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希望与える少女像 愛知のホスピス関係者が南相馬の絆診療所に寄贈

寄贈された少女の像と(右から)遠藤さん、近藤さん、堀田さん

 福島県南相馬市鹿島区寺内の仮設店舗にある「絆診療所」に25日、愛知県豊橋市の豊橋ホスピスを考える会から木彫りの少女の像が贈られた。
 絆診療所は、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後に南相馬市立小高病院長を退職した遠藤清次さんが仮設住宅などで避難生活を送る同市小高区の被災者の声に応えて市内に帰還し、5月に開所した。
 遠藤さんは絆診療所を開所するまで、猪苗代町立病院に勤務していた。町医師会などで町内の小川医院の医師今田剛さん、かおるさん夫妻と交流を深めた。今田さんは「会津生と死を考える会」の会員で、患者の緩和ケアなどを検討する組織である豊橋ホスピスを考える会の堀田智弘事務局長と親交があった。堀田さんが福島県の人々に元気を届けたいと少女の像の寄贈を今田さんに申し入れたところ、被災地の最前線で医療活動を続ける遠藤さんの紹介を受けた。
 「飛立つ」と名付けられた作品は、豊橋ホスピスを考える会の近藤泰人さんが1本のクスノキをノミと木づちを使って4カ月かけて彫り上げた。高さ75センチほどで、少女の手からハトが飛び立つ姿を表している。
 遠藤さんは「少女がハトを見上げる姿に希望や願いを感じる。待合室に置き、先が見えない避難生活を送る患者さんに前を向く気持ちが伝われば」と感謝していた。

カテゴリー:福島第一原発事故

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