東日本大震災

2012年7月アーカイブ

夢の五輪体感 県内4中学生ロンドンへ JOC復興支援

ロンドン五輪の競技観戦に胸を躍らせる高橋柚花さん
 日本オリンピック委員会(JOC)の東日本大震災復興支援プロジェクトで福島、いわき、相馬各市の中学生4人が8月1日、ロンドンの地に立つ。JOCが18日、五輪に派遣する被災地の中学生視察団員を発表した。4人の中には東京電力福島第一原発事故で古里を離れた...[記事全文

50件の犯行自供 旧警戒区域で窃盗容疑男

 福島県南相馬市原町区の旧警戒区域の民家から腕時計を盗んだ容疑で南相馬署に逮捕されたいわき市常磐関船町矢津4の56、作業員藤田昌彦被告(35)=窃盗・邸宅侵入罪で起訴済み=が同署の調べに対し、50件の犯行を自供していることが18日、分かった。  同署...[記事全文

放射性物質不検出 相馬沖合たこかご漁

 福島県相馬沖での沖合たこかご漁の試験操業で17日に水揚げしたタコとツブ貝の生身、ゆでた加工品について、県漁連は18日、自主検査でいずれも放射性物質は検出されなかったと発表した。これに伴い19日に県内のスーパー、小売店などで試験販売を始める。  相馬...[記事全文

久々の再会に笑顔 いわきで富岡一中「卒業を祝う会」

久々の再会に笑顔を見せる級友ら
 今年春に中学を卒業した、福島県富岡町の富岡一中平成21年度入学生の「卒業を祝う会」は15日、いわき市のグランパルティいわきで開かれ、久々に再会したかつての級友同士が卒業を祝福し合った。  21年度入学生は、3年に進級する直前に東日本大震災と東京電力...[記事全文

20日からキャンペーン 県産農産物消費拡大へ県内11カ所

キャンペーンをPRする鈴木さん(右)と渡辺さん
 福島県産農産物の消費拡大を図る県の県内一斉キャンペーン(夏)は20、21の両日、スーパーなど11カ所で繰り広げられる。  風評被害を払拭(ふっしょく)し、農産物の消費を増やすために年4回実施するキャンペーンの第2弾。モモ、トマト、キュウリの試食や夏...[記事全文

再編/小高からの報告(48)賠償の行方不透明 交渉長期化 心配する声も

県内外の避難先から住民が集まった賠償説明会=2月5日、南相馬市民会館
 集団申し立ての参加は全世帯の20%に達している。  東京電力への損害賠償請求で南相馬市小高区の住民は行政区長連合会が中心となって、政府の原子力損害賠償紛争解決センターに集団申し立てしている。行政区が主導する損害賠償請求の計画、実行は県内唯一だ。  ...[記事全文

カテゴリー:連載・原発大難

今を生きる ネットでつなぐ世界の愛 被災の子どもが描いた絵 包装紙などにデザイン 販売収益の全額を寄付

包装紙とポストカードを手に「息の長い支援としたい」と語る田中さん
■いわきの田中由里子さんら女性3人  いわき市と横浜市、ニューヨークの女性3人が、東日本大震災の津波で被災した幼稚園児や東京電力福島第一原発事故の警戒区域から避難中の障害児らが描いた絵を包装紙やポストカードにデザインして販売し、収益の全額を寄付で還元...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

再編/小高からの報告(47)従業員の住宅不足難題 再開模索する企業

多くの大手が撤退した中、操業再開を目指すタニコー小高工場
原発事故後、大手事業所は相次いで撤退を表明した。   南相馬市によると、小高区では1650人の雇用が失われたという。  水晶デバイス国内トップメーカーのエプソントヨコム(本社・東京都日野市)は、平成22年4月に保原事業所を統合したばかりだった小高区の...[記事全文

カテゴリー:連載・原発大難

苦難越え 走り続ける 原町に新店舗開店

原町区に開店した「ネクスト」。川村社長(右)と長男の英則マネジャー
■小高の自動車販売会社社長 川村秀夫さん(62)  南相馬市小高区の川村自動車販売は、同市原町区下高平の6号国道沿いに「良質車専門店 ネクスト」をオープンさせた。「負けてはいられない」。新車、中古車、サービスの総合店舗。東日本大震災の津波が店舗を襲い...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

長泥に一時帰宅 避難区域再編の飯舘村

避難区域再編後、初の出発式に臨む見守り隊のメンバー=17日午前9時ごろ
 東京電力福島第一原発事故による福島県飯舘村の避難区域再編で、計画的避難区域から帰還困難区域に移行した村南部の長泥行政区で17日、住民が境界に設置された開閉式柵(バリケード)から通過し、一時帰宅した。  この日は南相馬署と県警本部、いいたて全村見守り...[記事全文

再編/小高からの報告(46)農業再開に高い壁 冠水、がれき、線量に悩む

南相馬市小高区の沿岸部には冠水した土地が広がっている。かつて豊かな水田だった面影はない
 濁り水に夏草が茂り、コンクリートの破片がのぞく。  かつて一面に水田が広がっていた南相馬市小高区の沿岸部は約767ヘクタールが津波で被災し、このうち約180ヘクタールが現在も冠水したままだ。  沿岸部の農地の多くは干拓地。市内の旧警戒区域に8カ所計...[記事全文

