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「安全配慮義務負わない」津波犠牲賠償訴訟 教習所側が準備書面 仙台地裁

 宮城県山元町の常磐山元自動車学校で津波の犠牲となった教習生の遺族が教習所に損害賠償を求めた訴訟の第6回口頭弁論は30日、仙台地裁(斉木教朗裁判長)で開かれた。教習所側は「津波は教習が終了した後に発生したもので、教習生らに損害が及ばないようにする安全配慮義務は負わない」とし、原告の主張に反論する準備書面を提出した。
 原告側は一貫して教習所側の安全配慮義務違反を主張。教習所側は「例えば大地震で店舗が営業を一時中止した場合、経営者が営業再開を目指して活動していたことが理由で、営業再開を待つ顧客に避難するように勧告する注意義務は負わない」と反論した。
 原告側が「教習所がバスでの待機を指示した」と主張していることに関しては、教習所側は「指示した事実はなく、寒冷のためバスの中を開放したにすぎない」と強調した。
 津波で犠牲となった教習生25人の中には新地町や相馬市の15人が含まれている。
 次回は12月17日午前11時50分から。

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