東日本大震災

2012年10月アーカイブ

【震災関連死対策】遺族「遅すぎる」 定住先整備急げ 心疾患増え死者増懸念

南相馬市小高区から避難し福島市の借り上げ住宅で故郷の写真を見詰める女性
 震災関連死で復興庁が国と県による検証・対策チームを設ける方針を示した30日、認定を受けた遺族からは「今ごろになってつくっても遅すぎる」との声が上がった。東京電力福島第一原発事故で避難している高齢者らはストレスの続く生活に不安を抱き、一刻も早く定住で...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 「絆Tシャツ」合同作成 売上金を寄付金に 2日、バザー

完成したTシャツを手に笑顔を見せる小名浜一中の生徒
■震災後から交流小名浜一中、西賀茂中(京都)  いわき市の小名浜一中の生徒が、東日本大震災後に交流を始めた京都市北区の西賀茂中の生徒と合同でオリジナルTシャツを作った。両校で生徒や保護者らに販売し、売上金を寄付金などに充てる。  Tシャツのデザインは...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

震災関連死 県内1121人 国県合同検証・対策チーム発足へ 復興相示す

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴い体調を崩して亡くなり、「震災関連死」と県内で認定された人は、9月末までに全国の約49%に当たる1121人に上る。認定された人のうち震災から1年以上経過して死亡したのは全国で40人で、そのうち本県が35人を...[記事全文

事業者に直接交付 国の雇用創出企業立地補助金

 政府が平成25年度に創設する方針の「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金」制度の概要が30日、分かった。国の基金を設けて直接、事業者に補助する。補助率は津波浸水地域を「2分の1以内」、東京電力福島第一原発事故による避難区域を「3分の2以内...[記事全文

コンクリートボックス認める 除染での汚染土壌の仮置きで 長浜環境相

 長浜博行環境相兼原発事故担当相は30日、除染で生じた汚染土壌の仮置き方法としてコンクリートボックスの使用を認めるとともに、設置の可否の判断を福島環境再生事務所に委ねると発表した。除染加速に向けた対応策「除染推進パッケージ」に掲げた、同事務所への権限...[記事全文

Jヴィレッジ"復活"へ 取締役会で計画案承認

Jヴィレッジ“復活”へ 取締役会で計画案承認
 Jヴィレッジ(楢葉町・広野町)を運営する日本フットボールヴィレッジは30日、福島市のコラッセふくしまで取締役会を開き、東京電力福島第一原発事故の対応拠点になっている同施設について、本来の役割であるサッカーのトレーニングセンターとして復活させることを...[記事全文

風評被害「深刻」65.5% いわき市が農業従事者アンケート

報道関係者に生産者の現状を伝えた現地視察会
 いわき市が実施した農業風評被害に関する生産者アンケートで、風評被害が経営に与える影響を「深刻」と答えた農業者は65.5%に上った。風評被害払拭(ふっしょく)を目指す同市のプロジェクト組織「見せる課」が30日、記者発表会で明らかにした。  市内の農業...[記事全文

東京が本県旅行補助継続 猪瀬副知事が講演で表明 東邦銀セミナーなどで

福島の復興について講演する猪瀬副知事=福島市
 東京都は本県に旅行で訪れる都民を対象にした補助制度を平成25年度も継続する。猪瀬直樹副知事が30日、福島市といわき市で行った講演で明らかにした。  都は本県を訪れる都民に対し、1泊3000円、日帰りで1500円を補助している。  猪瀬副知事は福島市...[記事全文

9月の有効求人倍率 1.0倍超え 高水準続く 正規雇用は依然不足 福島労働局

 福島労働局は30日、県内の9月の有効求人倍率(季節調整値)が1.01倍と、前月を0.03ポイント下回ったものの、4カ月連続で1.0倍を超える高い水準を維持したと発表した。全国7位の高さで、同局は「震災・復旧関連求人の増加などにより改善が続いている」...[記事全文

旧警戒区域へ送迎開始 南相馬市 ジャンボタクシーで仮設からの帰宅支援

ジャンボタクシーに乗り込む吉田さん夫婦
 旧警戒区域への一時帰宅を支援するため南相馬市は30日、市内の仮設住宅と旧警戒区域を結ぶジャンボタクシーの運行を始めた。  南相馬市小高区と原町区の一部は4月に警戒区域が解除され立ち入りが自由になったが、車を運転しない住民から自宅までの送迎用車両を求...[記事全文

川内村で共同購入・宅配を開始 コープふくしま 食料品など扱う

遠藤村長(右)に宅配事業開始を報告する今野理事長(中央)
 1月に「帰村宣言」した川内村で30日、コープふくしま(今野順夫理事長)による共同購入・個人宅配サービスが始まった。配送は毎週火曜日の週1便で、初日は33世帯が注文した。  コープふくしまは東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を考慮し配送エリアを同...[記事全文

「安全配慮義務負わない」津波犠牲賠償訴訟 教習所側が準備書面 仙台地裁

 宮城県山元町の常磐山元自動車学校で津波の犠牲となった教習生の遺族が教習所に損害賠償を求めた訴訟の第6回口頭弁論は30日、仙台地裁(斉木教朗裁判長)で開かれた。教習所側は「津波は教習が終了した後に発生したもので、教習生らに損害が及ばないようにする安全...[記事全文

「分けて議論」方針 富岡町が避難区域再編と避難指示解除時期の議論で

避難区域再編の協議再開を了承した全員協議会
 東京電力福島第一原発事故の避難区域再編に伴う賠償の在り方で福島県富岡町と政府との調整が難航している問題で、町は避難区域再編と避難指示解除時期の議論について政府との協議を分けて進める方針を決めた。事実上凍結していた政府との避難区域再編の協議が再開する...[記事全文

県HPに「復興のあゆみ」 復旧の状況やさしく解説

 福島県は、東日本大震災からの復興・復旧の進捗(しんちょく)状況を分かりやすく解説した「ふくしま復興のあゆみ」を作成した。県のホームページに掲載する。29日、県庁で開かれた県東日本大震災復旧・復興本部会議で報告した。  県民に本県の復興を実感しても...[記事全文

今を生きる 感謝と決意のハロウィーン いわきで教室再開 「継続こそ恩返し」 地域に支えられ半年...

