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今を生きる 「がんばろう福島」ユニホームに合言葉 初の全国大会、闘志 夏休み連日練習

全国大会に向け元気なプレーを誓う油井スポ少ソフトボール部

■二本松の油井スポ少ソフトボール部
 二本松市の油井スポーツ少年団ソフトボール部は、28日から神奈川県小田原市で開かれる第26回全日本小学生男子ソフトボール大会出場に向け、夏休みも連日、練習に励んでいる。ユニホームの袖には「2011年3月11日 がんばろう福島」の文字。東日本大震災直後に入れた合言葉が、初めての全国の舞台で躍動する。
 油井スポ少は県総体県北予選の2つのブロックで誠友スポーツ少年団(福島市)と共に優勝した。試合後に県ソフトボール協会から来年の全日本大会は福島市で開催するため、今年の大会に県北の2チームを派遣すると告げられた。主将の大槻純也君(12)=油井小6年=は「みんな、びっくりした。今まで頑張ったご褒美だと思って元気にプレーします」と闘志を燃やす。
 部員は油井小と塩沢小に通う24人(うち女子3人)だ。周辺のスポ少と同様、東京電力福島第一原発事故による放射線問題で昨年は屋外での練習が制限された。平日は体育館で練習し、週末に会津方面で練習試合を組むなどして鍛えてきた。
 チームには練習前に唱和する「六訓」がある。「感謝の気持ちを常に持つ」「道具を大事にする」「仲間を信じる」...。言葉通りに練習や遠征に送迎してくれる家族へ感謝し、グラブやスパイクは必ず自分で磨くなど実践している。
 仲間の大切さを実感しているのは富岡町から避難してきた坂本峻諒君(12)=油井小6年=。転校後、野球をしていたことを知った他の部員から「一緒にやろう」と勧められた。迷わず飛び込んだという。「誘ってもらえてうれしかった。1試合でも多く、みんなと戦いたい」と貢献を誓っている。

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