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今を生きる ハーフマラソン全力誓う 12月2日にカンボジア国際大会に出場 「福島の元気アピールしたい」

ハーフマラソンに向けて意気込む米倉さん

■津波で南相馬の実家が被災 米倉良平さん 33
 東日本大震災による津波で南相馬市の実家が被災した鍼灸(しんきゅう)師の米倉良平さん(33)は、12月2日にカンボジアで開かれるアンコールワット国際ハーフマラソンに出場する。同マラソンはカンボジアの対人地雷被災者救済のため、多くの日本人や世界各国のNGOが参加してつくり上げたチャリティー国際レース。世界平和を願うレースに向け「笑顔で走り切り、福島は元気だとアピールしたい」と意気込んでいる。
 原町高時代は陸上部に所属し、千葉大に進学後はトライアスロン競技に取り組んだ。社会人になり、スポーツから離れた時期もあったが、約3年前から市民ランナーとしてフルマラソンやトライアスロンの大会に参加している。
 南相馬市鹿島区にあった実家は震災による津波で流され、両親は今も鹿島区の仮設住宅で生活する。震災時、郡山市で働いていた。多くの人が故郷から避難する現状を目の当たりにした。「地元に戻り、困っている人を助けたい」と昨年6月、南相馬市で鍼灸院を開業した。日々の仕事の合間を縫って、本番に向けたトレーニングを続けている。
 スポーツを通じた国際貢献活動に取り組むハート・オブ・ゴールド福島クラブ(本田直会長)が、事業の一環で米倉さんを大会に派遣する。支援金贈呈が24日、福島市で行われた。米倉さんは「多くの人の支援に感謝する。楽しみながら全力で走りたい」と笑顔で語った。

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