カテゴリー:連載・原発大難

今を生きる 頑張る姿 県民の励みに 昨年は復旧優先 地区予選で敗退 メンバー奮起

天皇賜杯全日本軟式野球大会行きを決め喜び合うアルパインのメンバー
■天皇賜杯全日本軟式野球県大会で優勝した アルパイン(いわき)  15日に会津坂下町の鶴沼球場で開かれた第67回天皇賜杯全日本軟式野球県大会の決勝戦で、いわき市のアルパインが念願の初優勝を決めた瞬間、選手はハイタッチして喜びを分かち合った。「全日本大...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

飯舘村、3区域に再編 帰還困難の長泥に規制の柵を設置

帰還困難区域に移行して施錠された柵=17日午前0時、飯舘村長泥行政区
 東京電力福島第一原発事故で全域が計画的避難区域に設定された飯舘村は17日午前零時、年間放射線量に応じて帰還困難と避難指示解除準備、居住制限の3区域に再編された。避難区域の再編は田村市、南相馬市、川内村に続いて4市村目。自治体全域が再編されるのは初め...[記事全文

再編/小高からの報告(45)危ぶまれる本格除染開始 決まらぬ仮置き場

旧警戒区域外の南相馬市原町区の北萱浜にある災害がれきの仮置き場。小高区にも同様の施設が必要になる
 住民の帰還実現の大前提はもちろん除染だ。   南相馬市小高区金谷の居住制限区域にある自営業遠藤裕さん(63)の自宅玄関の放射線量は毎時3.30マイクロシーベルト。「集落の3分の1は帰るつもりだが『住むのは無理』と思っている人もいる。とにかく早く除染...[記事全文

カテゴリー:連載・原発大難

今を生きる 100歳の夢「帰りたい」 家族に囲まれ前向きに 

避難先のいわき市で100歳を迎えた仲山さん(中央)。遠藤町長(2列目左端)もお祝いに駆けつけた。
■富岡からいわきに避難 仲山 フサさん  富岡町中央一丁目96、仲山フサさんは15日に避難先のいわき市中央台鹿島の借り上げ住宅で満100歳を迎えた。東京電力福島第一原発事故の影響で古里に帰れない日が続く。それでもフサさんはたくさんの家族に囲まれ満面の...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【飯舘あす避難区域再編】 復興へ期待と懸念 工場増設の動き 長泥地区は「古里遠のく」

墓石作りを諦めても機械の点検は続けている杉下さん
 計画的避難区域が17日に見直される飯舘村の大半を占める「避難指示解除準備区域」と「居住制限区域」では、製造業などの再開や工場増設が可能となり、復興への歩みが始まる。ただ、除染が効果的に進むかは不透明だ。村南部の長泥行政区は「帰還困難区域」に再編され...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

苦難乗り越え出陣式 相馬野馬追・標葉郷 二本松で騎馬武者、武勲誓う

 2年ぶりに通常の規模で開催される国指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追」(28日開幕)。南相馬市小高区の相馬小高神社を供奉(ぐぶ)する標葉郷、小高郷両騎馬会の出陣式が15日、二本松市と南相馬市でそれぞれ行われた。東京電力福島第一原発事故で避難が続く両...[記事全文

浪江の東電社宅で火災 警戒区域内、不審火

 15日午前11時10分ごろ、東京電力福島第一原発から約10キロ北の警戒区域内にある浪江町西台字荒町223、東京電力浪江社宅の一号棟から煙と火が上がっているのを現場近くに許可を受けて立ち入りしていた男性(64)が発見し、119番通報した。  双葉署の...[記事全文

飯舘、あす区域再編 4市村目、全域実施は初

 東京電力福島第一原発事故で全域が計画的避難区域に設定された飯舘村は17日午前零時、年間放射線量に応じて避難指示解除準備と居住制限、帰還困難の3区域に再編される。避難区域の再編は田村市、南相馬市、川内村に続いて4市村目で、全域が再編されるのは初めて。...[記事全文

下旬にも集団申し立て 紛争解決センターに浪江町遺族会160人分

 東京電力福島第一原発事故の影響で東日本大震災の津波などの犠牲者の救助や捜索が遅れ、精神的な苦痛を被ったとして東電に慰謝料を請求する考えを示していた東日本大震災浪江町遺族会は早ければ今月下旬にも、遺族約160人分の慰謝料を原子力損害賠償紛争解決センタ...[記事全文

津波で被災の墓地を整備 小高の村上行政区

村上海岸の墓地整備で仮置きされた墓石
 南相馬市小高区の村上行政区は15日、津波で土砂に埋まった仲川原墓地を整備した。  墓地は県道広野小高線沿いで、村上海岸の近く。松林は1本もなくなり、墓石は倒れ、砂利、砂に埋まった状態だった。防波堤工事が迫っていることから企画した。  「お盆に線香を...[記事全文

「復興ののろしを」 小高郷 原町で供奉証、肩章など交付

本田会長から供奉証を受ける松本副軍師(右)
 小高郷騎馬会の出陣式は南相馬市原町区のニューさいとうで行われ、騎馬会員ら約60人が出席した。  礼螺(れいがい)の後、相馬胤茂相馬小高神社禰宜(ねぎ)が本田信夫会長に供奉証を手渡した。続いて、本田会長が松本充弘副軍師をはじめ出場者に供奉証、肩章、辞...[記事全文