子どもたちに囲まれ、地域への恩返しを誓う山本さん(前から2列目中央)
■浪江の英会話講師 山本博美さん47  浪江町の英会話講師山本博美さん(47)が、避難先のいわき市郷ケ丘に購入した家で英会話教室を開講して半年がたった。今では2歳児から中学生までの30人が週1回、英会話を学びに訪れる。「元気な子どもたちに癒やされ、励...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

今を生きる 感謝胸に活躍誓う 昨夏再開、代表勝ち取る

渡辺町長に活躍を誓う佐久間さん(左)
■全日本シニアバドに出場大熊から若松に避難 佐久間文子さん63  大熊町の佐久間文子さん(63)は11月16日、埼玉県で始まる第29回全日本シニアバドミントン選手権大会の60歳以上混合ダブルスに、本県代表として出場する。会津若松市の仮設住宅で避難生活...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

維持費増、財源が課題 民間事業者圧迫の可能性 「仮の町」災害住宅の県営化

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難自治体の町外コミュニティー(仮の町)の災害公営住宅約5千戸を、福島県が県営住宅として建設することで、避難者が古里に帰還した後、避難者以外の県民を入居対象者とすることが可能となる。ただ、県の維持管理費が増大することに...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

仮の町 災害公営住宅、県営に 方針見直し 避難町村の負担軽減

 福島県は、東京電力福島第一原発事故に伴う避難自治体の町外コミュニティー(仮の町)の災害公営住宅約5千戸を、県が管理・運営する県営住宅として建設する方針を固めた。当初は県が復興交付金を活用して住宅を代行整備し、避難自治体が管理・運営を担う予定だったが...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

放射線 放射性物質 Q&A 医療被ばく どの程度なら心配ないか

 病院で受けるエックス線検査などで、医療被ばくを受けることがありますが、検査が重なる場合も考えられます。どの程度までの医療被ばくであれば健康面での影響を心配しないでもいいのでしょうか。 【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー・長崎大大学院教授(...[記事全文

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

今を生きる 「頑張れたのはお客さんのおかげ」「今後もごひいきに」 笑顔の接客 憩いの場

「お客さんに感謝」と口をそろえる三本木さん(右)と吉田さん
■いわきでスーパー経営「くんちぇ広場」開店1周年 楢葉から避難 三本木充男さん(63)、吉田晃さん(52)  東京電力福島第一原発事故に伴う旧警戒区域の楢葉町から避難した商店主2人がいわき市で共同経営するミニスーパー「くんちぇ広場」が開店1周年を迎え...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

桜の女王被災地に胸痛める ハワイから訪問、いわき視察

いわき市岩間町で森区長(右)から津波被害の状況を聞く桜の女王
 米国の「ハワイ桜の女王」は27、28の両日、福島県いわき市を訪問している。初日は昨年の震災で津波の被害を受けた市内岩間町を訪れ、損壊した堤防や土台だけとなった住宅跡などを視察した。  「桜の女王」は、ホノルル日本青年会議所が主催するコンテスト。クイ...[記事全文

災害対応ロボット実演 南相馬 市と産業協が技術展

原発内の活動を想定した過酷災害対応ロボット
 福島県南相馬市と南相馬ロボット産業協議会(佐藤則夫会長)が計画する災害対応ロボット育成活用センター構想の最新ロボットデモンストレーションと技術展示会は26日、同市原町区のテクノアカデミー浜体育館などで行われた。  同協議会は、相馬地域に多い機械金属...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

走行線量測定 ほぼ全域で減少傾向

 文部科学省などは26日、東京電力福島第一原発事故に伴う道路上の空間放射線量のモニタリング結果(10巡目)を【図】の通り発表した。  調査は9月4日から10月18日にかけて実施した。2カ月前の前回調査に比べ、ほぼ全域で減少傾向となった。  福島第一原...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

長浜原発相 「中間貯蔵施設の説明責任果たす」

楢葉町の職員を激励する長浜氏(左から2人目)
 長浜博行環境相兼原発事故担当相は26日、就任あいさつのためいわき市の楢葉町いわき出張所を訪れ、松本幸英町長と会談した。長浜氏は会談終了後報道陣に対し東京電力福島第一原発事故で発生した汚染廃棄物を保管する中間貯蔵施設について「(今日は)話をしていない...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

サケを震災後に初めて捕獲

モニタリング調査のため、伝統の合わせ網漁で捕獲されたサケ=26日午前11時15分ごろ、楢葉町・木戸川
 東京電力福島第一原発事故による警戒区域が解除された福島県楢葉町の木戸川で、事故前に放流されたサケの遡上(そじょう)が本格化し、木戸川漁協は26日、同川下流でサケのモニタリング調査を開始した。同漁協によるサケの捕獲は東日本大震災後初めて。  サケの安...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【巨大津波 遅れた対策17】地層に「貞観」の痕跡 歴史、教訓語り継ぐ

