉リトル  双葉町に本拠地があった硬式野球チーム「双葉リトルリーグ」の渡部洸樹君(大熊中1年)、佐藤汰樹君(大野小6年)、志賀俊希君(熊町小6年)は東日本大震災後、喜多...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【県内企業誘致】工業団地足りない 補助金効果計画次々 進出の打診断るしか...

企業進出の打診がある福島市の福島工業団地。一部はがれき置き場に使われ、新たに販売交渉できる用地はない
 県内の工業団地のうち、県中・県南地区を除いて用地が不足している。東日本大震災や東京電力福島第一原発事故に伴う仮設住宅・仮設事業所の建設用地や、がれき置き場に使われている一方、県の「ふくしま産業復興企業立地補助金」の効果で引き合いが相次いでいるためだ...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【県内企業誘致】「好機逃す」焦り 新規造成最低2年 除染待ちの企業も

■急ピッチで作業  県は県内6カ所への「復興工業団地」の開発を目指し、5月中旬にワーキンググループを発足させた。しかし、開発までには最低でも2年以上はかかる見通しで、今後の用地需要に間に合うかは不透明だ。  二本松市にある復興工業団地の候補地約100...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【安全への問い掛け8】国の判断踏み込めず 県、もどかしさ募らせる

東電の池亀常務から報告書を受け取る 平原県保健環境部長(左)=平成2年4月
 初売りで混み合う福島市の商店街で、ポケットベルが鳴った。昭和64年1月に発生した東京電力福島第二原発3号機の再循環ポンプ損傷事故から1年が過ぎていた。  県原子力安全対策課長の山口忠宏(70)が慌てて手に取ると、見慣れた番号が目に飛び込んだ。発信元...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

防護服姿で田植え 大熊でコメと野菜を試験作付け

防護服姿で水田に入り、苗を植える大熊町の職員ら
 東京電力福島第一原発事故で全域が警戒区域となっている大熊町は12日、放射性物質が農作物にどの程度取り込まれるかを調べるため、町内の田畑でコメと野菜の試験作付けを行った。町によると、警戒区域内での試験作付けは双葉郡内で初めて。今後、町職員が農作物を管...[記事全文

外部被ばく1ミリシーベルト未満51.4% 県北・県中・会津・南会津・相双 県民健康管理調査

 東京電力福島第一原発事故を受けた県民健康管理調査で、県は12日、県北、県中、会津、南会津、相双の5地域の住民1万143人の外部被ばく線量の推計値を初めて公表した。問診票に基づく事故後4カ月間の推計で、放射線業務従事者を除く9897人のうち、平時の年...[記事全文

18歳以下に甲状腺検査 浪江町が来月にも独自開始

 浪江町は、東京電力福島第一原発事故発生時に18歳以下だった町民を対象に毎年、甲状腺検査を行う方針を固めた。今年度は7月にも開始する。県は昨年度から順次検査しているが、原発事故発生時に18歳以下だった住民は2年に1回、20歳以上となった場合は5年に一...[記事全文

福医大の4件採択 県の革新的医療機器開発補助金

 県は12日、「革新的医療機器開発実証事業費補助金」に、福島医大会津医療センター準備室の事業1件と福島医大の事業3件を採択したと発表した。各機関は、胃がん検診率の向上につなげる内視鏡システムなど最先端の技術開発に取り組む。  採択されたのは、福島医大...[記事全文

復興整備計画を公表 いわき、相馬市

 いわき、相馬両市は12日、東日本大震災に伴う防災集団移転促進事業、災害公営住宅整備事業などを盛り込んだ復興整備計画を公表した。  7日に県と共同設置した各復興整備協議会で県内初の同意を得ていた。今回の公表により、農地転用などの土地利用方針の変更につ...[記事全文

区域再編は町政懇踏まえ判断 楢葉町長

 楢葉町の松本幸英町長は12日にいわき市の町いわき出張所谷川瀬分室で開会した6月定例議会の所信表明で、警戒区域を避難指示解除準備区域に再編する政府案に対し、「除染とインフラ整備を進めるには(区域再編は)避けて通れない問題」と一定の理解を示しつつ、町民...[記事全文

農業体験に水耕栽培 会津農林高農業園芸科が小学生向けプログラム研究

会津農林高生が指導したパッシブ水耕の体験授業
 会津坂下町の会津農林高農業園芸科野菜専攻班は、放射線の影響を心配せずに野菜作りに取り組めるよう、養液(水耕)栽培を活用した小学生向けの農業体験プログラムを研究している。班の生徒たちが12日、町内の坂下小でミニトマトの苗植えを実演した。  同高は生徒...[記事全文

