東日本大震災

「連載・今を生きる」アーカイブ

  • Check

今を生きる 全国品評会6年連続入賞 組合員75社、努力結実

栄誉を励みに一層の研さんを誓う(左から)山岸、林、川又、紅林さん

■県醤油醸造協組が生産 薄口、再仕込みしょうゆ
 県内のしょうゆ製造業者の生じょうゆを集中方式で造っている県醤油(しょうゆ)醸造協同組合は、第40回全国醤油品評会で6年連続の入賞に輝いた。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で組合員が被災したり、風評被害の逆境にさらされたが、力を合わせて乗り越えた努力が実を結んだ。組合員はさらに良質な製品を目指し、定期的に勉強会を開いて研さんを積んでいる。
 組合は昭和39年に設立され、二本松市にある工場で各業者が卸売りする商品のもととなる生じょうゆを生産している。組合員は75社を数える。
 品質向上の技術を磨く目的で全国品評会に挑戦し、平成19年度から連続入賞してきた。今回は薄口しょうゆと再仕込みしょうゆが全国254点の中の上位43点に入る優秀賞に選ばれた。また、林寛理事長(44)=会津若松市・林合名=の会社で出品した濃口しょうゆも優秀賞に入った。
 林理事長は「津波に流されたり、原発事故の避難地域にある醸造元もある。今こそ組合員が連帯感を持って取り組まなければ」と奮起の理由を語る。実務に当たる山岸正和参事(61)と紅林孝幸理事工場長(41)は「風評被害に対しても、原材料や工程に万全を期し、安全と品質管理に尽くしている」と自信を見せている。
 昨年10月からは組合員の勉強会を始めた。名産地の福岡県、山口県、宮城県などの製品と自社製品を持ち寄って比べ、意見交換している。今月29日にも4回目の評価会を開き、全国品評会で上位に入ったしょうゆのきき味を行う。川又暉之副理事長(66)=三春町・本陣本店=は「栄誉は本県業界の誇り。名産地に肩を並べられるよう努力を続けたい」と誓っている。

カテゴリー:連載・今を生きる

「連載・今を生きる」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