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放射線健康管理手帳の発送開始 浪江町、避難町民2万1千人分

健康手帳の送り先の点検を見守る馬場町長(後方右)

 浪江町は22日、町民の東京電力福島第一原発事故による被ばく線量や健康診断結果を記録する「放射線健康管理手帳」の発送を開始した。昨年3月11日時点の町民で全国各地に避難している約2万1千人の元へ今月中に届けられる。
 手帳は町民の医療費無料化などを国に要望している町が、広島、長崎の原爆被爆者と同等の援護を受けるため被爆者健康手帳にならって独自に作った。個人の事故発生時の避難場所などをはじめ、内部被ばく検査と放射線積算線量計の結果、通常の健康診断や、がん検診の記録、診療記録、行動記録を書き込むようになっている。
 発送作業は二本松市の浪江町役場二本松事務所で行われた。職員が町民の避難先の名簿と手帳が入った封筒の宛名を照合し、最終確認した。初日は5000件を発送した。
 作業に立ち会った馬場有町長は「放射線量の高い地域にいた町民の将来にわたる健康管理に役立つと期待している。放射能の影響は長期間を経て表れることが考えられ、日記をつけるように記録して万一の際の保障にしてほしい」と語った。
 町は健康管理手帳の説明会を9月以降、各地で催すことも計画している。

カテゴリー:福島第一原発事故

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