東日本大震災

2012年10月アーカイブ

絆つなぐ「100円パン」 郡山の山寺伸二さん 要望受け工場に直売店

地域の顧客との絆を胸に、パン作りに励む山寺さん
 郡山市西ノ内のパン製造「ミッキーチェーン」社長の山寺伸二さん(55)は、東日本大震災で被災した工場の一部を改修し、6月から新たにパン直売店を開店した。震災直後、食料品の流通が途絶える中、近隣住民に工場で作ったパンを100円で提供した。工場での直売は...[記事全文

押し絵文化祭に出品 原町の馬場婦人会

押し絵作品を披露する馬場婦人会員
 福島県南相馬市原町区の馬場婦人会(福田京子会長)は、東京電力福島第一原発事故による放射能や生活の不安を解消、地区の絆を取り戻すため、昨年11月から手芸の押し絵作りに取り組んでいる。20、21の両日、石神生涯学習センターで開かれる石神地区文化祭に出品...[記事全文

浪江小、2年ぶり運動会 二本松に移転

秋晴れの下、元気に校庭を駆け抜ける児童
 東京電力福島第一原発事故により福島県二本松市の旧下川崎小に移転している浪江小で13日、2年ぶりの運動会が開かれ、子どもたちの元気な歓声が校庭に響いた。  全校児童30人と保護者らが参加した。開会式で、石井賢一校長が「『最後まで みんなで輝け 浪江っ...[記事全文

同じ学びや絆強めよう サテライト校3校が合同発表会

クラス対抗のクイズゲームを楽しむ生徒
 福島県いわき市のいわき明星大にサテライト校を置く双葉、富岡(国際スポーツを除く)、双葉翔陽の3高校による初の合同発表会は16日、同大児玉記念講堂で開かれた。同じ校舎で学ぶ3校の生徒がステージ発表やゲームを通じて交流し、相互に理解を深めた。  3校は...[記事全文

【巨大津波 遅れた対策7】観測データに限界 専門家に悔しさにじむ

津波で大きな被害を受けた浪江町請戸地区周辺。奥には東京電力福島第一原子力発電所の排気筒が見える=平成23年4月撮影
 昨年3月11日、ラジオのニュースは、東日本大震災による巨大な津波の襲来を知らせていた。  東北大の災害科学国際研究所教授を務める越村俊一(40)はニュースを聞きながら、自らが手掛けてきた津波などの研究に思いを巡らせた。「なぜ、起こりえたんだ...」...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

今を生きる 絆つなぐ「100円パン」 震災直後から市民に提供 要望受け工場に直売店

地域の顧客との絆を胸に、パン作りに励む山寺さん
■郡山のパン製造「ミッキーチェーン」社長 山寺伸二さん 55  郡山市西ノ内のパン製造「ミッキーチェーン」社長の山寺伸二さん(55)は、東日本大震災で被災した工場の一部を改修し、6月から新たにパン直売店を開店した。震災直後、食料品の流通が途絶える中、...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

4割が帰還の意思 葛尾村民アンケート 「戻らない」は27%

 福島県葛尾村は中学生を除く15歳以上の全村民1391人を対象とした意向調査の結果を15日までにまとめた。村民の約4割が避難指示解除後の帰還意思を示した。一方で、「戻らない」が3割弱、「まだ判断できない」も3割に上った。  帰還に関する設問では回答者...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

県外避難者5万9031人 昨年11月以降初めて6万人下回る

 福島県は15日、4日現在の県民の県外避難状況を発表した。計5万9031人で、昨年11月以降、初めて6万人を下回った。県避難者支援課は、時間の経過に伴う空間放射線量の減少に加え、公共施設の除染が進んでいることが帰還につながっているとみている。  都道...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

受け入れ側自治体住民 理解示す声多く

 「仮の町」を受け入れる自治体の住民は、避難住民のコミュニティー維持の大切さに理解を示し、避難市町村と受け入れ市町村との協議の枠組みができたことを歓迎した。  福島市の無職佐藤千恵さん(68)は毎朝、飯舘村や浪江町の避難者とラジオ体操で汗を流している...[記事全文

カテゴリー:震災から1年7カ月

「仮の町」課題山積 5市、受け入れ前向き

平野達男復興相(左)は二本松市役所で三保恵一市長(右)と会談し、仮の町の受け入れについて正式に要請した=9月26日、二本松市
 町外コミュニティー(仮の町)を受け入れる方針を示した、福島、会津若松、郡山、いわき、二本松の5市。避難市町村から移住の申し入れを受けた後、個別の協議をスタートさせるが、災害住宅を一定範囲にまとめて設置する「集中型」とするか、複数カ所に分ける「分散型...[記事全文

カテゴリー:震災から1年7カ月

■ドキュメント(9月11日~10月10日)

■9月11日  ・沿岸部と須賀川市藤沼湖下流域で行方不明者を特別捜索。沿岸部で骨片を発見。いわき市で洋上供養会を開く  ・福島空港の上海路線再開要請活動で中国・北京を訪問した佐藤雄平知事は予定した政府航空局高官との会談を拒否される。12日は中国東方航...[記事全文

カテゴリー:震災から1年7カ月

避難住民は期待 心の支えできた/仮設暮らし不便/「集中型」望む

二本松市内にある浪江町民の仮設住宅。長引く避難生活の中、仮の町に対する町民の期待は大きい
 避難を強いられている4町の住民には「仮の町」の協議が本格化してきたことに対し期待が大きい。  富岡町民有志でつくる富岡・原発事故被災者の会最高顧問の石黒紀昭さん(68)は「一律賠償が実現するかどうか不透明で、生活設計の立てようがない。町民も仮の町に...[記事全文