今夏に家族旅行に招待 福大とアサヒグループなど

目録を受けた入戸野学長(左)と感謝状を受けた田中支社長
 福島大はアサヒグループなどの協力による産学共同プロジェクト「ふるさとで過ごそう!!家族の夏in南会津」を実施する。原発事故で山形県や新潟県に避難している中学生以下の子どもと県内に残る家族を、2泊3日の旅行に無料招待する。  放射性物質の不安から離れ...[記事全文

県産地酒タイに販路開拓 末廣、花春、ほまれ 8月にも出荷

 東京電力福島第一原発事故に伴う風評被害で海外への県産地酒の出荷が滞っている中、県内でタイに新たな販路を開拓する動きが広がっている。末廣酒造、花春酒造(会津若松市)、ほまれ酒造(喜多方市)の3社が8月にもタイへの出荷を始める計画だ。  県酒造組合によ...[記事全文

浪江町が月内にも東電刑事告発 事故直後通報なく被ばく

 浪江町は今月中にも東京電力を刑事告発する方向で検討している。12日の6月定例町議会一般質問で馬場有町長が明らかにした。東電福島第一原発事故直後に東電が町に通報せず、町民に不要な被ばくをもたらしたとして、業務上過失傷害の容疑を想定している。  町は平...[記事全文

全国から応援の声続々 福島ひまわり里親プロジェクト

県立博物館で始まった「芽ッセージ展」
 福島ひまわり里親プロジェクト「芽ッセージ展」が12日から会津若松市の県立博物館で始まった。7月11日まで。  東日本大震災からの復興を願って全国からヒマワリを育てる里親を募り、採れた種から花を咲かせるプロジェクト。全国から1万通を超える応援メッセー...[記事全文

笑顔大きく育て 南相馬で農地にサルビア苗植栽

サルビアの苗を植栽し、スマイルマークを表現した参加者
 フラワーアートを作り、県民に笑顔を広げる「スマイルふくしまプロジェクト」の平成24年度のトップを切って12日、南相馬市鹿島区上栃窪の農地でサルビアの苗の植栽が行われた。  プロジェクトは福島民報社の主催、花王、ニコンの特別協賛、日本ヒューレット・パ...[記事全文

復旧、除染に数千人雇用 避難区域の将来像で政府素案

 政府がまとめた双葉地方8町村など避難区域のグランドデザイン(将来像)素案の詳細が11日、明らかになった。住民の生活再建での最大の課題となる就労先確保では、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴う社会基盤復旧と除染で、それぞれ千人単位の雇用が可能...[記事全文

飯舘村が国に再編案 帰還困難、居住制限、解除準備

富田審議官に再編案を手渡す菅野村長(左)
 飯舘村は11日、全域が計画的避難区域となっている村内を帰還困難と居住制限、避難指示解除準備の3区域に再編する見直し案を政府の原子力災害対策本部に提出した。対策本部は今月中に正式決定し、7月中の再編を目指す。  村は付帯事項として(1)高線量地区があ...[記事全文

県宅建業協会が東電に賠償請求 13日に38億円超

 県宅地建物取引業協会は13日、東京電力に対し、38億5,496万6,849円の損害賠償を請求する。  協会によると、福島第一原発事故に伴う契約物件のキャンセルや不動産売買代金の減額、賃貸物件の価格値下がりなどに伴う賠償。昨年9月から11月までの損害...[記事全文

知事、13日に緊急要望 国と各党に復興施策で

 佐藤雄平知事は13日、復興に関する緊急要望と、平成25年度の国の予算編成に向けた提案・要望を国と各党に提出する。  緊急要望では、福島復興再生基本方針を具現化するために財源を十分に確保することや、ふくしま産業復興企業立地補助金の予算増額、避難区域の...[記事全文

不慣れ、長距離 潜む危険 原発避難者の通院 安全対策が急務

葛尾村の住民らが現場に手向けた花束のすぐ横を何台もの大型トラックや乗用車が通り抜けて行った
 二本松市針道で8人が死傷した交通事故で、東京電力福島第一原発事故による避難者が、通い慣れた遠方の医療機関を受診している現状が明るみになった。県内では避難先から長距離の移動を伴う送迎が行われているとみられ危険が潜む。県警は11日、実態を把握する方針を...[記事全文