大型遊具など追加、開放 霊山の「ちびっこ広場」

大型バルーンの上で跳ねて遊ぶ子ども
 伊達市は市内霊山町の旧泉原小体育館に仮オープンしていた屋内遊び場「ちびっこ広場」に大型遊具などを追加し、15日から開放した。  市は今春、廃校した同体育館を整備。放射線問題の影響で外遊びを制限される子どものために積み木や三輪車、滑り台、マットなどを...[記事全文

再編、7町村は調整難航

■川俣町山木屋 楢葉 富岡 大熊 双葉 浪江 葛尾  東京電力福島第一原発事故に伴う避難区域の見直しで、対象11市町村のうち、再編にこぎ着けたのは17日午前零時に再編される飯舘村を含めて4市村。残る川俣町山木屋、楢葉、富岡、大熊、双葉、浪江、葛尾の7...[記事全文

双葉で一時帰宅4巡目終わる

東京電力福島第一原発から半径20キロ圏内の警戒区域への一時帰宅は15日、4巡目が終了した。  5月19日に始まり、41日間に1万3669世帯3万3916人が参加した。  15日は双葉町で行われ、101世帯272人が帰宅した。個人の積算放射線量は1~...[記事全文

再編/小高からの報告(44)3カ月...「何も変わらない」 遠い帰還への道

人の営みがない小高の街の中で、道路に崩れた人家を雑草が覆いつつある=13日
 南相馬市小高区と原町区南部が警戒区域から避難指示解除準備区域など3区分に再編されてから16日で3カ月になる。再編直後は多くの住民が足を運んだ。しかし、除染やインフラ復旧が進まず、商店や企業は閉じたままで宿泊もできない街は今、ひっそりとしている。住民...[記事全文

カテゴリー:連載・原発大難

交通安全 自分たちで ボランティア活動開始

 そろいのベストで避難先で活動を始めた浪江町交通安全ボランティア
■二本松に避難の浪江町民有志  東京電力福島第一原発事故により二本松市の仮設住宅に避難する浪江町民の有志が、浪江町交通安全ボランティアとして活動を開始した。11日、浪江地区交通安全協会から帽子やジャンパー、夏用ベストが交付された。発起人の高橋政雄さん...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

今を生きる  亡き兄思い戦い抜く 困難越え全力プレー

亡き兄の思いを胸に全力でプレーする新地の鹿又選手
■高校野球福島大会 鹿又遼主将 新地3年  14日の全国高校野球選手権福島大会の1回戦に登場した新地の主将を務める鹿又遼選手(3年)は東日本大震災の津波で亡くした兄雄哉さん=当時(19)=への思いを胸にチームを率いた。何事も最後まで諦めなかった兄の姿...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

放射線 放射性物質 Q&A プルトニウムはどれくらい飛散したのか

 東京電力福島第一原発事故では放射性セシウムなどの他にプルトニウムが県内に放出されたと聞きました。プルトニウムとはどんな性質を持った物質なのか、どの程度飛散したのかについて教えてください。 【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー・長崎大大学院教...[記事全文

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

放射性物質の検査結果 野菜と果実

放射性物質の検査結果 ※単位は1キロ当たりのベクレル。左の数値はセシウム134、右はセシウム137。「<」の右側の数値は検出下限値。  【野菜・果実】 ※食品衛生法の基準値は放射性セシウム(134、137の合算)100ベクレル。 福島:花ニラ 検出せ...[記事全文

キノコ基準値以下 放射性物質検査

 県は13日、キノコの放射性物質の検査結果を【表】の通り発表した。6市町の8点を調べた結果、全ての検体で放射性セシウムは検出下限値未満か、食品衛生法の基準値(1キロ当たり100ベクレル)以下だった。 放射性物質の検査結果 ※単位は1キロ当たりのベクレ...[記事全文

59頭が下限値未満 15市町村の牛肉

 県は13日、牛肉の放射性物質の検査結果を【表】の通り発表した。15市町村で生産された61頭を調べた結果、59頭で放射性セシウムは検出下限値未満だった。  4月に施行された一般食品の新基準値は1キロ当たり100ベクレル。牛肉には経過措置があり、9月末...[記事全文

牛ふん堆肥28点暫定基準値超え 放射性物質検査

 県は13日、牛ふん堆肥76点の放射性物質の検査結果を【表】の通り発表した。28点が堆肥の暫定基準値(1キロ当たり400ベクレル)を超え、県は農家に出荷・使用の自粛を要請した。 【牛ふん】 堆肥の放射性セシウムの検査結果 ※単位は1キロ当たりのベクレ...[記事全文

今を生きる 故郷思う心絵筆に込め 大作「気・水・地」描く 16日から東京で個展

冬室さんが被災地に思いを寄せて描いた「気・水・地」
■本宮出身、埼玉在住 冬室昌宏さん  本宮市出身の画家冬室昌宏さん(58)=埼玉県=は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に見舞われた古里に心を寄せ、「気・水・地」と題したアクリル画の大作を仕上げた。言葉にできない複雑な心境も含め、震災後の気持ちを...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

社内事故調報告書検証求める 県原子力発電所所在町協

東電に最終報告書の再検証を求めた総会
 県原子力発電所所在町協議会の総会は13日、郡山市のビッグパレットふくしまで開かれ、東京電力に対し、福島第一原発事故調査委員会(社内事故調)の最終報告書を検証するよう求めた。  総会は非公開で、富岡、大熊、楢葉、双葉の各町長と各町議会議長が出席した。...[記事全文