カテゴリー:震災から1年7カ月

4町避難者 いわきに4割弱 12179人が集中 富岡 大熊 双葉 浪江

 福島民報社の調べでは、町外コミュニティー(仮の町)構想を持つ富岡、大熊、双葉、浪江の4町の住民の主な避難先は【図】の通り。最も多いのはいわき市で、1万2179人。前回調査(9月6日)に比べ216人増えた。4町の県内避難者の4割弱が同市に集中している...[記事全文

カテゴリー:震災から1年7カ月

4町、移住へ始動

 東京電力福島第一原発事故により避難生活を強いられている自治体の町外コミュニティー(仮の町)の実現に向けた関係市町村の協議が本格化する。9月22日には国、県、避難市町村、受け入れ市町村の4者の会合があり、工程表など仮の町整備に向けた枠組みを了承した。...[記事全文

カテゴリー:震災から1年7カ月

【巨大津波 遅れた対策6】1000年単位は研究途上 全貌判明前に大震災

 平成18年、県は本県沿岸の津波浸水想定の検討委員会を設けた。そのころ、茨城県つくば市にある独立行政法人・産業技術総合研究所(産総研)や国内の研究機関が調査していた地震があった。巨大な津波が仙台平野などを襲ったとされる貞観(じょうがん)11(869)...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

大舞台で伝統復活 郡山、若松27、28日 「全国大会」出場

双葉町のダルマ市で披露される女宝財踊り=平成22年1月10日
 復興支援を目的に27、28の両日、県内で初開催される地域伝統芸能全国大会には県内の伝統芸能を受け継ぐ54団体が集う。双葉町の女宝財(おんなほうさい)踊りを披露する前沢婦人会芸能保存会代表の半谷八重子さん(65)は「逆境でも灯は消したくない」と誓う。...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

今を生きる 古里への思い熱く 町民に勇気と感動

古里への熱い思いを発表する松本さん
■童謡まつり音楽祭で作文朗読 松本萌花さん 広野中3年  「違う風景にはなったけれど、やっぱり広野町が大好きです」。東京電力福島第一原発事故の影響で避難を余儀なくされ、二学期から本来の校舎に戻り授業に臨んでいる広野中の松本萌花さん(3年)は14日、町...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【巨大津波 遅れた対策5】マップ、避難の参考に 「全町民」拡大は想定外

津波で大きな被害を受けた大熊町の県栽培漁業センター。町を襲った津波の浸水面積は、想定の約4倍に上った=平成23年3月撮影、大熊町提供
 東京電力福島第一原発が立地する大熊町は、原発事故後、会津若松市に役場機能を移した。その一室で、町環境対策課課長補佐の武内佳之(55)は1年7カ月前の「3・11」を思い起こしながら、1枚の地図を見詰めた。町が大震災の3年前に作った津波ハザードマップだ...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

千葉県香取市と災害時応援協定 喜多方市

協定書に調印し、握手を交わす山口市長(右)と宇井市長
 福島県喜多方市は13日、千葉県香取市と災害時相互応援協定を結んだ。調印式は同日、香取市役所で行われ、山口信也喜多方市長と宇井成一香取市長が協定書に調印した。  両市は7月に友好都市協定を結んだ。今回の協定により大規模災害時に物資提供、職員、ボランテ...[記事全文

新企画で温泉街に活気 31日「ハロウィーン祭」

 初の岳温泉ハロウィーン祭を催し活気を取り戻そうと頑張る女性たち
■二本松市岳温泉かたかご、すみれ会 鈴木美砂子会長  二本松市岳温泉の旅館のおかみによる「かたかごの会」と観光協会の女性組織「あだたらすみれ会」は31日、「岳温泉ハロウィーン祭」を開催する。東日本大震災以来、沈滞する温泉街に"女性パワー"で活気を取り...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

放射線 放射性物質 Q&A 妊婦がレントゲン胎児大丈夫か

 吐き気と食欲不振があったので病院で腹部のレントゲン撮影をしました。その後、自分が妊娠していることが分かりました。レントゲン撮影当時は妊娠3カ月で、知らずに放射線を浴びました。胎児は大丈夫でしょうか。 【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー・長...[記事全文

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

第一原発汚染水との闘い続く 新型浄化装置を初公開

 東京電力は12日、事故の収束作業が進められている福島第一原発を報道陣に公開した。事故から1年7カ月が過ぎても、放射性物質を含んだ21万トンを超す汚染水の処理やがれきの撤去など長い闘いが続いている。  東電は汚染水を処理する新型の浄化装置などを初公開...[記事全文

汚染水たまる一方 新装置運用遅れ 地下水への対応進まず

 事故から1年7カ月が経過した東京電力福島第一原発では、たまり続ける汚染水への対応が課題の1つになっている。12日、5カ月ぶりに報道陣に公開された、廃炉への作業が進む1~4号機。汚染水を浄化する多核種除去装置の整備は終わったが、浄化が始まっても、処理...[記事全文

【巨大津波 遅れた対策4】浸水面積、予想超す 市町「マップ」作ったが...