貞観津波が運んだとみられる地層を相馬東高の生徒に説明する高橋氏(右から2人目)=平成23年12月
 相馬市にある相馬東高で昨年12月、外部講師による特別授業が行われた。招かれたのは、南相馬市の庄建技術で技師長兼技術部長を務める高橋正則(63)だった。  高橋は地面を掘り起こした地層の標本を見せた。相馬東高グラウンドの下の地層で、貞観(じょうがん)...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

津波乗り越え新店舗 地元水産物を提供 スーパーシシド「相馬リボン店」オープン 初日から長蛇の列

開店初日でにぎわう店内の水産品販売コーナーで声を掛ける浜名店長(左)
 スーパーシシド(本社・相馬市)は東日本大震災の津波で損壊した市内原釜の相馬店の代替店舗として、市街地の市内中村に「相馬リボン店」を開設し、26日、オープンさせた。  開設第1号の相馬店を失い、2号店の亘理店(宮城県)のみで営業を続けてきた。震災から...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

いわき、相双の充足率25% 県内18病院の来年度研修医

 来春から福島県内18の指定病院で臨床研修を受ける新人医師の平成24年度の内定者数は76人で、募集定員152人に占める充足率は50.0%だった。全国最低の充足率だった前年度の41.8%を8・2ポイント上回り、東日本大震災前に近い水準となった。一方、い...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

浜通りは震災、原発で敬遠か 研修医内定で地域差

 25日に厚生労働省がまとめた福島県内の臨床研修医内定状況で、厳しい現状が浮き彫りとなった浜通りの病院関係者は「東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響を払拭(ふっしょく)できるよう、内定促進に向けて対策を講じなければ」と切実な声を上げた。  1...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

浪江町が初の行政賠償請求 東電に水道料減収分など

 福島県浪江町は25日、東京電力福島第一原発事故に伴う水道料の減収分など6億2026万6971円を東電に請求した。同町が行政に関する損害賠償を請求したのは初めて。  請求の対象期間は原発事故発生から今年3月31日まで。内訳は原発事故で営業活動ができな...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

警戒区域で野生牛の事故多発 昨年7月から31件

 東京電力福島第一原発事故に伴う警戒区域内で、原発作業員などの車と野生化した牛が衝突する交通事故が多発している。最近1週間で福島県大熊、富岡両町で3件発生し、昨年7月からこれまでで31件に上っている。  警戒区域内は原発の復旧工事や除染作業、インフラ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

旧西袋村のコメ出荷制限 政府が県に指示

 福島県須賀川市旧西袋村の玄米1袋から食品衛生法の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたことを受け、政府は25日、原子力災害対策特別措置法に基づき、旧西袋村のコメの出荷制限を県に指示した。平成24年産米の出荷制限は初。...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

楢葉の直轄除染を公開 廃棄物減容施設建設の現場も

屋根の除染作業が進む民家の庭先で空間放射線量を測る環境省の職員
 環境省は8月に警戒区域が避難指示解除準備区域に再編された福島県楢葉町の除染作業で出た廃棄物を仮置き場に搬入する際に、圧縮梱包(こんぽう)機で減容する施設の建設を町内で進めている。25日に施設を建設している上繁岡の仮置き場と民家の除染現場を報道陣に公...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【巨大津波遅れた対策16】「チリ」大きく上回る 迫る高波、避難促す

 東日本大震災で南相馬市内に遡上(そじょう)した津波。撮影時の遡上高は標高10.5メートル程度=平成23年3月11日、高橋正則氏撮影
 南相馬市に本社を置く庄建技術の技師長兼技術部長、高橋正則(63)は、昭和35年5月に本県沿岸に押し寄せたチリ地震津波を鮮明に記憶している。  「波がゆっくり、何回も引いたり、来たりした」  南米のチリは地球上で日本の反対側にある。地震は、世界の観測...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

今を生きる 絆胸に伝統の神楽 あすから地域芸能全国大会 新調した衣装で栄えある舞台へ

新調した衣装を着て練習に励む会員
■棚倉 八槻都々古別神社楽人会  静まり返った夜の神社に笛や太鼓の音が響く。棚倉町の八槻都々古別神社楽人会は、地域伝統芸能全国大会福島大会「ふるさとの祭り2012」で披露する郷土民俗芸能「都々古和気神社の御田植」の練習に励んでいる。27、28の両日、...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

放射線防護で独自指針策定へ 原子力規制委 健康調査や除染 本県の実情考慮

 原子力規制委員会は24日、東京電力福島第一原発を抱える福島県に特化した放射線防護措置に関する項目を新たに盛り込んだ原子力災害対策指針素案を公表した。事故後の措置として、避難生活やストレスなどによる健康への影響を重要視。本県の実情に合わせた長期的健康...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

30キロ圏外で避難線量 福島第二原発 放射性物質拡散予測

 原子力規制委は24日、東京電力福島第一原発事故クラスの過酷事故が、福島第一を除く全国の16原発で起きた場合の放射性物質の拡散予測を公表した。  福島第二原発の合計出力からの予測では、避難が必要とされる線量(7日間で100ミリシーベルト)の、住民への...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

第二「再稼働困難」 田中委員長が会見で示す

 原子力規制委員会の田中俊一委員長(福島市出身)は24日の会見で、地元理解が得られない東京電力福島第二原発の再稼働は難しいとの考えを示した。  福島第二原発周辺への帰還に動きだした自治体が、有事に備えた地域防災計画を策定することへの矛盾について、田中...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