風評払拭へ首都圏でCM TOKIO出演

本県産の桃をアピールするTOKIOのメンバー
 県産農産物の風評被害払拭(ふっしょく)をアピールするテレビCMが14日、首都圏のキー5局で始まる。8月31日まで。  福島民報社など県内の報道機関と県で組織する「ふくしま農林水産物安全・安心メディア発信研究会」が企画した。人気グループTOKIOのメ...[記事全文

笑顔絶やさぬ太陽 「一番愛しているのは美沙」

■相馬市磯部 河西美沙さん(21)  昨年3月11日、相馬市磯部地区に大津波が押し寄せ、家々をなぎ倒した。多くの住民が幸せな暮らしを奪われた。  同地区の河西美沙さんは震災後、市内の会社を出て自宅に向かったのを最後に行方が分からなくなった。「美沙、美...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

今を生きる 全国バレーボール大会で健闘誓う 「いつでも試合に出られるよう準備」 大熊からいわきに避難

初めての全国大会に向け練習に励む泉スポ少。チームに溶け込み張り切る優美さん(前列左端)
■泉スポ少の益子優美さん 渡辺小5年  今月、福島市で開かれた全日本小学生バレーボール大会県大会の女子を初制覇した泉スポ少(いわき)は来月の全国大会に向け練習に熱が入っている。東京電力福島第一原発事故により大熊町から同市に避難している益子優美さん(1...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

1億9000万円賠償申し立て 小高区弁護団 センターに12世帯35人分

浅井所長に申し立ての書類を手渡す渡辺事務局長(左)
 東京電力福島第一原発事故に伴う南相馬市小高区の住民の損害賠償請求を支援する小高区弁護団は12日、結成後初めて原子力損害賠償紛争解決センターに12世帯35人分の和解仲介を申し立てた。請求額は合わせて約1億9000万円。  小高区弁護団を構成する「ふく...[記事全文

最上部がれき撤去 福島第一4号機 10月までにカバー設置

撤去後がれきの撤去作業を終えた4号機原子炉建屋=今年7月5日、東電提供
 東京電力福島第一原発4号機の原子炉建屋最上部のがれきの撤去作業は12日までに完了した。東電は、10月までに最上部の床に残る格納容器のふたなどを取り除き、燃料回収に必要な建屋カバーを設置する。  東電によると、がれきの撤去作業は昨年11月26日に始ま...[記事全文

ゴルフで、いわき復興 11月に女子プロ公認大会 大王製紙「恩返し」

 日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の公認トーナメント「大王製紙エリエールレディスオープン」が11月16日から3日間、いわき市勿来町の五浦(いつうら)庭園カントリークラブで開かれる。主催する大王製紙が12日、発表した。東日本大震災の復興支援のため、...[記事全文

転出の小中学生185人戻る 郡山、1月より82人増

 東日本大震災で郡山市から市外に転出後に再び戻ってきた小中学生は5月末現在、185人で、1月の調査の103人から82人増えた。12日に開かれた市災害対策本部会議で市教委が示した。昨年9月に60人が戻ってきてから徐々に回復傾向が続いている。  市教委に...[記事全文

浪江町が独自の健康手帳 全町民に配布へ

浪江町が作った「放射線健康管理手帳」
 東京電力福島第一原発事故で全町避難している浪江町は12日までに、町民の長期的な健康管理に役立てる独自の「放射線健康管理手帳」を作成した。震災時の全町民約2万1000人に順次、郵送などで配布する。  手帳はA5判42ページ。全町民を対象に実施している...[記事全文

中高校生10人、心構え学ぶ いわき、来月に豪州の姉妹都市訪問

訪問団員に選ばれた中学、高校生と矢内会長(前列右から2人目)
 いわき市の国際姉妹都市・豪州タウンズビル市から招きを受け、8月に同市を訪問する中学生と高校生合わせて10人が決まり、このほど研修会が開かれた。  いわきの復興を担う若者に悲しい体験を乗り越え、夢と希望を持って成長してほしい、とタウンズビル市の企業や...[記事全文

成層圏旅したヒマワリの種 大笹生養護学校に届く

宇宙を旅したヒマワリの種などを手にする生徒会役員ら
 福島市の大笹生養護学校に12日までに、気球で上空30キロの成層圏を旅したヒマワリの種などが届けられた。岡山県笠岡市のボランティア団体「笠岡ひまわり復興支援プロジェクト」が東日本大震災で被災した福島の子どもたちを元気づけようとプレゼントした。  同プ...[記事全文

小高「板倉家具」と協定 喜多方市、30万円を助成

締結式に臨んだ(左から)佐藤議長、山口市長、板倉社長、正直さん
 喜多方市は南相馬市小高区の家具製造業「板倉家具」と「東日本大震災被災等企業立地支援協定」を結び、同社に工場の改修・設備費、賃借料など約30万円を助成する。12日に市役所で締結式が行われた。  同社は板倉好幸社長(59)と弟の正直さん(55)がオー...[記事全文

本県復興に支援約束 ベトナム大使が知事訪問

佐藤知事から赤べこの置物を受け取るドアン大使(左)
 ベトナムのドアン・スアン・フン駐日大使は12日、東日本大震災と東京電力福島第一原発で被災した本県を見舞うため県庁を訪れ、佐藤雄平知事と面会した。  ドアン大使は「日本や福島の復興に向けて努力したい」と支援を約束した。佐藤知事は、震災後の支援に感謝し...[記事全文