 死者466人  重傷者737人  建物全壊2270棟  「津波はこれほど甚大な被害を出すのか...」。県生活環境部次長の古市正2(56)は余りにも大きな数字を見て、がくぜんとしたことを思い出す。  平成19年6月、県は津波の被害想定を初めてまとめた...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【福島第一原発ルポ】汚染水たまる一方 新装置 運用遅れ 地下水への対応も進まず

運用に向けた準備が進む多核種除去装置=12日午前11時25分ごろ(代表撮影)
 事故から1年7カ月が経過した東京電力福島第一原発では、たまり続ける汚染水への対応が課題の1つになっている。12日、5カ月ぶりに報道陣に公開された、廃炉への作業が進む1~4号機。汚染水を浄化する多核種除去装置の整備は終わったが、浄化が始まっても、処理...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

アットホームな店 再び 郡山で理髪店オープン 地域定着へ、同郷の客も

郡山市安積町に自分の店を開いた雨貝光さん(左)と妻明美さん(奥)
■富岡から避難の雨貝光さん(46)・明美さん(45)夫妻  近所の家族が気軽にやって来る、富岡町にいたときのようなアットホームな店を再び-。郡山市に避難している雨貝光さん(46)と妻明美さん(45)は9月下旬、理髪店「カット・ヒカリ」を同市安積町荒井...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

浪江に二つの再編案 大字、小字単位政府が初めて示す

松宮本部長(左から2人目)と会談する馬場町長(右端)
 東京電力福島第一原発事故の避難区域再編で、政府の原子力災害現地対策本部長の松宮勲経済産業副大臣は11日、福島県二本松市の浪江町二本松事務所で馬場有町長と会談し、町内の再編後の区域を大字単位と小字単位で分けた2つの案を初めて示した。  会談は非公開で...[記事全文

県「意見集約」を否定 県民健康管理調査準備会問題

 東京電力福島第一原発事故に伴う県民健康管理調査検討委員会の準備会、議事進行表をめぐる問題で、福島県の内部調査委員会は11日、進行表案に「準備会で意見集約」との記載があったと一部報道で指摘されたことについて、「議題項目に意見を出し合うという意味で、座...[記事全文

99%が下限値未満 ひらた中央病院内部被ばく8200人検査

 福島県平田村のひらた中央病院で4月から7月にホールボディーカウンターによる内部被ばく検査を受けた延べ8200人のうち、99.11%に当たる延べ8127人が検出下限値(セシウム137 300ベクレル)未満だった。ただ、東京電力福島第一原発事故で汚染さ...[記事全文

被災地視察や意見交換 全国地方新聞社東京支社長OB会いわき訪問

豊間・薄磯で被災地を視察する一行
 全国地方新聞社東京支社長OB会は11日、東日本大震災の被災地視察や観光支援のため1泊2日の日程で、福島県いわき市を訪れた。  東京支社長の経験者と夫人ら約30人が参加した。一行は津波と火災に遭った久之浜で、集合仮設店舗で再開を果たした浜風商店街を視...[記事全文

古里へ鎮魂の祈り 震災から1年7カ月

東日本大震災の犠牲者を思い、手を合わせる双葉町民=11日、福島市のさくら仮設住宅集会所
 東日本大震災から1年7カ月を迎えた11日、福島市のさくら仮設住宅内の集会所では、震災と東京電力福島第一原発事故で避難生活を送る双葉町民が壁に張られた古里の空撮写真に向かい、犠牲者に鎮魂の祈りをささげた。  福島第一原発から約1.5キロの同町細谷地区...[記事全文

【全袋検査ピーク】新米 年内出荷不安 作業追い付かず 袋山積み

 コメの放射性物質を調べる全袋検査がピークを迎えているが、県内各地で検査が間に合わず出荷が滞っている。現在の人員では検査が追い付かず、県の予想よりはるかに米袋の搬出・搬入に時間を取られているためだ。県の全袋検査とは別に、国が旧市町村単位でモニタリング...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【巨大津波 遅れた対策3】被害想定追い付かず 科学的な解析が不可欠

 県は災害への備えを盛り込んだ県地域防災計画を昭和38年度に初めてまとめた。その2年前に定められた災害対策基本法で、都道府県が、それぞれの地域の計画をつくることになった。  当時は歴史上の津波に関する科学的な研究やデータの蓄積は少なかった。このため、...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

今を生きる 写真と仲間、心の支え 愛好会に入会新たな趣味に 作品展に初出品

初めて写真を出品した鴨川さん
■浪江から若松に避難 鴨川美江子さん 51  「避難先でも、いい思い出を残したい」。浪江町から会津若松市に避難している会社員鴨川美江子さん(51)は市内の写真集団「秀明会」に入り、写真を始めた。知り合いが誰もいない土地で、新たな仲間と出会い、趣味を見...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

心優しき元自衛官 夫婦旅行の航空券離さず

■相馬市尾浜 五十嵐利雄さん(67) 哲弥さん(84)  震災直後の相馬市尾浜地区-。利雄さんと妻ひで子さん(64)、ひで子さんの叔父の哲弥さんは、家の前の大木につかまり、手をつなぎ合っていた。3人は必死で大津波の第一波に耐えた。  ひで子さんが目の...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

乗員思いの船主 男たち支えた妻

■相馬市尾浜 佐藤巳之治さん(75) 洋子さん(73)  巳之治さんは半世紀にわたって相馬の海を相手に働いてきた。愛船「明神丸」(19トン級)で底引き網漁を続け、乗組員とヒラメやカレイ、カニなど季節の魚を捕った。洋子さんは家事を担いながら地元の市場で...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

漁師、スポ少の名監督 民生委員の仕事に尽力 俳句、川柳、新聞に掲載

■南相馬市小高区村上 村松利国さん(57) 多賀江さん(56) ヨシノさん(86)  利国さんは、若いころから海に出続けている腕利きの漁師だった。仕事には厳しいが、家庭では優しい父親だった。震災後、船を確認するために浪江町の請戸港に車で向かった。行方...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

