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仙台エリアに代替店 信用、信頼生かし挑戦

宮城進出の拠点・仙台富谷店で発展を誓う松本さん父子

■双葉の家具販売「まつもと」 松本定雄会長(80)・光典社長(48)父子
 家具販売の「まつもと」(本社・双葉町)は東京電力福島第一原発事故のため営業休止を余儀なくされている同町の「B家具・アウトレットABCマツモト」双葉店の代替店として、宮城県富谷町に14日、仙台富谷店をオープンする。松本定雄会長(80)・次男の光典社長(48)父子は「お客さまの喜びのための商売を追求してきた。双葉で培った信用、信頼を宮城で再び築き上げたい」と新天地での努力を誓っている。
 「まつもと」は明治8年に双葉町で呉服屋として創業し、光典社長が5代目。呉服販売から家具販売に移行し、近年は主にアウトレット家具販売を手掛けている。原発事故の影響で現在は相馬市の相馬店のみで営業している。双葉店の在庫品は放射能の影響で持ち出せず、再開の見通しも立たない。このため、福島、郡山、いわきの3市で代替店舗候補の物件を探してきた。
 条件に見合う建物が見つからない中、宮城県の知人の不動産業者から富谷町の物件を紹介され、光典社長が現地を視察した。希望条件に合致しており「これも1つのチャンス」と捉え出店を決断した。
 「東北の商売人として仙台エリアに進出するのは夢だった。他の被災業者ともども、困難に負けず頑張りたい」。松本さん父子はピンチをチャンスに変えようと、新たな挑戦を始める。

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