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旧西袋村(須賀川)玄米 基準超 24年産米 出荷自粛要請

 県は24日、平成24年産米の全袋検査で、福島県須賀川市旧西袋村の農家が生産したコシヒカリの玄米1袋(30キロ)から、食品衛生法の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える110ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。県は同日、須賀川市や米穀業者らに旧西袋村のコメの出荷自粛を要請した。24年産米で基準値を超えたのは初めて。同村で生産されたコメは国が義務付けるモニタリング検査で全て基準値以下となっており、県の全袋検査が効果を発揮した形だ。
 県によると、基準値を超えたコメは21日の全袋検査で104ベクレルを検出したため、詳細検査を実施。須賀川市が保管しており、流通していない。県は土壌や作付け状況などを調べ、原因を究明する。この農家が生産した他の319袋は全て基準値以下だったため出荷できる。既に出荷された旧西袋村のコメについて、県は「基準値以下であることを1袋ずつ確認しており、安全性は確保されている」として回収はしない。
 政府は25日にも原子力災害対策特別措置法に基づき、旧西袋村のコメの出荷制限を県に指示する見込み。今後、出荷するためには、県と市が旧西袋村全域の作付面積や収穫量、全袋検査の実施計画などを盛り込んだ管理計画を策定することが条件となっており、同地区の出荷が遅れる見通しだ。
 旧西袋村の稲作農家数は310戸。作付け面積は計450ヘクタールで、収穫量は2400トン(8万袋)前後。須賀川市によると、市内全域で全袋検査を終えたのは4割超で、旧西袋村も同程度とみられる。
 今年産米では警戒区域などから持ち出した機具を使って、もみすりしたケースなどで基準値を超えた。そのコメは水洗いなどを行った後、再検査したところ基準値を下回った。

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