母娘、田植え踊り指導 真面目、一本気な漁師

■浪江町請戸 森口千代子さん(86) 末永忠敬さん(70) 美代子さん(63)  森口さんは請戸生まれの請戸育ち。毎年2月に開かれていた地区の伝統行事「安波(あんば)祭」が大好きだった。●野(くさの)神社での神事に奉納する、田植え踊りの指導者を娘の末...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

船大工から漁業へ

■南相馬市小高区塚原 村田武治さん(74)  人生の多くを海と関わる仕事と向き合った。20代のころは、いわき市小名浜で船大工として働き、30代に古里の南相馬市に戻り、漁師の道へ。毎朝4時ごろに起き、浪江町の請戸港へ車を走らせる。約4トンの船に乗り、ヒ...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

地域営農のリーダー

■南相馬市小高区大井 中山隆さん(69)  中山さんは先祖代々、専業農家の家で育ち「土」を大事にした。南相馬市小高区塚原の畑に肥料をまいていたところ、津波に襲われた。昨年4月13日、家族が安置所で中山さんを確認した。  平成11年から大井塚原地区ほ場...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

裁縫が得意の母 気さくだった妻

■南相馬市小高区村上 西内光子さん(84) ヤス子さん(61)  光子さんと養女のヤス子さんは実の親子と思われるほど仲が良かった。光子さんの妹佐々木チヨ子さん(76)は「最後まで一緒だった。2人で逃げようとしたのだろう」と涙ぐむ。  自宅で津波に遭っ...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

先祖の土地守り農業

■南相馬市小高区大井 原内平吉さん(84)  「先祖から受け継いだ土地を荒らしてはいけない」。生前、口癖のように話した。  近所で評判の働き者だった。電力会社から委託された電気使用量の測定や集金をする傍ら、農業にいそしんだ。妻の菊さん(83)と水稲や...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

運送会社を経営 社員に慕われる

■南相馬市原町区小沢 小沢邦彦さん(70)  相馬農高を卒業した後、南相馬市の運送会社・平和貨物運送に就職、亡くなる前まで社長を務めていた。若いころは、トラックで東北と首都圏を頻繁に行き来した。社長に就いたのは60歳を過ぎてから。働くことを生きがいと...[記事全文

カテゴリー:あなたを忘れない

【個人版私的整理】県内成立わずか9件 避難者「制度知らない」「原発賠償まだ」 生活再建できず

 東日本大震災や東京電力福島第一原発事故で新たな借金を抱える「二重ローン」を回避する借金免除の新制度について、各地への避難が長期化しているため制度を知らない被災者が生活再建に生かせない状況が続く。「個人版私的整理ガイドライン」を活用し、借金免除が成立...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【巨大津波 遅れた対策2】過去の事例少なく 専門的な研究進まず

 「発生回数の多い地震への備えが優先されがちだった。津波は事例が少なく、対策を講じにくかった」。県災害対策課長の小松一彦(57)は地震と津波に対する県の取り組みの歴史を振り返る。  昭和47年3月、県は「福島県災害誌」をまとめた。災害対策課の前身であ...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

いわき、郡山、若松に500戸 県営災害住宅 26年度入居開始目指す

 東京電力福島第一原発事故で避難している自治体の町外コミュニティー(仮の町)整備で、県は先行整備する県営の災害公営住宅500戸を、いわき、郡山、会津若松の3市に建設する。いわき市に半数の250戸を建てる計画で、残りは郡山、会津若松両市で戸数を調整する...[記事全文

「帰還困難」に再編を 山木屋の水境 住民、川俣町に要望

帰還困難区域の設定を要望する森谷さん(右から2人目)
 東京電力福島第一原発事故で計画的避難区域に設定されている福島県川俣町山木屋の避難区域再編で、山木屋水境地区の住民は10日、同地区を5年以上戻ることが難しい帰還困難区域に再編するよう町に要望した。復興庁は山木屋を居住制限と避難指示解除準備の2区域に再...[記事全文

下地防災相が視察 相馬と南相馬の郵便局など

仮設の松川港郵便局を視察する下地担当相(中央)=相馬市
 下地幹郎郵政民営化・防災担当相は10日、東日本大震災の被災地視察のため福島県相馬、南相馬両市を訪れた。  相馬市では、津波被害に遭った松川港郵便局跡と近くの仮設局舎、磯部郵便局を訪ね、相馬郵便局で近隣郵便局長との意見交換会を開いた。  下地担当相は...[記事全文

一律賠償実現を増子氏に要望 遠藤富岡町長

一律賠償の実現などを申し入れる遠藤町長
 福島県富岡町の遠藤勝也町長は10日、国会内で民主党の増子輝彦政調会長代行(参院本県選挙区)と東京電力福島第一原発事故の課題解決に向けて意見交換した。  遠藤町長は町内一律の損害賠償の実現や墓地、神社、仏閣の再生などを申し入れた。町外コミュニティー(...[記事全文

知事「大変申し訳ない」 県民健康調査準備会問題

 県民健康管理調査の準備会、議事進行表などをめぐる内部調査結果の公表を受け、佐藤雄平福島県知事は総括審査会で、「(一連の問題で)県民に健康管理調査への不安、不信感を与えたことは極めて遺憾。調査結果では疑念を抱かせかねない行為が認められ、大変申し訳ない...[記事全文

ロンドンの日本祭にブース 県人しゃくなげ会、復興支援に感謝

ジャパン祭で「福島グッズ」を販売し、思いを伝える会員ら
 在英県人会「ロンドンしゃくなげ会」は6日、ロンドン中心部のトラファルガー広場で開かれた「JAPAN MATSURI(ジャパン祭)2012」にブースを開設し、福島県の魅力を紹介して故郷へのエールを送った。  昨年、東日本大震災と東京電力福島第一原発事...[記事全文

