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放射線 放射性物質 Q&A 海水浴場、放射性物質の問題は

 16日、いわき市の勿来海水浴場で2年ぶりに海開きが行われました。東京電力福島第一原発事故発生前には夏になると海水浴が楽しみでした。海開きした海水浴場では、放射性物質の問題は大丈夫でしょうか。

【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー・長崎大大学院教授(放射線医療科学専攻)高村昇さん

■内部被ばくの心配なし付着した砂洗い流して
 勿来海水浴場の他にも、猪苗代湖で浜開きが行われ、いよいよ本格的なマリンスポーツの季節が到来しています。
 環境省は夏を前に、全国の海水浴場や湖などの環境調査をしました。その結果によると、今年の夏に県内で開設された水浴場のうち、勿来海水浴場の空間線量は毎時0.06~0.07マイクロシーベルト、猪苗代湖の湖水浴場でも毎時0.04~0.11マイクロシーベルト程度で、他の地域に比べて線量が高くありません。この状況では数時間程度、海水浴や湖水浴を楽しんだとしても、被ばくする線量は極めて限られています。
 海水や湖水に含まれる放射性セシウムの測定の結果では、表面、下層のいずれにおいてもセシウムは検出されておりません。このため、泳いだり、潜ったりした際、多少、海水や湖水を飲んだからといって、内部被ばくを心配する必要はありません。
 海岸や湖岸の砂には微量の放射性セシウムが付着していると考えられますが、たとえそこで日光浴をしたとしても、被ばくする線量はやはり極めて限られています。後からシャワーで体に付いた砂を洗い流せば、体に微量の放射性セシウムが付着したとしても、洗い流すことができます。
 使用した水着やタオルも普通通りに洗濯すれば大丈夫です。海水浴場で食事を取る際にも、事前に手をよく洗うことで指先などに付着した砂が口の中に入るのを防ぐことが可能です。

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

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