東日本大震災

「福島第一原発事故」アーカイブ

  • Check

IAEA福島にセンター開設 原発緊急時対応の専門家育成へ

本県とIAEAの協力に関する覚書に署名し、握手を交わす佐藤知事(右)と天野事務局長

 国際原子力機関(IAEA)は福島市に平成25年度、放射性物質の分析・測定に関する世界初の訓練拠点「IAEA緊急時対応能力研修センター」を開設する。原発事故など緊急事態に対応できる高度な技術を持つ国内外の専門家を育成する。15日に郡山市で開幕した原子力安全に関する福島閣僚会議で、県とIAEAがセンター設置などを盛り込んだ覚書を締結した。
 センターは、IAEAが東京電力福島第一原発事故への対応で本県に置く拠点施設と位置づけ、外務省と県が協力する。福島市の県自治会館内に設け、IAEAの職員1人が常駐する。環境放射線量の測定装置、スクリーニング機材、空気中の粉じんを測る機器、可搬型の放射性核種分析装置などを配備する。
 国内外の自治体や研究機関から研修生を受け入れ、放射性物質の核種分析、試料採取、環境放射線量測定、除染などの高度な手法を指導する。県は県内市町村に職員の受講を促し、住民の安全確保につなげる方針。県は「市町村職員の専門性が高まる。国内外の研修生が入り、原発事故で被災した本県への理解も広がる」としている。
 センターの設備は、国内やアジア太平洋地域で原発から放射性物質が拡散するなど緊急事態が発生した場合、国際的な相互支援のネットワーク「RANET」で使用する。センターは、三春町に27年度に設置予定の県環境創造センター(仮称)の運用開始に併せ、同施設に移転する。
 佐藤雄平知事とIAEAの天野之弥事務局長が覚書に署名し握手を交わした。

カテゴリー:福島第一原発事故

「福島第一原発事故」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