試験操業の漁場拡大 相馬双葉漁協22日から 相馬-浪江沖まで

 相馬沖で試験操業に取り組む相馬双葉漁協(南部房幸組合長)は22日から漁場範囲を浪江沖まで拡大する。10日に福島県いわき市の県水産会館で開かれた県地域漁業復興協議会で了承した。19日に開く県漁協組合長会で正式決定する。  現在の相馬沖の操業海域から南...[記事全文

子ども、未来テーマ ふくしま会議2012来月9日開幕 福大メーン会場

会見する(右から)赤坂代表理事、遠藤理事、佐藤理事
 東日本大震災、東京電力福島第一原発事故で被災した県民の声なき声を発信する「ふくしま会議2012」は11月9日から11日まで、福島市の福島大をメーン会場に開く。2回目の今年は「子どもたちの未来のために 未来の子どもたちのために」をテーマに6つのプログ...[記事全文

試験栽培の稲刈り 警戒区域の大熊、収穫作業ルポ

実証田で育てた稲を刈り取る大熊町職員=大熊町
 全域が警戒区域に指定されている福島県大熊町で試験栽培されたコメの収穫が10日行われた。今後、吸収した放射線量を測定するが、関係者は農業復興への道のりの険しさをあらためて実感していた。収穫作業に同行した。(会津若松支社報道部・村井一隆)  町によると...[記事全文

12日、楢葉で開所式 双葉署の臨時庁舎

看板が付いた双葉署臨時庁舎。治安維持に向け署員ら約50人をまとめる中川副署長=楢葉町、道の駅ならは物産館
 8月に避難指示解除準備区域に再編された福島県楢葉町の道の駅ならは物産館に新設された双葉署臨時庁舎の開所式は12日午前8時半から現地で行われる。10日は臨時庁舎入り口などに「双葉署臨時庁舎」の看板が設置された。  この日設けられた看板は庁舎の他、駐車...[記事全文

2世帯の食事からセシウム検出 健康に問題ない量 コープふくしま100世帯調査

放射性物質の測定結果を発表する宍戸常務(中央)ら
 コープふくしま(本部・福島市)は10日、6月中旬から県内の家庭を対象に実施している食事に含まれる放射性物質量の測定結果を発表した。調査した100世帯のうち2世帯から1キロ当たり1ベクレルを越える放射性セシウムが検出されたが、健康には問題ない程度とし...[記事全文

焼そばは町の絆 浪江焼麺太国  20、21日B-1グランプリ参加 

馬場町長(左)から激励を受ける浪江焼麺太国のメンバー
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故のため、ばらばらに避難している町民の絆を1つに紡ぎたい-。福島県浪江町のなみえ焼そばのPR団体「浪江焼麺太国」は20、21の両日に北九州市で開かれるB-1グランプリに3年連続で出展する。全国に避難したメンバーは...[記事全文

母子のため線量マップ 飯坂の子育てサークル作成

マップの活用を呼び掛ける菅野代表(右から2人目)とメンバー
 福島市飯坂町の子育てサークル「ははのわ」はこのほど、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で子育てに不安を持つ地域の母親同士の絆づくりに役立てようと、飯坂町の公園、児童遊び場の放射線量マップを作った。  市と連携したふくしま協働のまちづくり事...[記事全文

パークゴルフで交流 大熊町老人ク連、北塩原で大会

秋晴れの下、パークゴルフを楽しむ参加者
 福島県大熊町老人クラブ連合会のパークゴルフ大会は9日、北塩原村のグランデコリゾートパークゴルフ場で開かれた。東日本大震災や東京電力福島第一原発事故で県内各地に避難している会員約80人が交流を深めた。  震災以前は大熊町内の施設で大会を開くなど、パー...[記事全文

川内村 初の工業団地造成へ 大阪の企業 来秋操業目指す

 福島県川内村は雇用の場確保と定住人口の増加を図るため村内で初めてとなる「田ノ入工業団地(仮称)」を造成する。予定地は4月に警戒区域が避難指示解除準備区域に再編された富岡町寄りの下川内字田ノ入の農地約2ヘクタール。村は用地買収を進めており、同意が得ら...[記事全文

英国から大熊町民支援 日本人会紅葉会 編み物など寄贈

被災者への思いを込めて英国で編み物作りに励む手芸同好会員ら
 英国在住の60~70代の日本人女性でつくる英国日本人会紅葉会手芸同好会は冬の訪れを前に、仮設住宅などで暮らす福島県の震災被災者のために編み物や縫い物を手作りした。既に本県に向けて発送しており、会津若松市に避難中の大熊町民らにプレゼントとして届く予定...[記事全文

税理士育成 福大に寄付講座 日本連合会が来年度から 東北の大学で初

入戸野学長に講座開設の通知を手渡す日出会長(右)
 次世代を担う税理士を育成するため日本税理士会連合会は来年度から福島大に寄付講座を開設する。東北の大学での講座開設は初めて。  東北税理士会が「震災の復興支援に」と日本税理士会連合会に要望し実現した。3年間にわたり、各年度の後期に開設し計15回の講...[記事全文

海外バイヤーに本県の酒をPR 郡山で商談会

海外のバイヤーに日本酒を売り込む酒造メーカーの担当者(左)
 日本貿易振興機構(ジェトロ)福島貿易情報センターと県貿易促進協議会主催の「日本酒・焼酎輸出商談会in福島」は9日、郡山市のホテルハマツで開かれ、福島県などの酒造メーカーが海外のバイヤーに日本酒を売り込んだ。  ジェトロは今年度から日本酒・焼酎の輸...[記事全文