旧西袋村(須賀川)玄米 基準超 24年産米 出荷自粛要請

 県は24日、平成24年産米の全袋検査で、福島県須賀川市旧西袋村の農家が生産したコシヒカリの玄米1袋(30キロ)から、食品衛生法の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える110ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。県は同日、須賀川市や米穀...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

農家「なぜここで...」 早く原因究明を 県など市場のコメ安全強調

稲刈りに励む西袋地区の農家=24日
 福島県の平成24年産米の全袋検査で1キロ当たり100ベクレルの基準値を超える放射性セシウムが初めて検出された24日、コメが収穫された水田がある須賀川市の旧西袋村の農家に戸惑いが広がった。「なぜここで。細心の注意を払っていたはずなのに...」。出荷制...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

郡山、若松に各120戸 県営災害公営住宅 郡山は「分散型」県に要望

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難自治体の町外コミュニティー(仮の町)整備で、福島県は先行整備する県営災害公営住宅500戸のうち、郡山、会津若松両市に120戸程度ずつを建設する方向で調整していることが24日、分かった。  同日、就任後初めて来県し...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

原発の必要性強調 石原都知事 福島第一原発視察し

第一原発内の免震重要棟を視察する(右から)大沢知事、石原知事と橋本知事(左から2人目)=東京電力提供
 関東知事会議定例会議に出席した石原慎太郎東京都知事、橋本昌茨城県知事、大沢正明群馬県知事は24日、東京電力福島第一原発を初視察した。石原知事は視察後、記者団の取材に応じ、今回の原発事故について「冷却をしきれずに水素爆発を起こしたことは大きな反省点」...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

再生可能エネ普及へ連携 本県企業とデンマーク企業 福島でセミナー

デンマークの再生可能エネルギー技術への理解を深める出席者
 デンマークの再生可能エネルギー関連企業と本県企業とのビジネス交流セミナーは24日、福島市のエスパル福島で開かれ、協力関係構築に向けた具体的な取り組みをスタートさせた。  デンマーク国内で投資や風力、太陽光発電機の開発を手掛ける「ヨーロピアンエナジー...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

郡山で経営者大会 東北の復興推進強化を 決議を採択

昨年の大会に続き「東北の復興」をテーマに各県の経営者が集まった東北経営者大会
 東北6県の企業トップが集う第65回東北経営者大会は24日、福島県郡山市の郡山ビューホテルアネックスで開かれた。昨年に続き「東北の復興」をテーマに、復興推進態勢の強化や特区制度の柔軟運用による投資と雇用拡大、風評被害払拭(ふっしょく)に向けた正確な広...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

リンゴ全箱検査へ 石川町 来月から県内初 より安全、安心に

リンゴの放射性物質を計測する検査機器
 福島県石川町は11月から、町内産のリンゴの安全性をさらに証明するため、放射性物質を調べる全箱検査を始める。検査結果をホームページで公表する際、生産者のコメントなどを併せて紹介し、町産のリンゴのPRにも役立てる。県によると果物の全箱検査に乗り出すのは...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

放射能分析センター開所 郡山の農産物直売所「ベレッシュ」

センターの開所を祝い除幕する関係者
 福島県郡山市喜久田町の農産物直売所「ベレッシュ」は24日、店頭で販売する農作物の放射性物質を測定する放射能分析センターを施設内に開所した。独自に検査態勢を構築することで販売する農作物全ての品目の検査が可能となり、消費者の安全・安心向上につなげる。同...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【巨大津波 遅れた対策15】仕組み解明し後世に 確かさと素早さに悩み

 「基本的に、違うことは起こらない」  茨城県つくば市にある独立行政法人・産業技術総合研究所の活断層・地震研究センター長の岡村行信(57)は貞観(じょうがん)11(869)年の地震と、昨年3月11日の東日本大震災の地震のメカニズムは「ほぼ同じ」と見て...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

今を生きる 震災越えて菊花2175輪 菊人形会場に栽培2年がかり 手塩にかけ、自己記録を更新

自己記録の2175輪の千輪咲き(左)を出展した今福さん
■二本松の愛好会会長 今福正さん 64  東日本大震災からの「復興」をテーマに二本松市・県立霞ケ城公園で開催中の「二本松の菊人形」会場に24日、2175輪の花をつけた千輪咲きが登場した。二本松菊花愛好会会長の今福正さん(64)=同市高越松ケ作=が2年...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

避難者に「居住証明書」 政府検討、住民票の代替に

 東京電力福島第一原発事故に伴う長期避難で、国は住民票を異動していない避難者に対し、住民票に代わる避難先の居住地の証明書(仮称・居住証明書)を発行する方向で検討に入った。住民票がないことで、印鑑登録などの行政サービスや車の購入といった日常生活で不便が...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

「町民電話帳」が完成 富岡町、絆の一冊に

発送を開始した富岡町民電話帳を披露する遠藤町長(右)ら
 富岡町が作成を進めていた「町民電話帳」が完成し、23日から県内外に避難する全町民約7200世帯への発送を始めた。東京都三宅島の噴火で全島避難の際に島民の心をつないだ「島民電話帳」がモデルで、初版は全世帯の約25%、1789世帯分の住所や電話番号など...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

4路線35キロ国直轄で 県要望、小名浜道路を新設

 避難区域内など8路線の道路の重点整備で県は、小名浜港と常磐自動車道を結ぶ小名浜道路新設と、399号国道、114号国道、県道吉間田滝根線の3路線の一部改良の計4路線総延長約35キロについて、国の直轄権限代行事業で実施するよう要望する。早期の事業完了を...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