全国バレー大会で健闘誓う 泉スポ少の益子優美さん

初めての全国大会に向け練習に励む泉スポ少。チームに溶け込み張り切る優美さん(前列左端)
 今月、福島市で開かれた全日本小学生バレーボール大会県大会の女子を初制覇した泉スポ少(いわき)は来月の全国大会に向け練習に熱が入っている。東京電力福島第一原発事故により大熊町から同市に避難している益子優美さん(11)=渡辺小5年=もメンバーの1人だ。...[記事全文

除染の研究成果発表 日大工学部と産総研が合同セミナー

産総研の除染研究の成果などを聞く出席者
 日大工学部と産業技術総合研究所(産総研)の合同セミナー「日本再生に向けた新技術交流会」は12日、郡山市の日大工学部で開かれた。産総研が取り組んでいるプルシアンブルー(顔料)を活用した除染の研究事例などが発表された。  産総研が郡山市に研究施設を新設...[記事全文

県漁連、試験操業を了承 相馬双葉漁協のたこかご漁

 県漁連は12日、福島市のJA福島ビルで県漁業協同組合長会を開き、相馬双葉漁協が取り組む沖合たこかご漁の試験操業を了承した。7月13日から8月9日までの期間とし、県外への出荷も検討する。  これまでの沖合底引き網漁と同様、タコ、ツブ貝の3魚種に限定し...[記事全文

復興へ国、民主に要望 東北市議会議長会が活動

要望書の内容を説明する大内議長(右端)
 東北市議会議長会は12日までに国と民主党に対し、本県復興に向けた重点項目を含む18項目の実現を求めた。主な要望は、原子力損害賠償紛争審査会がまとめた中間指針追補の自主的避難などに関わる賠償範囲見直し、除染廃棄物の中間貯蔵施設早期設置と最終処分場建設...[記事全文

高校野球きょう開幕 双葉翔陽、再会の感動胸に

単独チームとして2年ぶりの夏に臨む双葉翔陽ナイン
 福島市のあづま球場で13日に開幕する夏の高校野球福島大会で、球児はそれぞれの思いを胸に甲子園出場を目指す。2年ぶりに単独チームでの出場となる双葉翔陽は球場に校歌を響かせようと部員が共同生活で強めた絆で勝利を期す。塙工は部員不足を乗り越え、夢の舞台に...[記事全文

野菜と果実は基準値下回る 放射性物質検査

 福島県は12日、野菜と果実の放射性物質検査の結果を【表】の通り発表した。野菜は23市町村の18品目84点、果実は7市町村の2品目12点を調べ、全ての検体で放射性セシウムは検出下限値未満か、食品衛生法の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を下回った。...[記事全文

祖父母思いの13歳 夫婦、孫に愛情注ぐ

■浪江町請戸 衣山大生君(13) 森さん(72) 征子さん(66)  大生君はおじいちゃん、おばあちゃん子だった。地震直後、近所の同級生が「一緒に逃げよう」と声を掛けたが、大生君は「おばあちゃんと後で逃げる」と自宅に残った。「無理矢理にでも連れて一緒...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

兄は腕利きの漁師 面倒見良かった弟

■相馬市原釜 桜井芳男さん(61) 広さん(50)  芳男さんは腕利きの漁師だった。船の上では厳しいが、いったん陸(おか)に上がると笑顔を絶やさない頼れる存在だった。  責任感が強い人柄を裏付けるように震災後は長男の妻美穂さん(35)、父茂さん(85...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

神楽継承に力

■相馬市原釜 石橋雅彰さん(62)  地区に伝わる伝統芸能を後世に伝えたい一心で、原釜神楽保存会代表を務めていた。相馬市原釜地区の津神社で毎年4月に行われる原釜神楽。住民が太鼓や歌、笛、踊りを奉納する中、10代のころから原釜太鼓を演じ、祭りを支えてき...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

第2の人生満喫

■相馬市原釜 菊地完さん(78)  5年ほど前まで地元の漁師として働いた。底引き船で出港し、60年近く主に近海魚を捕っていた。  漁を長男に託した後は友人と一緒に旅行に出掛けたり、花札で遊んだりして、のんびりと第2の人生を満喫していた。愛犬「ごんた」...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

書斎で静かに読書 社交的で料理好き

■相馬市原釜 佐藤清さん(86) ルイコさん(84)  清さんは元公務員。厳しく頑固な一面もあったというが、普段は書斎で静かに読書にふけったり、笑顔で趣味の庭木の剪定(せんてい)をしたりと穏やかな日々を送っていた。  清さんの妻ルイコさんは社交的で多...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

田植え踊り名人

■南相馬市小高区村上 中島久子さん(74)  自宅に1人でいた時、津波に襲われた。震災の約1カ月後、自宅から約200メートル離れた場所で見つかった。  夫の功喜さん、長男夫婦、孫3人に囲まれ、幸せな日々を送っていた。地区に伝わる田植え踊りの名人で、小...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

働き者の芸達者

■南相馬市小高区浦尻 佐藤トキ子さん(85)  明るい性格で働き者だった。農業などに携わりながら、7人の子どもを育てた。  歌や踊りがうまく芸達者だった。宴会などで、よく踊りの披露を周囲にせがまれたという。老人会に積極的に参加し、年に2回の旅行を楽し...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

