東日本大震災

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25年度末に除染完了 浪江町の年50ミリシーベルト以下地域

 環境省は21日、東京電力福島第一原発事故による警戒区域などを対象に国が直轄で除染を進める県内地域のうち、浪江町の除染実施計画を公表した。年間積算線量が50ミリシーベルト以下となる三つのエリアが対象で、平成25年度末をめどに完了させる計画。ただ、町の区域再編によっては、対象エリアを変更する可能性がある。
 環境省によると、対象は、沿岸部と南部、葛尾村と川俣町に隣接する西部の計3エリアの住宅地や農地、住宅近隣の森林。対象区域は約1万700ヘクタールで、人口は約1万9千人。福島第一原発の北西部に当たり、年間積算線量が50ミリシーベルト超の町中央部の約1万ヘクタールは、国の除染モデル事業の結果を踏まえて判断するため今回は対象外とした。
 対象地域の除染で環境省は、汚染廃棄物の仮置き場に必要な土地の面積は100ヘクタール超と試算しているが、現時点で確保のめどは立っていない。業者への発注など具体的な手続きにも入っておらず、計画期間内に完了するかは不透明。
 今年2月の航空機モニタリング結果で予測した3月末時点の線量分布図に基づき、年間積算線量50ミリシーベルト以下の地域を今回の除染対象とした。
 国が直轄で除染を進める地域がある県内11市町村のうち、計画策定は今回が8番目。未策定は全域が警戒区域となっている双葉、大熊、富岡の3町。

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