福島再生へ麺類業者集う いわきで全国大会 功労者を表彰

いわき市で始まった福島大会
 全国麺類飲食業者福島大会は9日、福島県いわき市のホテルハワイアンズで始まった。「福島の再生なくして日本の再生なし!」を大会テーマに、全国から約550人の関係者が集まっている。10日まで。  日本麺類業団体連合会、全国麺類生活衛生同業組合連合会の主...[記事全文

【巨大津波 遅れた対策1】国、大地震の説明延期 研究データ伝わらず

東京電力福島第一原発に押し寄せる津波。発電所が浸水し、過酷事故の原因の一つとなった=平成23年3月11日撮影、東京電力提供
 県庁西庁舎8階にある県災害対策課の電話が鳴った。東日本大震災が起きる1カ月ほど前の昨年2月16日。受話器から聞こえてきた声は、国の地震調査研究推進本部の担当職員だった。  「千年ほど前に巨大な地震と津波が起きていた。今後の地震活動の長期評価の対象に...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【土湯バイナリー発電計画】新たな源泉掘削へ 震災の影響深刻 月内に新会社 申請間に合うか

土湯温泉の源泉施設。隣接した場所にバイナリー発電設備の設置を計画している
 平成26年秋の発電開始を目指す福島市土湯温泉の温泉熱によるバイナリー発電事業で、2つの主力源泉のうち1つが東日本大震災で損壊し、安定給湯と発電に向け新たな源泉の掘削が必要になっている。各旅館などでつくる湯遊つちゆ温泉協同組合は新たな源泉掘削を検討す...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる カスミソウ「安全」の証し きょうから千葉 EXPOに出品 風評払拭へ「直接訴えたい」

カスミソウ出品を通じ安全性のアピールを目指す菅家さん
■昭和花き研究会長 菅家博昭さん 53  昭和村の昭和花き研究会長・菅家博昭さん(53)は村特産のカスミソウを10日から12日まで千葉県の幕張メッセで開催される第9回国際フラワーEXPOに、昨年に続いて出品する。「村、そして福島県の安全をアピールした...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

仮の町「分散型」選択 馬場浪江町長示す 日本災害復興学会で

仮の町の整備方針について語る馬場町長(左)
 日本災害復興学会の福島大会最終日は8日、福島市のコラッセふくしまで大会記念公開シンポジウムを開いた。パネリストで参加した浪江町の馬場有町長は町外コミュニティー(仮の町)の災害公営住宅を1つの受け入れ自治体の中で複数箇所に分けて建設する「分散型」を選...[記事全文

個別協議で早期に結論 平野復興相が仮の町で講演

仮の町整備など避難者の帰還に向けた施策を語る平野氏
 平野達男復興相は日本災害復興学会福島大会で、福島県の復興策、避難者の帰還に向けた課題について特別講演した。平野氏は避難区域の長期避難者向けに整備される町外コミュニティー(仮の町)について、災害公営住宅の建設を分散型、集中型のいずれにするかは、避難市...[記事全文

今を生きる 万感胸に最終公演 13、14日 旗揚げ時の演目で

最終公演に臨む団員。後列左端が児玉さん
■高校演劇の元指導者 児玉さん座長 市民劇団「いわき青春座」  いわき市の湯本、小名浜両校の演劇部を高校演劇日本一に導いた元教諭の児玉洋次さん(71)=筆名・石原哲也=が座長と演出を担当し、人気を集めてきた市民劇団「いわき青春座」は13、14両日の公...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

企業立地補助金の増額表明 首相来県、知事に示す

 野田佳彦首相は7日、予算不足により約120件の採択保留案件が発生した「ふくしま産業復興企業立地補助金」の予算を増額する方針を明らかにした。不足額は当初より約200億円減り800億円程度とみられ、投資規模の大きな案件の補助率引き下げなどにより約400...[記事全文

首相、除染加速を指示 環境相は月内にも対策公表

 野田首相は7日、国直轄の除染作業を加速させるよう長浜博行環境相兼原発事故担当相に指示した。環境省が楢葉町の楢葉南小で実施している除染作業と仮置き場を視察した後、記者団に明らかにした。福島市に設けた福島環境再生事務所への権限移譲、除染の進捗(しんちょ...[記事全文

楢葉で除染現場を視察 仮置き場管理法も確認

 7日に福島県楢葉町の除染現場と仮置き場を訪れた野田佳彦首相は、東京電力福島第一原発事故による放射性物質の除去作業と汚染廃棄物の管理状況を視察し、避難区域の復旧に向けた取り組みを自らの目で確認した。  除染現場の楢葉南小では、体育館に足場を組み、屋上...[記事全文

県産米アピール約束 全袋検査の態勢理解

 福島県本宮市で7日、平成24年産米の放射性物質を調べる県の全袋検査を視察した野田首相は、最新の測定器による検査態勢、徹底した安全管理の状況を確認し、政府として県産米の安全性、魅力を全面的にアピールすることを約束した。  野田首相は検査場のアルスLS...[記事全文

川内の帰還支援開始 福島原発行動隊

行動隊の活動の意義を語る山田理事長(右奥)
 東京電力福島第一原発事故の収束作業で若い世代を被ばくさせないため、60歳以上の技術者らが作業を担おうと結成した「福島原発行動隊」は7日までに福島県川内村民の帰還支援活動を始めた。帰還に向けた家屋内の清掃やモニタリングなどを無償で行う。同日、郡山市の...[記事全文

