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今を生きる 響け 復興の汽笛 運転台から白いハンカチ

「県民に元気を与える走りを」。C61形20号機の運転台で万全の準備を整える松井さん

■きょう、あす郡山-福島駅間SL運行 本県出身3機関士
 松井忠広さん 50 村岡満さん 55 宗像将弘さん 33

 28、29の両日、東北線の郡山-福島駅間を走る「SLふくしま復興号」。大型蒸気機関車C61形20号機で旧型客車5両をけん引するのは、JR東日本会津若松運輸区に所属する松井忠広さん(50)=会津若松市=、村岡満さん(55)=会津若松市出身=、宗像将弘さん(33)=郡山市出身=の本県出身の機関士3人だ。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に負けず、復興の新たなスタートを切ろうと、運転台から白いハンカチを振る。
 松井さんはJR東日本仙台支社が運行するSLを東北各地で運転している。震災後は地震と津波で甚大な被害を受けた岩手、宮城で復興支援のSL列車を担当してきた。昨年11月には宮城県の石巻線などで「SL宮城・石巻復興号」を運行した。沿線の「がんばろう宮城」「負けない」などの横断幕を見て「SLの汽笛は人々に元気と勇気を与えることができる」と実感した。
 ハンカチ作戦は、本県出身の3人で運転する「SLふくしま復興号」ならではの取り組み。白いハンカチに「真っ白な心で新たなスタートを切ろう」の思いを込める。
 松井さんは「復興もSLも、多くの人が関わって初めて動きだす。本番の運転でも元気と勇気を与えられるよう復興への祈りを込めて汽笛を響かせる」と語る。
   ◇    ◇
 SL復興号は28、29の両日とも往路は郡山発午前9時55分、福島着は同11時36分。電気機関車がけん引する復路は福島発午後3時34分発、郡山着は同5時54分。指定券は完売している。

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