東日本大震災

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歯科所見で身元特定訓練 県歯科医師会、県警

歯科所見から身元を割り出した訓練

 県歯科医師会と県警は25日、福島市の県歯科医師会館で大規模災害を想定した歯科所見による身元特定訓練を行った。
 歯科医と県警の検視担当者や鑑識係ら約100人が参加した。訓練は、大地震で海岸に漂着した遺体は損傷が激しい上、所持品もなく身元確認が困難-との想定で行われた。虫歯の治療痕や義歯の有無など口内の特徴を記録しデンタルチャートを作成し、歯科診療録(カルテ)と照合し身元を割り出した。
 県歯科医師会によると、東日本大震災で昨年6月末までに被災地に派遣された会員らは延べ247人。歯科所見が身元確認の有効な手段になったという。同会は全国に先駆けて平成10年に「大災害・大事故身元確認マニュアル」を作成し研修を重ねている。
 訓練に先立ち、金子振県歯科医師会長と平井興宣県警本部長、中村雅英県警察医会長があいさつした。県警本部捜査一課の樫村公男検視官が「異状死体の取り扱い状況と検視事例」と題して現状報告し、防衛医科大防衛医学講座の染田英利助教は国内外の身元確認の在り方を紹介した。

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