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「除染の新手法検討急務」 双葉町長、環境相との会談

井戸川町長(左)と会談する長浜氏(右から2人目)

 福島県の双葉町の井戸川克隆町長は18日、埼玉県加須市で長浜博行環境相兼原発事故担当相と会談した。会談後、井戸川町長は現在の方法で除染を進めた場合、「汚染土壌は双葉郡全体で受け入れなければならない量に上ると想像される」と述べ、効果的な除染や放射性廃棄物の減容化など新たな手法の検討が急務との認識を示した。
 さらに「(放射性廃棄物の減容化などが進まなければ)除染や中間貯蔵施設の計画を見直す必要が出てくる」と指摘した。
 会談は非公開で行われた。長浜氏が双葉郡の首長と会談するのは就任後初めて。井戸川町長は長浜氏に対し11項目について要望した。要望内容は、町民が1カ所で生活するための環境整備、事故の責任者による中間貯蔵施設の設置、原発事故の完全収束、被ばくさせられた肉体の除染、全ての損害の賠償、避難者の高速道路無料化の延長など。
 長浜氏は「被災された皆さんのご期待に添えるようしっかり頑張りたい」とし、井戸川町長から出された要望について「持ち帰って一つ一つ検討したい」と述べた。
 政府は、中間貯蔵施設の候補地として双葉、大熊、楢葉3町を示し、地質調査を打診している。双葉町は、除染の効果に疑問があるなどとして国直轄で進める町内の除染計画策定にも応じていない。

■コメントできない 町議会の中間貯蔵施設対応で双葉町長
 井戸川町長は18日、町議会が条件付きで中間貯蔵施設を受け入れる方針を固めたことについて「議論の流れを承知していないのでコメントできない」と語った。中間貯蔵施設については「多くの町民、将来を担う人の意見を聞かなければ1人の判断では進められない」と強調した。

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