将棋などに没頭 体育振興に努力

■新地町大戸浜 門馬清さん(68) みよ子さん(61)  清さんは電気関係の会社を定年後、将棋などの趣味に没頭していた。漁師の友人から魚をもらっては兄義一さん(82)宅を訪れ、杯を交わしながら刺し身を口に運んだ。曲がったことが嫌いで、面倒見の良い性格...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

4男2女育て上げる 笑顔絶やさず母介護

■いわき市久之浜町 新妻栄子さん(89) 玲子さん(58)  震災当日、2人は自宅で津波に巻き込まれた。海水が天井近くまで達し、寝たきりの栄子さんはベットごと浮いた。長女玲子さんはがれきの下敷きになった。  一緒にいた長男一男さん(68)が玲子さんを...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

「おしどり夫婦」 一緒にドライブ 庭手入れ楽しむ

■いわき市平豊間 長谷川功さん(53) 恵美子さん(50) ツヤコさん(78)  功さんと恵美子さんは近所で評判のおしどり夫婦。よく仲良く手をつないで出掛けていた。震災当日、功さんは休日で恵美子さん、母のツヤコさんの3人で一緒に自宅にいたとみられる。...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

父親と避難途中に津波遭遇 明るい夫婦 2男2女育てる

■いわき市平豊間 近藤久弥さん(89) 繁盛さん(52) 康子さん(41)  震災当日は海まで徒歩1分ほどの海岸沿いの自宅にいた。津波の危険を感じ、避難するため繁盛さん、康子さん夫婦が父久弥さんを車に乗せる寸前に3人で津波に襲われた。  10日後の2...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

いわきに仮設フィットネスジム 避難住民の健康増進に

震災以来、スタッフがそろったフィットネスジム。笑顔を見せる高田副社長(前列右から3人目)ら
■全国に元気発信Jヴィレッジ副社長 高田豊治さん(64)  「Jヴィレッジの灯を絶やさないことが福島の復興につながる。全国にJヴィレッジは元気だというメッセージを送りたい」-。Jヴィレッジから運び出したトレーニングマシンを完備する「仮設フィットネスジ...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

企業立地補助増明記せず 政府の福島復興基本方針、13日に閣議決定

 政府は、福島復興再生基本方針に、地元が強く要望していた県内への企業立地に対する補助金の積み増しを明記せず、「引き続き協議する」との記述にとどめることが11日、分かった。13日に閣議決定する。  佐藤雄平知事が7日、本県を訪れた野田佳彦首相に対し「企...[記事全文

「再回答内容乏しい」 通報連絡協定の質問で浪江町

再回答書を馬場町長に手渡す石崎常務(左)
 東京電力は11日、浪江町から出された福島第一原発事故の通報連絡協定の不履行に関する質問に再回答した。しかし、浪江町は事故直後の連絡や人員派遣の具体的な内容が乏しいとして再度の回答を求めた。  東電の石崎芳行常務執行役が二本松市の浪江町役場事務所を訪...[記事全文

9月、上海にチャーター便 中国東方航空が震災後初

中国へのチャーター便運航計画が示された協議会総会
 中国東方航空は9月10日と14日に福島空港から上海にチャーター便を運航する。東日本大震災後、初めてとなる。11日、福島市のサンパレス福島で開かれた福島空港利用促進協議会総会で佐藤雄平知事が明らかにした。  県によると、県内の旅行代理店が中国東方航空...[記事全文

県が高校3年生を内部被ばく検査 9月から集中的に、卒業踏まえ対応

県教委の各施策などを聞く県立学校長
 県は9月から高校3年生の内部被ばく検査を集中的に行う。各校にホールボディーカウンターを登載した車を派遣する。11日に県庁で開かれた県立学校長会議で示した。  県は平成25年度末までに18歳以下の子どもと妊婦の検査完了を目指している。卒業後は県外に転...[記事全文

道の駅よつくら港 8月11日再オープン

改装オープンをPRする佐藤理事長(右)と白土駅長
 東日本大震災の津波で全壊し仮設店舗で営業している、いわき市四倉町の「道の駅よつくら港」交流館は8月11日、改装して再オープンする。平屋建てから二階建てに生まれ変わり、防災施設としての機能も新たに備える。運営母体のNPO法人よつくらぶ(佐藤雄二理事長...[記事全文

観光、新産業支援へ 仙台で東経連と経団連が懇談会

東北地方経済懇談会で発言する瀬谷東経連副会長(中央)。右は高橋東経連会長、左前列は米倉経団連会長
 東北経済連合会(東経連)と経団連共催の東北地方経済懇談会は11日、仙台市のホテルメトロポリタン仙台で開かれ、経団連は東日本大震災からの東北の復興に向けて観光面や新産業育成などで積極的に支援する方針を示した。  「決断と実行で東北を復興し、日本を再生...[記事全文

松明あかしは11月10日開催 材料は地元調整

 日本三大火祭りの一つ、須賀川市の松明(たいまつ)あかしの実行委員会(委員長・橋本克也市長)は11日、市産業会館で開かれ、今年の開催日を11月10日としたほか、一般食品の基準値に合わせ1キロ当たり100ベクレル以下を条件に市内のカヤと竹を松明の材料に...[記事全文

再編区域誤認が原因 郵便局会社の契約解除問題

 郵便局会社(本社・東京)が東京電力福島第一原発事故に伴い居住制限区域と帰還困難区域に再編される見通しの地域に立地する県内の5簡易郵便局に一時契約解除を通告した問題で、契約解除を通告したのは同社が居住制限区域を帰還困難区域と同等の位置付けと誤って解釈...[記事全文

