東日本大震災

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観光交流宣言に調印 若松市と新潟市 教育旅行復活に期待

調印書を交わし握手する会津若松市の室井市長(中央右)と新潟市の篠田市長

 福島県会津若松市と新潟市は22日、観光交流宣言に調印した。両市は歴史的につながりが深く、今後一層連携して広域観光や教育旅行を推進する。昨年の東日本大震災の際、被災地に新潟経由で救援物資が輸送されるなど、磐越自動車道やJR磐越西線の重要性が再認識されたことを契機に、両市が合意した。
 調印式はJR会津若松駅で行われた。新潟市の篠田昭市長がSLばんえつ物語号に乗車して到着。会津若松市の室井照平市長が出迎え、署名した調印書を取り交わした。室井市長は「調印は観光交流を深める上で大変意義深い」、篠田市長も「連携を前進させ、発展させる契機にしたい」とあいさつした。
 会津若松市と新潟市は、古くから交流がある。江戸時代には新潟港で荷揚げされたさまざまな物資が阿賀野川、阿賀川を使って会津に運ばれた。近年はSLの運行で観光客が両市を訪れている。震災で横軸の連携の重要性は増しており、観光面で交流を推進する。
 会津若松市は特に教育旅行の復活に期待をかけている。震災前の平成22年度は新潟市から40校が会津若松市を訪れていたが、23年度は2校に激減した。篠田市長は「会津の安全な現状を把握して関係者によく説明し、来年度以降は2桁に回復できれば」と話した。

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