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会長の井戸川双葉町長辞任 後任に山田広野町長 双葉地方町村会

 双葉郡町村長から双葉地方町村会長の辞任要求を受けた会長の井戸川克隆双葉町長(66)は10日、郡山市の県農業総合センターで開かれた双葉地方町村長会議で会長を辞任した。新会長には副会長の山田基星広野町長(64)が就いた。任期は残任期間の来年3月31日まで。辞任理由について井戸川町長は「町村会の円滑な運営のため」と説明したが、東京電力福島第一原発事故に伴う中間貯蔵施設の現地調査をめぐり、他の首長と対立したことが原因とみられる。
 会議は非公開で開かれた。終了後、山田町長は記者団に、井戸川町長が11月28日に福島市で開かれた県と双葉郡町村長との協議会に欠席したことを挙げ、「大切な会議に出席しなかったのは無責任。ペナルティーが必要という(7町村長の)意見だった」と述べた。
 約4カ月間の任期を残して会長を交代させ、新態勢で臨む意義については「今後衆院選が終わり、双葉郡の復興に向けてさまざまな要望を進めなければならない大事な時期になる」と強調した。
 井戸川町長は辞任の理由について「国や県などの中間貯蔵施設建設に向けた進め方に不満がある。郡内の町村長でも中間貯蔵施設に関する考え方が異なる」と指摘した上で「町村会の運営を円滑に進めるためにも自分から辞任した」と語った。
 井戸川町長は、佐藤雄平知事が現地調査受け入れを表明した11月28日の県と双葉郡町村長との協議会を欠席。中間貯蔵施設を町に受け入れる理由、原発事故の責任の所在など8項目を環境省に求めているが、「質問に対する説明が十分ではない」ことなどを欠席した理由に挙げている。しかし他の7町村長は「国や県を交えた会合には重みがあり、会長として出席すべきだった」として辞任を求めていた。今後、8町村が一体となって取り組めるかはまだ不透明だ。
 副会長には渡辺利綱大熊町長(65)が就いた。

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