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今を生きる 避難の3人が貢献 新しい仲間と「一層飛躍」 全国制覇目指す

新たな仲間と全国制覇を目指す(右から)三瓶君、猪狩君、柴君

■県児童野球選手権優勝 小名浜少年野球教室
 「新しい仲間と一緒に、楽しく野球を続けている」。いわき市で30日まで開かれた第23回県児童野球選手権大会で優勝した小名浜少年野球教室には、東京電力福島第一原発事故で避難生活をする3人が所属している。チームメートと笑顔で優勝の喜びをかみしめた。(19面に関連記事)
 主戦の猪狩翔平君(12)=中央台北小6年=は楢葉町から、中堅手の三瓶太稀君(11)=小名浜西小6年=は大熊町、一塁手で代打の切り札の柴靖斗君(12)=泉北小6年=は浪江町から、それぞれいわき市の仮設住宅や借り上げアパートに避難している。
 東日本大震災前、それぞれ地元のチームに所属していた。震災後、「野球を続けたい。やるなら強いチームで」と、強豪チームとして知られた小名浜に入部した。
 週5回の練習のうち、週末は朝から午後まで練習している。3人はチームメートとすぐに打ち解け、つらい練習に励んできた。
 「センターに打ち返す打撃など基本がしっかりしていた」と小和口有久監督は3人を評価する。3人はチームにいい影響を与え、全体の実力も上がったという。
 猪狩君は30日の準決勝で6回を1人で投げきり2失点。決勝では一番三塁手として出場し3安打し、先制のホームを踏んだ。三瓶君は6番中堅手として、柴君は9番一塁手として決勝に先発出場し、好守でチームをもり立てた。柴君は2安打を放った。
 チームは3日、札幌市で始まる全国スポ少交流大会に出場する。「全国で優勝するため、もっと練習したい」-。3人はさらなる飛躍を目指し、口をそろえた。

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