復興祈り三匹獅子舞 仮設で2年ぶり復活

復興の願いを込めて復活した三匹獅子舞
■計画的避難区域の川俣町山木屋 遠藤政見 保存会会長77  計画的避難区域に設定された川俣町山木屋地区に400年前から伝わる三匹獅子舞が2年ぶりに復活し、7日、町内の農村広場仮設住宅広場で奉納された。「古里を取り戻そう」。本来は五穀豊穣(ほうじょう)...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

現場の除染権限強化 長浜環境相と知事が会談

 長浜博行環境相兼原発事故担当相は5日、就任後初めて福島県庁で佐藤雄平知事と会談した。除染の強力な推進に向け福島市に設けた、環境省福島環境再生事務所の権限強化を積極的に進める方針を明らかにした。  会談の冒頭、佐藤知事は県内の除染が進んでいないとする...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

校庭に笑顔と歓声 川内小2年ぶりに運動会

父母や村民も参加して児童と共に楽しんだ川内小の運動会
 東京電力福島第一原発事故の影響で一時全村避難し、今年4月に再開した福島県川内村の川内小で6日、2年ぶりの運動会が開かれた。  児童15人に加え、村外に避難している児童や地元の住民、保育園の子どもたちも招待され競技に参加した。  開会式で高島仁校長が...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【「仮の町」協議】受け入れに法の壁 土地、行政サービス課題

 東京電力福島第一原発事故による避難市町村の町外コミュニティー(仮の町)の実現に向けた国、県、関係市町村の協議は今後本格化する見通しだが、受け入れる市町村にとって課題は山積している。住宅用地の確保をはじめ、都市計画でも見直しが考えられるためだ。行政サ...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【「仮の町」協議】避難者早期実現望む 「将来が見えない」 受け入れの反応気掛かり

 町外コミュニティー(仮の町)構想をめぐり、避難生活が1年7カ月近くにおよんでいる双葉郡の住民は1日も早い実現を望む。ただ、「相手があること。そう簡単には進まないのでは」と受け入れ側の立場にも気遣う。 ■営業再開に期待  「仮の町を1日も早く設置して...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 絆守る民話紙芝居 避難先で急逝佐々木ヤス子さん 語り部の遺志継ぎ製作 8作品、仮設で披露

民話の紙芝居化に取り組む小沢さん
■浪江から桑折へ避難 小沢是寛さん66  「浪江町民の絆を守りたい」。桑折町の仮設住宅で生活する浪江町幾世橋の会社員小沢是寛(よしひろ)さん(66)は、故郷の民話を掘り起こし紙芝居を製作している。避難先で急逝した語り部の遺志を継いだ。10月までに古里...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

地元川内の村民ら治療 仮設に出張、話し相手も

避難先の郡山市を拠点にカイロプラクティックを再開させた吉田正さん(右)とトシ子さん
■郡山でカイロプラクティック施術院再開 吉田正さん40・母トシ子さん66  川内村でカイロプラクティック施術院を経営していた吉田正さん(40)と母親のトシ子さん(66)は、避難先の郡山市富久山町に新しい施術院を構え、川内村などからの避難者の治療に当た...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

放射線 放射性物質 Q&A 治療で使用仕組みや人体への影響は

 医療の中では検査以外にも治療面で放射線が使われていると聞きます。東京電力福島第一原発事故による放射線被ばくとは何が違うのでしょうか。治療で使う放射線の人体への影響や、その仕組みを教えてください。 【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー・長崎大...[記事全文

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

撮り続ける使命胸に 写真館、あすいわきに開店 浪江の店舗被災...常連客が後押し

浪江町から持ち帰ったカメラを手にする志賀さん
■双葉出身 志賀大さん(35)  南相馬市の写真家志賀大さん(35)は避難先のいわき市に7日、写真館「photo studio DAYS」を再オープンする。東日本大震災が起きるまで浪江町で写真館を営んでいた。「元気な子どもの姿を撮影し続けたい」。新た...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

今を生きる 古里の海でもう1度 津波...傷だらけのヨット、猪苗代で練習 最終レースに夢託す

少年男子セーリングスピリッツ級で上位進出へ気合を入れる苅込選手(右)と小泉選手=愛知県蒲郡市
■ぎふ国体セーリング いわき海星高ヨット部 苅込孝陽部長  愛知県蒲郡市で開かれている国民体育大会「ぎふ清流国体」の少年男子セーリングスピリッツ級で、いわき海星高ヨット部部長の苅込孝陽(こうよう)選手(17)=3年、いわき市=が東日本大震災を乗り越え...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

今を生きる 風船の絆心の糧に 成長した山梨の名取晃さん訪問、激励 27年前、300キロ先からの「贈り物」

末永さん(前列右から3人目)を激励に訪れた名取さん(右から2人目)ら
■大熊から若松に避難 末永サト子さん 84  東京電力福島第一原発事故で大熊町から会津若松市に避難している末永サト子さん(84)は警戒区域への一時立ち入りで思い出の風船を自宅から持ち出した。27年前に山梨県の保育所から1人の男の子が飛ばし、大熊町まで...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

532カ所を浸水想定 県が減災対策で警戒ため池に指定

 福島県は県内に3730カ所ある農業用ダム・ため池施設のうち532カ所を独自に「警戒ため池」に指定し、決壊した場合の浸水想定区域図を作り減災対策を進める。県が浸水想定の基礎データを示し、市町村や住民がデータを用いて区域図を完成させる。作成の議論を通じ...[記事全文

福島復興にプロジェクトチーム 民主の細野政調会長が示す

政調会役員会で本県復興への思いを語る細野政調会長(中央)。右は増子会長代行
 民主党政調会は4日の役員会で福島県復興を推進する福島復興再生プロジェクトチーム(PT)と、東日本大震災全般を担当する復興調査会の設置を決めた。福島復興再生PTの座長には増子輝彦政調会長代行(参院本県選挙区)が就く。除染や中間貯蔵施設整備、風評被害対...[記事全文

