東日本大震災

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初日に完売の店相次ぐ 試験操業水揚げ加工品2回目販売

地元水揚げのタコを買い求める消費者らでにぎわった鮮魚コーナー=相馬市・フレスコキクチ相馬店

 相馬双葉漁協が相馬沖の試験操業で水揚げしたタコ、ツブ貝3魚種の加工品の2回目となる販売が29日、県内のスーパー、小売店などで始まった。東京電力福島第一原発事故の影響で出漁自粛が続く本県漁業再起を懸けた取り組みに対し、消費者の応援ムードは引き続き高く、初日で完売の店が相次いだ。
 出荷されたのはボイル加工したミズダコの足約426キロと頭約107キロ、ヤナギダコ約70キロ、シライトマキバイ約43キロ。第一弾の試験販売が県内で好評だったため県外への流通を見送り、県内に出荷した。
 大手スーパーのヨークベニマルは前回より一店舗多い相馬、南相馬両市の3店舗で取り扱い完売。相馬市のフレスコキクチ相馬店や道の駅「そうま」の中沢水産、あべ魚店などでも売り切れが相次いだ。原発事故の影響で福島市に避難している飯舘村の農業高橋章さん(58)はフレスコキクチ相馬店でタコを買い求めた。25日にも店を巡ったが、手に入れることができなかったという。「慣れ親しんできた相馬の味を食べたかった」と念願の購入を喜んだ。
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 県漁連と同漁協は7月6日に相馬市で開く県地域漁業復興協議会などの場で底引き網漁の試験操業継続などを協議する。沖合たこかご漁の導入も目指している。同漁協は29日、対象組合員に事業説明を行い、実施に向けた検討を始めた。

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