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将来設計立てられず

 浪江町から二本松市に避難し、安達運動場仮設自治会長を務める佐藤秀三さん(67)は賠償基準、避難区域再編に複雑な思いを抱えている。
 住民からは町民の事業再開、生活再建に向けて一刻も早く賠償を進めてほしいという意見がある。ただ、同町の場合、津波による被災者が多い。復興公営住宅の建設など津波被災者のための対応が先という声が多いのも実情だ。
 佐藤さんは仮設住宅で住民の声を聞きながら「町の姿勢を明確にすべき。避難区域再編や復興公営住宅の建設などを一つ一つ着実に、早急に進めてほしい」と訴える。
 いわき市の南台仮設住宅に暮らす双葉町の農業斉藤宗一さん(62)は震災前は町内でホウレンソウを中心に栽培していた。一日も早く農業を再開したいと考えている。しかし、賠償額や避難区域再編がどうなるのかが見通せず、将来設計を立てられずにいる。「避難区域の再編を進め、農業を再開できるだけの十分な賠償金を早く出してほしい」と語気を強める。

カテゴリー:震災から1年5カ月

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