東日本大震災

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避難自治体他市町村に投票箱 仮設住宅にも設置

記載台と投票箱を設置する飯舘村職員=15日、福島市

 16日投開票の衆院選で、福島県双葉郡8町村と飯舘村は東京電力福島第一原発事故に伴い町村外への避難者が多いことを受け、避難先など他の市町村に投票所を設置する。このうち、広野、楢葉、富岡、川内、浪江の5町村は仮設住宅に投票箱を置く。15日までに各地で設置作業が進んだ。
 9町村は葛尾村を除き、それぞれ2~4カ所に投票所を設ける。全体では前回より48カ所少ない20カ所となる。今回最多の4カ所に投票箱を置く浪江町は前回より13カ所少ない。
 仮設住宅の投票所は5町村で計7カ所。富岡町は15日夜、いわき市泉の仮設住宅1カ所を期日前投票所から当日投票所に切り替えた。午後6時で期日前投票が終了すると、町職員が当日用の投票箱を設置した。その他の町村でも順調に設置作業を進めている。
 仮設住宅以外では、公共施設や役場支所が投票所となる。飯舘村は福島市の県青少年会館など2カ所に設置。双葉町は役場機能がある埼玉県加須市の旧騎西高と郡山市の町支所に設ける。富岡、浪江、葛尾の3町村は16日、仮設住宅の有権者を投票所まで送迎するバスを運行する。
   ◇  ◇
 葛尾、飯舘両村を除く7町村は自治体をまたいで投票箱を開票所に運ぶ。会津若松市に役場機能を置く大熊町は、いわき市のいわき連絡事務所の投票を午後6時で終了し、投票箱を会津若松出張所に運んで午後9時に開票する。町選管委の担当者は「雪や街中での渋滞が心配だが、移動時間は十分確保している」と話す。
 唯一、県外で開票する双葉町は午後5時に投票を終え、郡山市から開票所となる加須市の旧騎西高に投票箱を運ぶ。町選管委は「警察の先導など搬送の態勢は万全」としている。
 県内の投票所は全1312カ所で、前回より97カ所少ない。

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