東日本大震災

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「郷人こめら」大賞 下郷でYOSAKOIソーランジュニア東日本大会

大賞を受賞した郷人こめら(下郷町)のエネルギッシュな演舞

 第11回YOSAKOIソーランジュニア東日本大会は29日、福島県下郷町の大川ふるさと公園で開催された。2年ぶりに審査を行い、大賞には「郷人こめら」(下郷)が選ばれた。同チームの大賞受賞は6回目。昨年の震災や豪雨からの復興を目指し、「愛と絆 ありがとう」をテーマに子どもたちが感謝の気持ちを込めて演舞するとともに、他県の仲間との絆を強めた。
 大会は実行委員会が主催し、福島民報社が運営に協力した。県内外から20チーム、約300人のジュニアが参加。来年のYOSAKOIソーラン祭り(札幌市開催)の出場権を懸け競った。昨年は東日本大震災の影響で中止した演舞審査を2年ぶりに再開し、荒木英幸福島民報社地域交流室タイム編集長らが審査員を務めた。
 大賞を受賞した郷人こめらは約40人が裃(かみしも)などの衣装や剣舞を取り入れた踊りで会津武士の勇ましい姿を表現。息の合った演舞が評価され、大賞が決まるとメンバーは肩を抱き合って喜んだ。震災や豪雨の復興に向けて地域が支え合う中、一箕中3年の小山田拓矢さん(14)と下郷中3年の桑原優奈さん(14)は「自分たちが踊れるのは多くの人が支えてくれるおかげ」と感謝していた。
 県外からの震災への支援に感謝するため県内有志で結成した「うつくしまPR隊ジュニア」も参加。総踊り曲の「うつくしま宝物」に合わせて踊りを披露すると、埼玉県草加市から参加したチーム「ふささらジュニアPR隊」も一緒に演舞し、会場は一体感に包まれた。
 同市の新栄中一年の柴崎杏澄さん(12)は「初めての福島で楽しく踊れた。これからも来てみたい」と満足げだった。「うつくしまPR隊ジュニア」のMCを務めた常盤梨花さん(19)は4年前に大賞を受賞した「WonderなみえJr.」のメンバーだった。震災後に浪江町から郡山市に避難しており、「応援してくれる県外の人がいるのはありがたい」と感極まっていた。
 福島民報社は民報号を派遣し、会場で電子号外を発行した。
 閉会式では、大会長の湯田雄二町長や荒木編集長らから賞状が手渡された。準大賞の福島民報社賞は栃木県栃木市の「さんきっずぷらす」に贈られた。大賞・準大賞以外の成績は次の通り。
 ▽優秀賞・とうほくYOSAKOI協議会長賞=WIND(会津若松)▽優秀賞・下郷ふるさと祭り実行委員長賞=凛道(南会津)▽優秀賞・下郷町観光協会長賞=紅歌舞(南会津)▽皆勤賞・うつくしまYOSAKOI振興会長賞=棚倉こめら隊(棚倉)

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