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「課題非常に多い」 第一原発視察のIAEA事務局長

第一原発内の免震重要棟を視察する天野事務局長(右から2人目)ら=東京電力提供

 原子力安全に関する福島閣僚会議に先立ち、14日に東京電力福島第一原子力発電所を視察した国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は、「(作業状況は)ずいぶん改善したが、課題は非常に多い」と見解を示した。天野氏の視察は昨年7月に続き二度目。
 天野氏は福島閣僚会議に参加する各国代表27人と共に、免震重要棟で高橋毅福島第一原発所長から作業状況の説明を受け、バスで敷地内を回った。終了後にJヴィレッジで記者団の取材に応じ、「防護服は着ず、マスクと手袋だけで回れるようになった」と変化を口にした。一方、「汚染水のタンクの数が増え、一部では放射線量が非常に高い所もあった」とも述べた。
 福島閣僚会議について「原発推進のためではなく、安全を高めるための会議。いかに福島の役に立てるかが最大の目的だ」と強調した。
 福島市の除染現場の視察には、22の国や機関から35人が参加した。市内の住宅除染の作業状況をバスで見学し、大波地区の仮置き場を訪れた。福島市の担当者から、同地区から仮置き場に搬入した汚染廃棄物が現時点で約9千トンに上っていることや、保管方法などの説明を受けた。終了後、参加者の一人は「住民らの地道な努力に感銘を受けた」と語った。

カテゴリー:福島第一原発事故

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