東日本大震災

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試験操業のタコ、ツブ貝 県外で初の競り 「ご祝儀相場」に

試験操業で水揚げされた相馬沖のタコ、ツブ貝を扱った仙台水産の競り=23日午前6時30分ごろ、仙台市中央卸売市場

 相馬双葉漁協の試験操業で水揚げされたミズダコ、ツブ貝のシライトマキバイが23日、仙台市中央卸売市場で卸売2業者の競りに掛けられ、1キロ当たりタコの足が1400~1500円、頭600円、ツブ貝は1800円で競り落とされた。福島県外市場での競りは初めて。
 1年4カ月ぶりの出荷再開を歓迎し、東日本大震災以前の販売価格や県外産の実勢価格と比べて1~2割ほど上回った値が付いた。市場関係者によると、相馬沖のタコは味の良さに定評があり従来人気がある上、ツブ貝も端境期で出荷量が少ない時期でもあり、「ご祝儀相場」になったとみられる。
 仙台水産はミズダコの頭・足130キロとツブ貝10キロ、仙都魚類はミズダコの足100キロ、ツブ貝13キロを競りに出した。仙台水産の鈴木隆志専務(53)は「想定を上回る価格。これまで世話になってきた福島の漁業復興への期待の表れだと思う」と分析し、継続的に仕入れる考えを示した。
 仙都魚類はタコの試食コーナーを設け市場関係者にPRした。菅野清人鮮魚部長(53)は「福島県沖は良い漁場で人気がある。消費者に安全性を理解してもらえれば十分に商品価値がある」と販売継続を誓った。タコを仕入れた仙台市の鮮魚店主伊藤正博さん(62)は「相馬沖のタコは味の良さが魅力。多くの人に食べてほしい」と話した。

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