【立地補助金圧縮方針】企業 反発、戸惑い 雇用の影響も懸念

 政府が公式に「ふくしま産業復興企業立地補助金」の補助総額圧縮方針を変えない考えを示したことで、採択されたり、保留されたりしている企業からは反発や戸惑いの声が相次いでいる。野田佳彦首相が圧縮対象とした大手企業は事業計画の見直しを迫られる可能性がある。...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 夢、郷土愛持ち続けて 復興願い県内書店で販売 印税を子ども支援に活用

「郷土愛を持ってほしい」と願う北城さん=ヤマニ書房ラトブ店
■児童書「テイクユアマーク...」書き下ろす いわきの作家 北城駿さん(43)  いわき市の作家・北城駿さん=本名・藁谷貴実人=が書いた児童書「テイクユアマーク~あの海に僕が誓ったこと」が7日から県内の書店で販売されている。東日本大震災の津波で被災し...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

首相、圧縮方針変えず 産業復興企業立地補助金 県「約束が違う」

 政府が県に対し「ふくしま産業復興企業立地補助金」に採択された企業への補助総額を予算枠の半分に圧縮するよう求めている問題で、野田佳彦首相は10日、予算枠の圧縮の方針を変えない考えを示した。補助見直しは大手企業を対象とし、企業の福島への立地意欲は損なわ...[記事全文

出荷規制 旧市町村単位に セシウム基準値超の果物・野菜

 県は10日までに、果物と野菜の放射性物質検査で基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された場合、現在市町村単位で要請している出荷自粛を旧市町村単位に改めることを決めた。国も生産者を特定できる出荷管理体制を整えることを条件に...[記事全文

放射線気にせず元気に ペップキッズこおりやま入館者20万人超す

原市長から記念品を受け取る依愛ちゃん(中央)と金太郎さん
 郡山市に昨年末にオープンした東北最大規模の屋内遊び場「郡山市元気な遊びのひろば(愛称・ペップキッズこおりやま)」の入館者が10日、20万人を超えた。  20万人目となったのは、郡山市柏山町の飯沢金太郎さん(65)と孫の依愛(いちか)ちゃん(2つ)。...[記事全文

サケと桜 愛する

■富岡町小浜 猪狩功さん(73)  富岡川鮭繁殖漁協組合長を30年余にわたり務めていた。毎年、富岡川のサケが戻ってくることを楽しみにしていた。地元の小学生に稚魚の放流体験をさせることもあったという。生まれも育ちも富岡町で、幼少のころから川や海、山を駆...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

「命守る」と水門閉めに

■南相馬市原町区下渋佐 桜田房信さん(69)  南相馬市原町区の渋佐川は、真野川に合流し太平洋に注ぐ。渋佐川の水門管理という役目に誇りを持ち、人一倍責任感が強かった。  市内馬場の山中で木材運搬車を修理している最中、震災が発生した。「津波が来るぞ」。...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

コメうまいと好評 庭や畑で花眺める 母思い家事手伝う

■南相馬市鹿島区寺内 五賀光久さん(76)  南相馬市鹿島区南右田 五賀文子さん(75) 陽子さん(25)  「春の田植えは家族そろって作業した。休憩中はにぎやかでまるで、遠足気分。1年で一番楽しい時間だった」。光久さんの長女久子さん(53)は毎春の...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

左官一筋に45年

■南相馬市小高区村上 西川秀行さん(59)  地元の中学を卒業以来、45年にわたって左官業にひたすら取り組んだ。妻美保子さん(55)とは、同じ左官業を営んでいた美保子さんの父親が仕事ぶりを気に入り昭和52年に結婚。34年間、手を携えながら一男一女を育...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

地域のリーダー

■南相馬市小高区角部内 内城勲さん(79)  コメ、養蚕業を中心とした農業に従事した。まじめな性格で、地域のリーダーとして信頼も厚く、農業団体の役員も務めた。妻のマサさん(80)や近隣の農家の仲間と北海道や九州、四国の霊場などを訪ね歩くのが楽しみだっ...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

結婚記念日一転

■浪江町請戸 吉田一夫さん(63)  震災の起きた昨年3月11日は、夫妻の39回目の結婚記念日だった。  当日は前年秋に骨折した右足のリハビリのため、大熊町の大野病院を受診した。車で帰宅する途中に津波に巻き込まれたとみられる。健康で病院とは縁遠かった...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

地域で評判の理容師 「3代目」の志半ばに 7人の子ども育てる

■相馬市磯部 天沼 誠一さん(60)           真也さん(26)           キャウさん(86)  誠一さんと妻みどりさん(52)が営む天沼理容所は「とれにくいパーマがいい」と好評で、いつも常連客でにぎわっていた。先代から受け継ぎ...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

100歳を目前に...