川内への帰村率37.4% 村の復興懇談会スタート

23日にスタートした川内村の復興懇談会
 1月に「帰村宣言」した川内村が復旧・復興に向けた村民の意見を聞く復興懇談会は23日、村内でスタートした。村は人口2835人のうち週4日以上、自宅に帰っている村民が10月1日現在、1059人で帰村率は37・4%になったことを明らかにした。  初日は...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

新たに32棟撤去 南相馬の旧警戒区域

 南相馬市の旧警戒区域にある東日本大震災で損壊し早急に撤去が必要な家屋について、環境省は新たに32棟を11月初旬から撤去することが23日、分かった。  市内の旧警戒区域には建物の一部が道路をふさぐか、余震で崩壊する危険性が高い損壊家屋が63棟確認さ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【巨大津波 遅れた対策14】痕跡調べ成果を報告 国の公表前に大震災

産総研が行った貞観津波の堆積物を調べる掘削調査=産総研の活断層・地震研究センター編集・発行「AFERCNEWS №16」より
 陸奥国で地震が起き、人馬に大きな被害をもたらした。壊れた建物は数知れない。津波が遡上(そじょう)して、城下に至り、溺死者は1000人に及んだ-。  貞観(じょうがん)11(869)年5月に起きた地震と津波は、歴史書「日本3代実録」に記されている。文...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

今を生きる 川内で命の大切さ訴え 小中生と教職員に 手作り陶器贈る 亡き長男の思い出胸に

五十嵐さん(後列左から6人目)から贈られた置物を持つ川内小の児童と教職員
■郡山の五十嵐鬼瓦製造所社長 五十嵐勝行さん70  郡山市の五十嵐鬼瓦製造所社長の五十嵐勝行さん(70)は22日、「帰村宣言」した川内村を訪れ、小中学生にアニメキャラクターなどをデザインした手作り陶器をプレゼントした。五十嵐さんは27年前、当時8歳の...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

「原発事故風化」は半数超、防止対策の強化必要 福島民報社が県民世論調査

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を受け、福島民報社が福島テレビと共同で実施した第3回県民世論調査で、国内での原発事故の風化状況について聞いたところ、「(風化を)感じる」とした回答が52・2%となり半数を超えた。「感じない」の20・9%を大きく...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

浪江町、仮の町で3市と協議へ 仮設の3市町とも

避難区域再編や賠償基準などをテーマに開かれた浪江町の住民説明会
 福島県浪江町は町外コミュニティー(仮の町)の設置に向けていわき、二本松、南相馬の3市と協議する。さらに同町の仮設住宅がある福島、本宮、桑折の3市町とも住民の小規模な生活拠点の必要性について協議を進める方針だ。22日、郡山市で開かれた住民説明会で町が...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

データ収集へ稲刈り 飯舘の試験栽培

実験用の稲を刈り取る菅野村長
 農林水産省は22日、東京電力福島第一原発事故の影響で全村避難する福島県飯舘村の水田で試験栽培している稲を刈り取った。今後、放射性物質のモニタリング調査を行い、将来に営農再開するためのデータとする。11月下旬ごろに公表する。  村内では農作物は栽培...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

浪江沖で試験操業 相馬双葉漁協、範囲拡大し水揚げ

浪江沖で漁獲したタコなどを水揚げする第3鹿島丸=松川浦漁港
 相馬双葉漁協は22日、漁場範囲を浪江沖までの1・5倍の海域に拡大して初めての試験操業を実施し、福島県相馬市の松川浦漁港に水揚げした。  底引き網漁船21隻が相馬沖から浪江沖までの範囲の沖合50キロで、水深150メートルより深い海域で漁獲を行った。...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

今を生きる 待望、校庭で練習再開 植田小の復旧工事完了 28日、2年ぶり大会

校庭での練習を再開した団員
■いわき 植田ソフトボールスポ少  「さあ、こい」「丁寧に捕球しよう」。いわき市の植田ソフトボールスポーツ少年団の団員13人の元気な声が"ホームグラウンド"の植田小校庭に響く。震災で3分の2が地滑りし大部分が立ち入り禁止になっていた校庭の復旧工事が完...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【巨大津波 遅れた対策13】「揺れ」への安全優先 敷地の高さを過信

東日本大震災後に福島第一原発に設けられた仮設の防潮堤=平成23年6月撮影、東京電力提供
 東日本大震災が発生する前まで、東京電力は土木学会の「原子力発電所の津波評価技術」を基本に、福島第一原発などの各原発の津波対策に取り組んできた。  東電は昭和40年ごろ、福島第一原発を設計する際、チリ地震津波(35年)による潮位を基に、津波の高さを、...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【飯坂温泉】廃旅館 解体進む 半壊...まず3軒完了 景観アップ、跡地利用課題

解体が進み、更地となった旅館・湯乃家別館旅館跡地(手前)=福島市飯坂町湯野
 福島市の飯坂温泉で、廃業するなどして廃屋状態にある旅館のうち、東日本大震災で半壊した約10軒が国の損壊家屋解体補助を申請し、まず3軒が撤去された。建物の危険性が指摘されていたことを受けて旅館の所有者らが適用を求めた。廃屋旅館は温泉地の景観を損ねてい...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

情報共有システム構築 県内全市町村と防災関係団体へ

 東京電力福島第一、第二両原発の事故・トラブルに備え、福島県は防災行政無線を活用し、県内全市町村や防災関係団体に原発施設の損傷など重大事案をはじめ、県民生活の安全に関わる事象を即座に伝達、情報共有する仕組みを年内に整える。非常時には住民避難や物資調達...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

