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「町民電話帳」が完成 富岡町、絆の一冊に

発送を開始した富岡町民電話帳を披露する遠藤町長(右)ら

 富岡町が作成を進めていた「町民電話帳」が完成し、23日から県内外に避難する全町民約7200世帯への発送を始めた。東京都三宅島の噴火で全島避難の際に島民の心をつないだ「島民電話帳」がモデルで、初版は全世帯の約25%、1789世帯分の住所や電話番号などを記載した。町の関係者は東京電力福島第一原発事故の影響で、県内外に散り散りになった町民の絆を強めてほしいと願っている。
 A4判サイズで、名前や避難後の住所、電話番号、避難前の町内の行政区を記載した。調べやすいように氏名の50音順と、現在、住んでいる地域順になっている。
 電話帳の趣旨を理解し、情報提供してくれた町民の分だけを載せた。名前と電話番号だけ、名前と住所だけなど、町民の意向にも配慮している。双葉署の協力で、オレオレ詐欺防止の啓発も入れた。
 初日は、郡山市富田町の「おだがいさまセンター」で発行記念式が行われ、町関係者らに電話帳を披露した。
 富岡町民は1日現在、県内と、徳島県を除く45都道府県に約1万5600人が避難している。遠藤勝也町長は今後、掲載に同意する町民は増えるとみており、「時機を見て改定していきたい。リスクを超える意義を持つ、希望の1冊になってほしい」と話した。

カテゴリー:福島第一原発事故

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