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新地で営業再開 英会話教室も開設へ「住民集う場に」

新店舗で再スタートを切った青田さん母子

■「軽食・喫茶アジュール」
 店主 青田みね子さん(63)
 長男 義仁さん(39)
 東日本大震災の影響で営業を休止していた新地町の「軽食・喫茶アジュール」が同町谷地小屋地区の町役場付近に移転し、15日、約1年8カ月ぶりに営業を再開した。
 同店は相馬市石上の青田みね子さん(63)が平成16年にオープンさせた。内陸側の小川地区の6号国道沿いにあったテナントで営業していたが、震災の揺れで建物が損壊し、使用できなくなった。みね子さんが地震の際、店内で転倒し右腕を骨折したことなども重なって休業していた。
 「震災で被災した地域のため、住民の団らん、癒やしの場を提供したい」。再開を待ち望む地域の声にも後押しされ、再建を決意した。移転先は津波が押し寄せた場所だが、町役場などの公共施設が並ぶ一角で、周辺の商店や事業所も事業を再開させている。「役場への用事や買い物で訪れた住民が立ち寄りやすい場所を選んだ」と新たな地に進出した。
 南相馬市原町区の学習塾「feel英数館」で講師を務める長男の義仁さん(39)も再出発をサポート。店舗2階に英会話教室を開設することを計画しており、近く体験講座の受け付けを始める。「地域の未来を担う子どもたちのため、少しでも役に立ちたい」と願う。
 オープン初日、大勢の顔なじみ客が顔を出し再開を祝福してくれた。みね子さんは「住民が自然に集い語らいを楽しめる場を目指したい」と誓っている。

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