避難区域また自殺か 小高の男性、自宅で首つり

 10日午後10時15分ごろ、南相馬市小高区の避難指示解除準備区域にある民家で、農業男性(54)が遺体で見つかった。男性は首をつった状態で、南相馬署などは現場の状況や遺書が残されていたことなどから自殺した可能性が高いとみている。  捜査関係者らによる...[記事全文

県南地方受け付け開始 東電 妊婦・18歳以下の賠償

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難区域外の住民の精神的損害への賠償で、東電は11日、県南地方の妊婦と18歳以下に対する賠償の請求用紙の送付を開始した。早ければ請求から3週間程度で支払われる。  賠償額は一人当たり20万円。対象は白河、西郷、泉崎、中...[記事全文

屋内プール建設へ 西郷村が放射線対策で

 西郷村は放射線対策などを目的に屋内プールを新たに建設する方針を固めた。事業費約4億6,300万円を含む一般会計補正予算案を11日開会した6月定例議会に提出した。  プールは現在の村民プールを建て直す形で建設する。25メートルで8コース。村内の児童・...[記事全文

警戒区域でナイフ所持の疑い 楢葉で男逮捕

 双葉署は10日午前零時50分ごろ、銃刀法違反の疑いで本籍東京都江東区、住所不定、無職平井良二容疑者(55)を現行犯逮捕した。  同署の調べでは、平井容疑者は10日午前零時50分ごろ、警戒区域内の楢葉町北田の路上でナイフ(刃渡り12センチ)一本を隠し...[記事全文

相馬流れ山全国大会で初V 南相馬の平田治さん 災害乗り越え夢かなう

優勝トロフィーを前に「相馬流れ山」を歌う平田さん(左)
 相馬民謡の震災復興第22回相馬流れ山全国大会は10日、南相馬市の市民文化会館大ホールで開かれ、一般の部で平田治さん(66)=南相馬市原町区、貴金属加工店経営=が初優勝した。平田さんは昨年3月の東京電力福島第一原発事故で福井県に一時避難したが、昨年夏...[記事全文

加須市から駆け付け熱演賞 林さん「避難先でも民謡」

埼玉県の加須市から駆け付け高年の部で熱演賞を受けた林さん
 双葉町から埼玉県加須市に避難して高年の部に出場した林菊治さん(74)は熱演賞を受けた。  原発事故前は電気工事店を営んでいた。加須市の旧騎西高から7時間かけて車を運転、駆け付けた。  相馬民謡同好会で堀内流二代目家元の故杉本栄夫さんの指導を受け、相...[記事全文

被災者エステで元気に エステ協会東日本 若松で無料体験

ハンドケアを体験する来場者
 東日本大震災や東京電力福島第一原発事故の被災者らにエステを無料体験してもらい、女性に元気を取り戻してもらうイベント「レディ、レディーゴー」は10日、会津若松市文化センターで開かれた。  日本エステティック協会東日本地区委員会が主催し、震災復興支援事...[記事全文

【安全への問い掛け7】東電、予兆生かせず 県と立地町の不信高まる

 東京電力は事故の予兆をつかんでいながら、判断を誤った。その結果、国内で前例のない重大な事故を招いた。  福島第二原発3号機は昭和63年暮れからトラブルが相次いだ。原子炉内の再循環流量の揺らぎが通常と比べて一時的に大きくなった。また、タービンと原子炉...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【原発避難者の通院】不慣れ、長距離潜む危険 安全対策が急務 県警、送迎の実態把握へ

事故の犠牲になった(最前列右から)千葉アイさん、松本トシ子さん。後列左から3人目が松本サツヨさん、後列右端が清野春子さん=4月、三春町の仮設住宅
 二本松市で8人が死傷した交通事故は、東京電力福島第一原発事故による避難者が遠距離通院している実態を浮き彫りにした。病院関係者は「避難者同士の結び付きを確認する場でもあった」とみる。車を運転できなかったり、運転できても道に不慣れだったりする高齢者が多...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

携帯に「ありがとう」 直前に母と最後の昼食

■新地町駒ケ嶺 菅野瑞姫さん=当時18=  昨年秋の明け方、新地町駒ケ嶺の菅野真津子さん(44)は長女瑞姫さんの夢を見た。つぶらな瞳がいとおしかった。悲しみから抜け出せない自分をそっと抱き締めてくれた。何を話したのかは覚えていない。ただ、温かな感覚は...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