■相馬市原釜 南部シサヨさん(99)  昨年1月に99歳を迎えたシサヨさんは、子ども3人、孫7人、ひ孫9人に恵まれた。買い物や食事など身の回りのことは全て自分でこなした。1日1回は近くの公園まで散歩していた。90歳を過ぎてもひ孫の面倒を見たり、再利用...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

住民を避難誘導

■相馬市磯部 荒秀和さん(44)  26年にわたり磯部地区の消防団員を務め、震災が起きた昨年3月末に退団する予定だった。強い揺れを感じると、勤め先から自宅に戻り、身仕度して家を飛び出した。「最後のご奉公だな」。父良之さん(80)、母ハルミさん(71)...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

2人の男の子毎日お風呂に

■双葉町郡山 佐藤健一さん(41)  震災当日は、本来の勤務先の楢葉町の楢葉郵便局ではなく、浪江町の請戸郵便局で仕事をしていた。震災後、行方不明となった。  双葉町で両親と妻、2人の子どもと6人暮らしだった。身長180センチ。ソフトテニスに打ち込み、...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

孫の着物手作り

■いわき市岩間町 中村つたさん(91)  手先が器用で、若いころから和裁や編み物が得意だった。孫の七五三の着物など何でも手作りした。折り紙も好きで、遺影のそばには折り紙で作った、のれんが置いてある。  平成19年に夫を亡くしてからは、夫が開墾した畑で...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

最後の言葉 命救う 家族思い 優しい大黒柱

■南相馬市鹿島区  門馬 孝文さん=当時35=  礼次郎さん=当時63=  美津子さん=当時56=    夫の最後の言葉が、妻と3人の娘を救った。「ラジオつけとけよ」。南相馬市鹿島区南右田の門馬孝文さんが消防団活動に向かう直前、妻麻野さん(33)に声...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

避難区域の5簡易局に閉鎖通告 反発受け当面契約維持

 郵便局会社(東京)は、東京電力福島第一原発事故の避難区域で営業休止中の7簡易郵便局のうち、大熊、浪江、飯舘3町村の5簡易局に対し、委託契約を解除して閉鎖する方針を通告していたことが9日までに分かった。簡易局長や住民が「帰還の妨げになる」と反発したこ...[記事全文

雨水がレンズ?草焼く 小高のビニールハウス

 8日午後1時35分ごろ、南相馬市小高区飯崎字根崎158、農業佐藤重幸さん(61)方のビニールハウス内から火を出し、枯れ草など約8アールを焼き、約20分後に消し止めた。けが人はなかった。南相馬署と南相馬消防署小高分署によると、ハウス上部の天窓にたまっ...[記事全文

立地補助金で国が見直し要請 県は内容の堅持求める

ふくしま産業復興企業立地補助金の補助率見直しなどが議論された会議
 政府が県に対し「ふくしま産業復興企業立地補助金」に採択された企業への補助総額を予算枠の半分に圧縮するよう求めている問題で、政府は9日、福島市で開かれた民主党福島復興会議で、福利厚生施設整備の補助率見直しや事業の精査を要請した。出席した県側は規定の補...[記事全文

南相馬に総合相談センター 県司法書士会が設置

テープカットする関係者
 県司法書士会は8日、南相馬市鹿島区字広畑に東京電力福島第一原発事故による損害賠償請求や不動産売買などの相談に無料で応じる「相双司法書士総合相談センター」を開設した。  日本司法書士会連合会の市民救援基金を利用して設けた県内初の施設で、相双支部の登録...[記事全文

県営住宅を先行整備 避難区域住民を受け入れへ

 県と復興庁は、東京電力福島第一原発事故に伴う避難区域の住民を受け入れる災害公営住宅について、町村による整備計画に先行し、県営住宅を建設する方向で検討に入った。「仮の町」構想の具体化には時間を要するため、現在の避難先で恒久住宅を望む住民に対し、安定し...[記事全文

台湾で観光客誘致 村田副知事ら訪問団

食品の輸入規制緩和への協力を要請する村田副知事=県提供
 村田文雄副知事を団長とする台湾訪問団は9日、現地入りし、東京電力福島第一原発事故の風評被害が続く本県への観光客誘致や食品の輸入規制緩和を求めるセールス活動を開始した。  一行は村田副知事の他、町村、商工、観光関係団体の関係者ら計24人。初日は、日本...[記事全文

今を生きる 「被災地の力に」 熱い思いでサポート

お年寄りに寄り添う高橋さん(左)と柴山さん
■広野の特養「花ぶさ苑」県外から派遣介護福祉士 高橋秀さん38(栃木) 柴山浩二さん51(千葉)  広野町の特別養護老人ホーム「花ぶさ苑」に、県外から2人の男性介護福祉士が派遣され、入所者を支えている。「被災地の力になりたい」。思いを胸に今月から従事...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

被災者失業手当受給終了者 5225人の9割未就職

 東日本大震災の被災者を対象に2回にわたり延長された雇用保険の失業手当受給者のうち、6月までに給付が終了した5225人のほぼ9割が就職や就職内定に至っていない。厚生労働省の9日までの調査で明らかになった。未就職者と未内定者のうちの2割は、避難区域再編...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

内容充実、リニューアル 福島の除染情報プラザオープン

模型を基に仮置き場の構造、安全性について説明を聞く来場者
 環境省と県が福島市に設置した「除染情報プラザ」は展示内容などを充実し、7日にリニューアルオープンした。  除染で出た除去物を保管する仮置き場の模型を新たに設置した。県内各地で設置が難航する中、構造と安全性を解説している。除染の取り組みの最新情報、放...[記事全文

食品汚染の改善で発表や意見交換

県産農産物を取り巻く課題などに意見を交わす出席者
 ICRPの対話集会では、「食品汚染の改善」をテーマに発表や意見交換が繰り広げられた。  丹羽太貫京都大名誉教授らICRP委員、国内外の研究機関や団体などの関係者ら約80人が出席した。発表で、福島医大の宮崎真放射線健康管理学講座助手は、ホールボディー...[記事全文