県庁東分庁舎解体の方針 大震災で損傷

 福島県は東日本大震災で損傷を受け、使用できなくなった県庁東分庁舎を解体する方針を固め、総務委で示した。  平成24年度内に基本設計を実施、25年度内に取り壊す計画。柱などに亀裂や損傷が見つかり施設内で震災前まで業務を行ってきた県と県警本部などの組織...[記事全文

松宮経産副大臣が就任 原子力災害現地対策本部長

 政府の原子力災害現地対策本部長に、松宮勲経済産業副大臣(68)=民主、衆院比例北陸信越=の就任が4日までに決まった。  松宮氏は福島市の県自治会館内に設けられたオフサイトセンターを拠点に、福島第一原発の安全確保対策や被災者支援に当たる。5日に来県し...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

廃炉作業の原発考慮されず 県内 緊急時の対応不透明 規制委の重点地域

 原子力規制委員会が防災対策重点地域の範囲などを示した「原子力災害対策指針」の原案は、正常に運転している原子力発電所を想定している。廃炉作業が進む東京電力福島第一原発での重大事故は考慮されていない。  県は地域防災計画の見直し作業を進めている。国の...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

説明会出席者わずか2人 被災中小企業グループ補助金 対象限定等で敬遠か

 福島県は3日、震災で被災した中小企業の再建を支援するグループ補助金の第5次募集説明会を郡山、会津若松両市で開いた。今回は東京電力福島第一原発事故による避難区域が再編された市町村の中小企業などが対象。しかし両会場の出席者は合わせて2人だった。  郡...[記事全文

安倍自民総裁 第一原発など視察 「原子力推進を反省」 双葉郡の首長と会談

双葉郡内の首長らと会談する安倍総裁(左手前から3人目)
 自民党の安倍晋三総裁は3日来県し、東京電力福島第一原発と被災地を視察した。双葉郡内各町村の首長、議会議長らと会談し、「首相経験者として安全神話の下で原子力政策を推進したことを反省する」と語り、国の責任で放射性廃棄物の中間貯蔵施設を整備し、除染を加速...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

ベラルーシから絵の応援 チェルノブイリ事故で支援受け児童ら描く 郡山で

本県応援の気持ちを表現したベラルーシの子どもたちの絵画を見る来場者
 日本ユネスコ協会連盟主催の「~白樺の国からのメッセージ~ベラルーシの子どもの絵展示会」は3日から10日まで、郡山市のエスパル郡山店で開かれている。  同連盟はチェルノブイリ原発事故で被災したベラルーシの芸術学校を支援するため、平成3年に芸術学校の...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【ごみ焼却灰】処分場の保管ピンチ 国処理分たまる一方 基準以下も埋め立てられず

 東京電力福島第一原発事故に伴い、ごみの焼却灰がたまり続けている問題で、国が処分する放射性物質が1キロ当たり8000ベクレル超の焼却灰の搬入先が一向に決まらず、保管している市町村の最終処分場の容量を圧迫している。市町村が処分する8000ベクレル以下に...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

全日本年金者組合県本部原町支部 除染で早期帰還後押し 法人設立、高齢者が力発揮

支援を受けた大量の防護服を前にする斎藤さん
 全日本年金者組合県本部原町支部は除染作業で市民の帰還を進めようと、8月に社団法人「はらまち除染テクノ」を設立した。同組合は県内に17支部あるが、除染作業を行うのは同支部が初めて。  支部長の斎藤盛男さん(63)は子どもと孫3人が相馬市に避難中。避難...[記事全文

カテゴリー:連載・再起

生活の場どこに 双葉町役場機能移転へ 避難者なお不安 「災害住宅早く建てて」

役場機能移転について話し合う村上さん(左)ら=いわき市・南台仮設住宅
 「早く生活を安定させてほしい」。双葉町の役場機能本体の移転計画を、いわき市が了承した2日、避難している町民からはいまだ不透明な「仮の町」構想の行方などへの不安が漏れた。現在、役場機能がある埼玉県加須市の避難者からは移転後の支援継続を求める声が上がっ...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 音楽朗読劇に思い託す 17日に郡山地元劇団関係者ら上演 富岡からいわきに避難

詩集「原発難民の詩」を出版した佐藤さん
■「原発難民の詩」出版 佐藤紫華子さん84  富岡町から、いわき市の仮設住宅に避難している佐藤紫華子さん(84)が出版した詩集を題材にした音楽朗読劇が17日に郡山市で上演される。震災と原発事故の発生直後から佐藤さんがつづった詩約20編を市内の劇団関係...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

預託実効線量 全員1ミリシーベルト未満 8月内部被ばく検査

 福島県は2日、東京電力福島第一原発事故を受け実施しているホールボディーカウンターによる内部被ばく検査(8月分)の結果を発表した。9191人を調査し、今後50年間(子どもは70歳まで)の内部被ばく量を表す預託実効線量は全員が1ミリシーベルト未満だった...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

飯舘村の避難指示解除時期 政府対策本部の提案に村議から反対相次ぐ

記者会見する熊谷副本部長(左)と菅野村長
 東京電力福島第一原発事故で全村避難する福島県飯舘村の避難指示解除時期をめぐり、政府原子力災害現地対策本部は2日、原発事故発生から4年後に村中央部など16行政区を解除するとした村の案より、1年早めた3年後の案を村と村議会に示した。  議会関係者による...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故