復興への課題語る 早大稲門祭シンポ 本社編集局長ら

原発事故による県内の現状や風評被害について解説する佐藤局長(右から2人目)
 卒業生で組織する早稲田大校友会の祭典「稲門祭」は21日、東京都の早稲田大構内で「復興支援」をテーマに開催された。メーンのシンポジウムで東日本大震災の被災3県の地元紙代表らが現状と復興に向けた課題について意見を交わした。被災地が忘れられてしまう風化の...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【コメ全袋検査の遅れ】中小酒蔵 商機が... 年末年始、売り上げの3割 「死活問題だ」

本来ならば、新米の袋が数多く積まれる倉庫。今は空っぽの状態=19日、郡山市の渡辺酒造本店
 新酒が並ぶ12月から年明けは、県内の中小規模の酒蔵にとって年間売り上げの3割近くを占める大きな商機だ。「このままでは死活問題だ」。酒米の仕入れの遅れにより苦境に立たされる県内の酒蔵。安全のため独自に実施している放射性物質検査がさらに仕込みを遅らせる...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【コメ全袋検査の遅れ】新酒仕込み ずれ込む 酒米入荷滞る 中小蔵元30社に影響

 平成24年産米の放射性物質を調べる全袋検査が遅れている影響で、本県産の酒米を原料にしている県内65酒蔵のうち中小規模の約30社が新酒の仕込み作業に入れないでいる。例年は既に始まっているが、1カ月近くずれ込む見通しで、新酒として売り出す年末に発売が間...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【巨大津波 遅れた対策12】東電の見解に異論 「貞観」の検討求める

産総研活断層・地震研究センター長として研究に取り組む岡村氏
 「貞観(じょうがん)地震というものがあり、津波は塩屋崎沖地震とは比べものにならない非常にでかいものが来ている。全く触れられていないのはどうしてなのか」  平成21年6月24日、東京・経済産業省別館で開かれた総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

今を生きる 将来見据え移住決断 来年にも中通りへ

収穫後のトウモロコシを刈り取る菅野さん。農業を離れることも覚悟している
■飯舘から西会津に避難 農業 菅野慶一さん 38  飯舘村の農業菅野慶一さん(38)は避難先の西会津町で畑仕事に励む。人の縁に恵まれ、大好きな農業に携われる日々は充実している。しかし、自分の将来や離れて避難する両親のことを考え、来年にも古里により近い...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

広野町北部に減容化施設 国が可燃物代行処理

減容化施設について説明する関係者
 福島県広野町は、災害廃棄物と除染廃棄物のうち、可燃物を対象に国が代行処理する減容化施設の建設候補地を、町北部のJヴィレッジに隣接する町内下北迫字岩沢の町有地約2万5000平方メートルとする方針を固めた。20日、町中央体育館で開いた住民説明会で示し...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

中間貯蔵施設「早いうち方向性」 細野民主政調会長

いわき市南部清掃センターで飛灰の保管状況を視察する細野氏(左から2人目)
 民主党の細野豪志政調会長は20日、福島県いわき市を訪れ、東京電力福島第一原発事故による汚染廃棄物を運び込む中間貯蔵施設の整備について「やれることは全てやる。早いうちに方向性を出したい」と述べた。  細野氏は市南部清掃センターで、災害がれきの焼却灰の...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

今を生きる 双葉翔陽、富岡高が合同文化祭 避難先の母校で仲間一体 支えてくれた人に感謝

文化祭で仲間と笑顔を見せる阿部君(左)
■双葉翔陽の実行委員長 阿部翔舞君(3年)  東京電力福島第一原発事故の影響で、いわき市のいわき明星大にサテライト校を置く双葉翔陽高と富岡高の合同文化祭は20日、同大キャンパスで始まった。富岡町から避難し、同市で寮生活を送る双葉翔陽高の文化祭実行委員...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

放射線 放射性物質 Q&A 内部被ばく検査の結果が心配

 ホールボディーカウンターで内部被ばくの検査を受けたところ、カリウム40が4000ベクレル検出されたという結果が出ました。食べ物には気を付けて生活してきたのに、驚いています。大丈夫なのでしょうか? 【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー・長崎大...[記事全文

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

【巨大津波 遅れた対応11】本県沿岸で痕跡確認 土木学会の結論待ち

津波で浸水した東京電力福島第一原発。震災前に出された貞観津波の論文を基に、東京電力は大津波を調査・研究していた=平成23年3月11日、東京電力提供
 東京電力が論文を入手したのは、福島第一原発事故が起きる2年半ほど前の平成20年秋だった。  論文の提供者は、茨城県つくば市にある独立行政法人・産業技術総合研究所(産総研)の研究者だった。平安時代の貞観(じょうがん)11(869)年に東北地方などを襲...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【県内の私立幼稚園経営】賠償一部棚上げ苦境 除染、屋内施設の整備費増 園児戻らず危機感

今年8月に屋内用の砂場を設けたエムポリアム幼稚園。園児が楽しそうに砂遊びをしている
 中通りを中心とした私立幼稚園の経営が厳しさを増している。東京電力福島第一原発事故による園児減少などに伴う損害賠償は今月、最初の請求分の支払いが始まったが、園舎除染など追加で掛かった費用の賠償は棚上げされ、今後、対象になるかどうかも現段階では未定だ。...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【巨大津波 遅れた対策10】国と東電、課題は認識 「仮想」と抜本策 先送り

