東日本大震災

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あすから相馬野馬追 2年ぶりに通常規模で

相馬流れ山を合唱する騎馬会の武者たち

 国指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追」は28日から30日まで福島県相馬、南相馬の両市で開かれる。2年ぶりに通常規模で開催する。26日、南相馬市原町区のロイヤルホテル丸屋で、中ノ郷騎馬会の出陣式が行われ、騎馬武者が2年ぶりの出場に意気を上げた。
 同騎馬会は東日本大震災の津波で会員1人、家族3人を亡くし、多くの馬が犠牲になった。東京電力福島第一原発事故の旧警戒区域や旧緊急時避難準備区域に指定されたため、昨年は相馬太田神社のみこしを供奉(ぐぶ)することができず、出陣の機会を失った。
 式には会員と関係者約200人が出席した。礼螺(れいがい)の後、初めて軍師を務める騎馬会の中島三喜会長が「相馬もののふの心意気を示し、威風堂々の出陣を」と鼓舞した。相馬野馬追執行委員長の桜井勝延市長らが祝辞を述べ、山本和治軍者の音頭で「相馬流れ山」を合唱した。
 28日は相馬市の相馬中村神社で出陣式を行い、各郷が南相馬市原町区の雲雀ケ原祭場地を目指して出陣する。29日は騎馬武者行列や神旗争奪戦、甲冑(かっちゅう)競馬が復活する。
 最終日の30日は南相馬市小高区の相馬小高神社で、素手で荒駒を捕らえ神前に奉納する野馬懸(のまかけ)が執り行われる。

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