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20日に運営組織発足 福島医大の放射線医療新センター

 福島医大が東京電力福島第一原発事故に伴う放射線医療や県民健康管理調査の拠点とする新センターの名称が「ふくしま国際医療科学センター」に決まり、20日に発足する。センターの一部となる新病棟などの施設は平成25年度着工、27年度中の完成、運用開始を目指しており、施設整備に先行して運営組織を始動させる。
 センター本部は福島医大の管理棟に設置する。センター長は同医大の菊地臣一理事長兼学長が兼務する方向。20日午後2時から行われる発足式では本部前に看板を掲げ、新施設整備の概要など基本構想を正式発表する。内堀雅雄副知事らが出席する。同医大は当初、9月中旬にセンターを発足させる予定だったが、整備をめぐる国、県との調整などでずれ込んでいた。
 センターは「県民健康管理センター」「先端医療臨床研究支援センター」「先端診療部門」「医療産業リエゾン支援センター」「教育人材育成部門」の5つの機能を設ける。各機能が入る施設については今年度中に基本設計を行う。基本設計費用は県の12月補正予算案に計上する。
 5つの機能のうち、先端診療部門の新病棟は同医大付属病院の現病棟の二分の一に相当する約2万平方メートル、6~7階建てとする予定。最先端の早期診断、早期治療を実現し、子どもと周産期の医療、災害医療や救命救急、がん診療の態勢を整える。
 費用は約140億円。その他の機能が入る施設については約350億円以上の事業規模で調整している。

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