 「あくまで仮想的な事例に対する勉強だと認識していた」。東京電力の原子力・立地本部原子力品質・安全部長の福田俊彦(54)は、ある勉強会を振り返った。  「溢水(いっすい)勉強会」-。津波などによって、原子力発電所の敷地や建屋の内部に水が溢(あふ)れた...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

今を生きる 4人合わせ「347歳」 笑顔絶やさず前向き

避難先の借り上げ住宅で談笑する(左から)信さん、恵久子さん、信雄さん、ツルさん
■大熊から若松に両親と避難、金婚を迎えた 吉田信雄さん(76)恵久子さん(70)夫妻  会津若松市の借り上げ住宅で避難生活を送る大熊町の吉田信雄さん(76)と妻恵久子さん(70)は、今年3月に結婚50周年を迎えた金婚夫婦だ。同居する信雄さんの父信さん...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

県内全域で可能に 自主避難者のがん検診

 福島県は東日本大震災、東京電力福島第一原発事故で健康不安が高まる中、自主避難者らが、がん検診を県内のどの地域でも受診できるよう受診体制を見直す方針を固めた。実施主体の市町村や各地の医師会に協力を働き掛け、早ければ平成25年度にも実現したい考えだ。 ...[記事全文

住宅完了は9.1% 福島市の面的除染開始から1年

 福島市が面的除染を始めてから18日で1年が経過した。今年度は住宅除染1万8913件を計画しているが、1日現在で作業が完了しているのは9・1%の1723件、除染中を含めても11・1%の2098件にとどまっている。市は「当初計画より遅れ気味だが年度内に...[記事全文

「除染の新手法検討急務」 双葉町長、環境相との会談

井戸川町長(左)と会談する長浜氏(右から2人目)
 福島県の双葉町の井戸川克隆町長は18日、埼玉県加須市で長浜博行環境相兼原発事故担当相と会談した。会談後、井戸川町長は現在の方法で除染を進めた場合、「汚染土壌は双葉郡全体で受け入れなければならない量に上ると想像される」と述べ、効果的な除染や放射性廃棄...[記事全文

川内村、25年度の営農再開へ 種もみ購入助成議案可決

 東京電力福島第一原発事故に伴い水稲の作付けを2年連続で中止している福島県川内村は平成25年度の営農再開を目指し、種もみの購入を助成する。18日に開いた村議会臨時議会で関連議案など3議案を原案通り可決した。  村によると旧緊急時避難準備区域内の水稲作...[記事全文

カテゴリー:震災から1年5カ月

「仮の町」26市町村受け入れ意向 本社アンケート

 東京電力福島第一原発事故で避難している自治体の町外コミュニティー(仮の町)整備で、福島民報社は18日までに、仮の町構想を掲げる4町を除く55市町村の意向を確認するアンケートを実施した。約半数に当たる26市町村が「受け入れの意向がある」と回答。整備形...[記事全文

水門管理で初の労災申請 南相馬の津波犠牲者遺族

 東日本大震災で南相馬市新田川河口の農業用排水機場の水門を閉じる作業に向かい、津波にのまれた同市原町区下渋佐、漁業桜田房信さん=当時(67)=の遺族は18日までに相馬労働基準監督署に労災を申請した。水門管理人の労災申請は県内初めてとみられる。  排...[記事全文

来秋、裏磐梯で火山フォーラム 安全訴え観光復興へ

来年、噴火から125年目を迎える磐梯山。観光資源としての活用が期待されている
 全国の活火山がある市町村などが集う「火山砂防フォーラム」が来年10月16、17の両日、磐梯山を望む北塩原村裏磐梯地区で開かれる。18日、秋田県仙北市で開かれた同フォーラムの幹事会で来年度の日程を承認した。県内での開催は初めて。村は磐梯山地域の魅力と...[記事全文

本県の震災の今、伝える 埼玉の中学で出前講座

本県の現状などを伝えた震災学習出前講座
 福島県の震災学習出前講座は18日、埼玉県川口市の鳩ケ谷中で開かれ、福島民報社の記者が東日本大震災、東京電力福島第一原発事故を経た本県の現状などを生徒に伝えた。 風評被害などで本県を訪れる観光客が減少する中、県民の思い、復興の歩みへの理解を促すのが目...[記事全文

【巨大津波 遅れた対策9】「敷地超え」考えなし 緊迫感、想像力欠ける

 東京電力福島第一原発が設計された昭和40年ごろ、津波に関する明確な基準は存在しなかった。このため、東電は過去の津波の痕跡を基に設計を進めた。いわき市・小名浜港で観測された最大の潮位を調べ、35年のチリ地震津波による潮位3.122メートルを設計条件に...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【あんぽ柿加工自粛】除染徹底 なぜ基準超 県、仕組み解明へ 農家「植え替えるしか」

収穫した柿を無念そうに見詰める佐藤さん=16日、伊達市保原町
 2年連続の「あんぽ柿」加工自粛を受け、県やJAはメカニズム解明に向けた詳細検査や原料柿の線量マップづくりなどの対策に乗り出した。昨冬から今年にかけて樹木の表皮を剥ぐなどして徹底的に除染したにもかかわらず、試験加工したあんぽ柿の検査で放射性物質が基準...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 感謝の思い剣舞に込め あすから詩吟全国大会で「白虎隊」

本番に向け、稽古に励む子どもたち
■大熊から若松に避難 熊町、大野小の"7人の隊士"  東京電力福島第一原発事故の影響で会津若松市に避難している大熊町の熊町、大野両小学校の児童有志7人は、20、21の両日、市内で開かれる2つの詩吟全国大会で剣舞「白虎隊」を披露する。「堂々とした舞で、...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【巨大津波 遅れた対策8】東電の備え不十分 最新研究成果生かせず

