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今を生きる 被災者の思い共有を 原発事故後の老夫婦描く劇 出演者を募集

劇への参加を呼び掛ける竹田さん

■いわき演劇の会
 いわき市のいわき演劇の会(田村学会長)は、東京電力福島第一原発事故後も慈しみ合いながら生きる飯舘村の老夫婦を描いた劇「東の風が吹くとき」の制作を進めている。市内をはじめ市近郊の劇団員、住民から出演者を募り、来年夏にいわき市で上演する。事務局長の竹田一行さん(61)は「劇団、地域の枠を超えて演じることで被災者の思いを共有し、困難な環境でもひるまず活動する本県演劇団体の力も全国に伝えたい」と話している。
 飯舘村で畜産業を営みながら、つつましく暮らしてきた一家が原発事故で離散。次男夫婦と孫娘夫婦らは村外に避難したが、老夫婦は古里に残り、牛や畑、家を守り抜くという設定だ。脚本、演出はいわき市久之浜町出身で劇団青年座研究所長の高木達(とおる)さん(62)が手掛ける。高木さんの実家は東日本大震災による津波で被災しており、演劇の会の依頼を快諾した。
 配役は老夫婦、次男夫婦、孫娘夫婦、報道記者、科学者、原発周辺の避難者ら合わせて十数人。舞台照明、音響、美術などを担当するスタッフも募っている。応募締め切りは30日。
 10月20、21の両日を振り出しに11月、来年3月の週末計16回にわたってオーディションと劇のワークショップを繰り広げ、配役とスタッフを決める。来年8月24、25の両日、いわき芸術文化交流館アリオスで上演する。東京都内で翌9月に開催予定の池袋演劇祭での上演も目指している。
 問い合わせは竹田さん 電話090(1934)5416へ。

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