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サケを震災後に初めて捕獲

モニタリング調査のため、伝統の合わせ網漁で捕獲されたサケ=26日午前11時15分ごろ、楢葉町・木戸川

 東京電力福島第一原発事故による警戒区域が解除された福島県楢葉町の木戸川で、事故前に放流されたサケの遡上(そじょう)が本格化し、木戸川漁協は26日、同川下流でサケのモニタリング調査を開始した。同漁協によるサケの捕獲は東日本大震災後初めて。
 サケの安全性を確かめるのが目的。サケの遡上数が少なくなる11月末ごろまでに計4回ほど捕獲する予定で、県の許可を得て最大200匹の捕獲が可能になった。サケは流通させずに、町やいわき市のアクアマリンふくしまに検査を依頼する。
 初日は組合員ら約10人が、「合わせ網」と呼ばれる漁でサケ約40匹を引き上げた。初日に行った検査では放射性物質は検出されなかった。同漁協によると、地震と津波でふ化場や加工場が被災した。ふ化事業の再開時期が見通せないため、将来、漁獲減が懸念されるという。松本喜一組合長(64)は「予想を上回る数のサケを捕まえることができて安心したが、将来への不安も残る。1日も早く漁やふ化事業を再開させたい」と話した。

カテゴリー:福島第一原発事故

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