今を生きる 災害乗り越え夢かなう 第1回から挑戦...「感無量」

優勝トロフィーを前に「相馬流れ山」を歌う平田さん(左)
■相馬流れ山全国大会一般の部初優勝 南相馬市原町区 平田治さん(66)  相馬民謡の震災復興第22回相馬流れ山全国大会は10日、南相馬市の市民文化会館大ホールで開かれ、一般の部で平田治さん(66)=南相馬市原町区、貴金属加工店経営=が初優勝した。平田...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

5年後、32%帰還難しく 避難区域住民 年間20ミリシーベルト超地域残る

 政府は9日、双葉郡8町村など東京電力福島第一原発事故の避難区域を抱える11市町村の放射線量に基づく今後20年間にわたる避難区域別人口分布を公表した。政府が住民帰還の目安とする5年後(平成29年)で、現在の避難区域人口の32%に当たる約2万7500人...[記事全文

3期に分け復興策 グランドデザイン政府素案示す

 政府は県、双葉郡8町村との協議で、同郡町村会が早急に提示するよう要望していた地域のグランドデザイン(将来像)の素案を示した。放射線量区分による今後20年間の避難区域別人口分布などを基にまとめ、短期(2年後)、中期(5年後)、長期(10年後以降)3期...[記事全文

放射線 放射性物質 Q&A 「県内線量問題なし」の根拠は

■屋内にいる時間を考慮 リスク上昇証明されず  東京電力福島第一原発事故の影響で、福島市などの空間放射線量は県内でも比較的高い状態が続いています。行政にはこのまま暮らしても大丈夫だと言われます。どうして問題がないのか、根拠を教えてください。 【回答者...[記事全文

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

【安全への問い掛け6】「24時間チェック」整う 増えるデータ 統合を模索

テレメーターシステムの始動式で、スイッチを入れる木村知事(昭和50年)=「県原子力安全行政10周年記念誌」より
 科学技術庁の担当者は県の申し出に冷ややかな反応を示した。「地方に必要がありますか。重荷ですよ」  県は昭和50年8月の県原子力センター(大熊町)の新庁舎落成に合わせて、原子力発電所周辺の環境放射能を常時監視するテレメーターシステムの導入を計画した。...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

娘の写真元気の源 富岡で被災 元上司、同僚が支える

運転席に娘の写真を飾り、一家の大黒柱としての責任をかみしめる佐藤さん
■喜多方・ヤマト運輸ドライバー 佐藤一成さん(25)  運転席に娘2人の写真を飾り、心を奮い立たせる。古里の富岡町を離れて1年3カ月。喜多方市のヤマト運輸喜多方南センターのセールスドライバー佐藤一成さん(25)は強い決意でトラックを走らせる。「必ず家...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

わんぱく 家の太陽 ランドセル父の贈り物

■斎藤翔太君=当時5つ= 南相馬市小高区  やんちゃでいつも家の中を走り回っていた。たんすの扉に足の指を挟み、大けがもした。5つ年上の兄拓人(ひろと)君(11)と、いつも一緒に遊んでいた。「ひろ、ひろ」とまとわりついては、よくけんかをした。  「手...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

カエルかわうち 平伏沼で産卵開始

新緑に包まれた平伏沼で泡状の卵塊を作るモリアオガエル
 東京電力福島第一原発事故の苦難を乗り越え、帰村宣言した川内村で、村のスローガン「かえるかわうち」に用いられているモリアオガエルの産卵が始まった。  繁殖地として国の天然記念物に指定されている村内の平伏(へぶす)沼では8日、水面に張り出した木の枝に雄...[記事全文

県南住民の精神的賠償受け付け 来週にも東電

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難区域外の住民の精神的損害への賠償で、東電は来週にも、県南地方の妊婦・18歳以下に対する賠償の請求用紙を対象者に送付し、受け付けを開始する。賠償額は1人当たり20万円で対象者は白河、西郷、泉崎、中島、矢吹、棚倉、矢祭...[記事全文

東北道の3IC無料化訴え 国に県南の原発避難者

国交省で高速道無料化を求める避難者ら
 5月に白河市で開かれた「高速道路無料措置見直しを求める原発避難者総決起大会」の実行委員は8日、大会決議に基づき、国土交通省に東北自動車道の白河、矢吹、須賀川の3インターチェンジの即時無料化を求めた。  若月芳則実行委員長(浪江町議)をはじめ、県南地...[記事全文