 「事前の津波評価の時に、必要な対策を採れたのではないか?」  東京電力が今月12日に明らかにした社内の作業チームの報告に記された一文だ。福島第一原発事故から1年7カ月の間、多くの人が感じてきた疑問の1つともいえる。  チームは、原子力改革特別タスク...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

今を生きる 全国品評会6年連続入賞 組合員75社、努力結実

栄誉を励みに一層の研さんを誓う(左から)山岸、林、川又、紅林さん
■県醤油醸造協組が生産 薄口、再仕込みしょうゆ  県内のしょうゆ製造業者の生じょうゆを集中方式で造っている県醤油(しょうゆ)醸造協同組合は、第40回全国醤油品評会で6年連続の入賞に輝いた。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で組合員が被災したり、風...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

本県独自の指針策定へ 原子力規制委

 原子力規制委員会の田中俊一委員長(福島市出身)は17日、事故を起こした東京電力福島第一原発を抱える福島県に特化した独自の原子力災害対策指針を策定する考えを示した。指針原案に掲げた防災対策重点地域の範囲を、廃炉作業が進む福島第一原発の状況を踏まえて別...[記事全文

メンバーに本県関係者 規制委新設の監視・評価検討会

 東京電力福島第一原発の「特定原子力施設」指定に伴い、原子力規制委員会(田中俊一委員長=福島市出身)は新設する監視・評価検討会メンバーに複数の本県関係者を入れる方針を固めた。田中委員長が17日の記者会見で明らかにした。  田中委員長は「福島県から複数...[記事全文

燃料取り出し状況確認 県、楢葉、富岡、大熊が第二原発で

3号機原子炉建屋地下2階で原子炉隔離時冷却系ポンプの状況を確認する担当者(県提供)
 福島県と楢葉、富岡、大熊の3町は17日、東京電力との安全協定に基づき、福島第二原発の現地調査を行い、4号機原子炉からの核燃料取り出し作業の実施状況などを調べた。  担当者8人が参加した。原子炉の冷温停止維持に必要な設備の復旧作業が完了した3号機原子...[記事全文

県が原子力災害対策に意見 国と地元の役割明確化を

 17日の原子力規制委員会の定例会合に出席した福島県の荒竹宏之生活環境部長は、今後の原子力災害対策として国と地元自治体の役割分担、広域的な住民避難の調整方法などを国が明確にする必要性を指摘した。  県による東京電力福島第一原発事故の初動対応の検証結果...[記事全文

災害危険区域に指定 南相馬の沿岸部 旧警戒区域で初

 福島県南相馬市は17日、市内の避難指示解除準備区域内で東日本大震災の津波被害を受けた沿岸部を災害危険区域に指定し、告示した。旧警戒区域内での災害危険区域の指定は初めて。  建設基準法39条に基づく指定。対象は同市原町区小浜、小沢、江井、下江井、堤谷...[記事全文

業務本格スタート 広野に新設「原子力規制事務所」

本格的に業務を開始した原子力規制庁の原子力規制事務所=広野町
 東京電力福島第一原発事故を受け原子力規制庁の現地本部としてJヴィレッジに隣接する広野町サッカー支援センター(JFAアカデミー福島男子寮)内に新設された「原子力規制事務所」は16日、本格的に業務を開始した。  原子力規制事務所の態勢は福島地域安全業務...[記事全文

緊急被ばく医療見直し 年度内に県対策協 相互連携など盛り込む

 福島県は東京電力福島第一原発事故の教訓を生かすため、「県地域防災計画(原子力災害対策編)」と「第6次県医療計画」の緊急被ばく医療対策、「県緊急被ばく医療活動マニュアル」を抜本的に見直し、被ばく医療機関の新態勢構築や関係機関の相互連携、病院避難の想定...[記事全文

規制委、県から意見聴取 17日、原子力災害対策指針に反映

 原子力規制庁の森本英香次長は16日、東京電力福島第一原発事故を踏まえて策定する「原子力災害対策指針」に反映させるため、17日の原子力規制委員会の定例会合で県の担当者から意見を聞くことを明らかにした。また全国の原発で本県と同様の事故が発生した場合の放...[記事全文

3部会で集中議論 双葉町復興まちづくり委

3部会を設けて議論を進めることを決めた委員会
 双葉町復興まちづくり委員会は16日、埼玉県加須市の旧騎西高で開かれ、生活再建、ふるさと再建、きずなの3部会に分かれ、テーマごとに集中して議論することを決めた。  生活再建は仮の町を含め当面の生活拠点の在り方など、ふるさと再建は町への帰還に向けて必要...[記事全文

県、食の基本方針見直し

基本方針の見直しが示された幹事会
 福島県は食品の安全確保に向けた行政や事業者の責務などを記した「県食品の安全確保に係る基本方針」を見直す。16日に県庁で開かれた「ふくしま食の安全・安心推進会議」幹事会で示した。現行の基本方針は平成14年に策定された。昨年の東京電力福島第一原発事故で...[記事全文

農林水産業者が意見交換 振興計画見直しで

県の担当者と農林漁業者が意見交換した会合
 福島県農林水産業振興計画の見直しに伴い、県内の農林漁業者の声を反映させるための意見交換会の第2回は16日、郡山市の県ハイテクプラザで開かれた。今回は南相馬、浪江、大熊、富岡、葛尾の5市町村が対象。午前と午後の部に分かれ、代表者10人が出席した。この...[記事全文