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県産米HPで安全確認 玄米全袋1ベクレルで公表

 本県産米の風評被害払拭(ふっしょく)に向け消費者に安全性をアピールする手法を検討していた県は22日までに、コメ全袋に割り当てる識別番号をインターネットで検索すると、放射性セシウム濃度の測定結果が1袋(玄米30キロ)ごとに確認できるシステムの導入を決めた。セシウム濃度を1ベクレル単位で把握できるのが特徴で、25日から開始予定の早場米検査に合わせてスタートさせる。白米を購入する消費者向けには、検査済みを知らせるシールを貼り安全性を強調する。

■白米には検査済みシール
 県が導入する安全性確認のシステムは、玄米を出荷する農家が16桁の番号が割り振られたバーコードを1袋ごとに貼り付け、検査時にセシウム濃度の測定結果のデータがコードに入力される。
 玄米を扱う流通・小売業者は、バーコードに記載された16桁の番号を県やJAなどでつくる「ふくしまの恵み安全対策協議会」のホームページ(HP)で検索すれば、セシウム濃度を1ベクレル単位で確認できる。検出下限値(1キロ当たり25ベクレル)を下回った袋は「下限値未満」と表示。検査から2~3日でHPでの確認が可能で、生産された市町村や検査日も併記する。
 袋にはバーコードの他、携帯電話などからアクセスするQRコードも貼り付け、インターネットと同様にセシウム濃度を把握できるようにする。
 県は平成24年産米について、全量全袋を対象に検査する。市町村やJAなどでつくる地域単位の協議会が実施するが、安全性をどう発信するかが課題となっていた。1袋ごとの詳細な結果を公表することで、全国の関係業者、消費者への信頼獲得を目指す。
 県水田畑作課は「検査結果を知りたい業者や消費者の声に応えたい。システムを積極的に活用してもらい、県産米の安全性を訴えていく」としている。

■全袋検査 25日、二本松から開始
 全袋検査は25日に二本松市で始まる見通し。23日に収穫予定の早場米「五百川」を検査する。
 県は今年の収穫量は昨年を上回る約36万トンと見込んでおり、約1200万袋となる。10月上旬にはコシヒカリなど主力品種の収穫が本格化する。

■安全対策協のアドレス印刷へ
 消費者に検査済みのコメの安全性を訴えるシールについて、県は精米業者らに袋への貼り付けを依頼する。シールには放射性物質検査結果を公表している安全対策協議会のHPアドレスも印刷する方針。

カテゴリー:福島第一原発事故

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